月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

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零式艦上戦闘機(26) 空戦コンテスト

2014-02-01 12:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
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零式艦上戦闘機(26) 空戦コンテスト

昭和16年1月 横須賀航空隊で、陸海軍の戦闘機による性能研究研究のための模擬空戦コンテストが開催された。

海軍から参加したのは零戦 1種類。
陸軍からは、零戦と同じエンジン「栄」を搭載した中島製の新鋭機キ43(一式戦闘機「隼」)、キ44(二式戦闘機「鍾馗」)。

 零 戦    公称馬力 950HP、最高速度530km、重量2400kg
キ43(隼)  公称馬力1000HP、最高速度495km、重量1950kg
キ44(鍾馗) 公称馬力1200HP、最高速度550km、重量2550kg

キ43(隼)は、空戦性能を重視したため、搭載燃料を少なくして航続力を犠牲にしたが、全体的に重量を軽減した戦闘機だ。
キ44は、局地戦闘機として上昇力、高速性能の向上を図った戦闘機で、公称性能は零戦を上回る。

海軍は、零戦の試験飛行や制式化に熱心に取り組んできた、下川大尉配下の俊鋭を揃え、陸軍も戦闘機隊の総本山 明野飛行学校から精鋭を揃えた。

模擬空戦が始まると、意外にもキ43(隼)は、すべてにおいて零戦に劣り、格闘戦では零戦の敵ではなかった。
キ44(鍾馗)との対戦では、連続上昇力こそはキ44(鍾馗)が勝ったが、速力ではほぼ互角、格闘戦では零戦に軍配があがった。

数字では、キ43(隼)やキ44(鍾馗)の性能のほうがはるかに高いはずなのに、まさに機体の緻密な設計がもたらした結果だったのであります。

零式艦上戦闘機(27) 2度目の死亡事故 2014-02-08  につづく~
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