アメリカでは、キリスト教を支持基盤とする保守派が中絶反対、リベラル派が中絶は女性の権利として決めるべき、と世論を二分する大きな議論の的となっています。
トランプ氏は1月、中絶反対集会で現職の大統領として初めて演説し、「赤ん坊は神から与えられた、貴重で神聖な贈り物だ」と述べています。こうした宗教的な信念が、保守派が人工中絶を反対する何よりも強い根拠になっています。
人間の本質は魂であり、使命を果たすため肉体に宿ります。その際、厳しい家庭環境や、肉体的な障害を選ぶ場合もあります。その観点からいえば、中絶の是非を「女性の権利」というだけでは片付けられません。生まれてくる子供の魂修行という観点でみれば、中絶の増加には歯止めが必要でしょう。
日本では、コロナ自粛の中、相談窓口などに、中高生からの妊娠相談が増加しており、中絶の増加が懸念されています。また、新型出生前診断により、障害のある可能性があると分かった胎児を中絶するケースも増加中で、実施施設も増えています。
日本でも人工中絶の是非について、宗教を土台とした議論が必要でしょう。(片岡眞有子)
ザ・リバティ・ウェブより引用・編集
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2020.07.03
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