「神仕組」を感じる出来事 | The GODチャンネル (the-god.jp)
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「神仕組」を感じる出来事
水原弘様からのお言葉
恐らく私がこの霊言などというところに現れるとは、思っていなかったでしょう。
私自身もそうです。
しかし、今チャンネルが合ったのであります。
あなたは私のことをあまりご存知ないかもしれないが、私はかつて歌手をしていました。
病気で亡くなりましたが、私には心の中に黒い影が常にあることを、自分でわかっていました。
ただ、その黒い影の正体が何であるか、そこまで知ることはなかったのです。
とにかくいつも私の背後には黒い影がつきまとい、なぜだかいつも暗く、重たい思いに取りつかれていたように思います。
その黒い影は私の体を蝕み、病となってしまいました。
それから私は生命を閉じることとなり、こちらに還ってきたわけでありますが、当初、しばらくの間、暗く冷たいところに長くおりました。
私が歌っていた歌をご存知でしょうか?
あの歌ですよ。「♪黒い~花びら~、静かに~散った~♪」ご存知だと思います。
あの歌は、私の心をそのまま映したような歌でした。
暗く悲しい歌でした。
その旋律は、いつも私の心の中にあったのです。
男は口数少なく寡黙でいいと、あまりあれこれ語ることはしませんでした。
だが、心の内にはたくさんの思いがあったということに、その時にはあまり思っていなかったが、死んでみて初めてそのことがわかったのであります。
そして、自分などもうどうなってもいいと思っていたにもかかわらず、やはり、自分は救われたいという気持ちが、最後の最後になってはっきりと現れてきたのでした。
それからというもの、私の中で少しずつその思いに変化が起きたのであります。
つまり、やはり私は明るく楽しく、幸せな人生を望んでいたのだと、もっと素直に正直に生きるべきだったと。
暗く重く、冷たいことをいつも考え、どうせ自分なんてと思っていたことは、はっきりと間違いであったと気づいたのです。
それは、おごりや高ぶりが、そのように自分の思うようにならぬ人生を斜に構えたような生き方に変えてしまったのだと思いました。
そうではない、やはり求めるものは求め、やりたいことはやり、言いたいことも言い、行きたいところへ行く、この素直さが自分には足りなかったのだと思ったのです。
何かをやって仮に、無様に失敗をしたとしても、そのことによってする後悔よりも、やらなかったことによってする後悔の方がはるかに大きい。
そのことを私は、切実に感じたのでありました。
生きている時に、もっとやりたいことをやるべきだった。
もっと愛したい人を愛するべきだった。
私はつまらぬ意地で自分の人生を狭く、小さくしてしまい、その不幸な自分をあざ笑うかのように、あのような暗く、冷たく、寂しい人生を生きて、まるでそれが、格好いい男であるかのように錯覚をしていたのでありました。
やはり、人は素直に生きるべきだ。
無様でもいい。
失敗の連続でもいい。
やりたいと思ったことをやるべきだ。
泥をかぶってもいい。
転んでも、擦りむいても、痛い思いをしても、構わないからやりたいことをやって、明るく、楽しく幸せな方向に伸びていくべきなんです。
今日はそんなことを誰かに語りたいと思いました。
今はさほど高いところではありませんが、もう天上界に帰っております。
ありがとうございます。
(初出:2013年12月27日)