昭和40年代半ば、私が子どもの頃の話です。
一時期祖父の家に住んでいたのですが、お風呂がなく、銭湯に通っていました(当時はそういう家も多かった)。そこは下町っぽい地区なので、銭湯に行くと、よく背中に竜や菩薩様などの入れ墨をしたおじさんたちと一緒になりました。
私は子どもだったので、背中一面の入れ墨が珍しく、時々じっと見てました。するとある時一人のおじさんが、「ぼうず、入れ墨珍しいだろ?」と声をかけてきたので「うん」と答えました。
おじさんは、「ぼうずは入れ墨入れない方がいいぞ。すっごく痛いんだぞ、これ」と言い、「それからな、カンゾーがやられるんだ。だんだんこれのせいでカンゾーが悪くなるんだ。」と教えてくれました。
その後何を話したかは忘れましたが、「カンゾー」という内臓の名前を覚えたのはこの時が初めてと思います。祖父の名が「○蔵」だったので、音が似ていて印象に残ったんですね。
今日の夕刊で「EU、タトゥー原料規制 健康被害防止で使用禁止」という見出しを見て、50年以上前の記憶がよみがえりました。
うちも、幼少期はアパートにお風呂がなく、歩いて3分のところにある銭湯に行ってました。
刺青入れてるお方は、意外と気さくな方が多く、私もお話したりしておりました。
その横で、父がビクビクしておりましたが・・。
おおらかな時代だったなあ~、と思いますよね!
(。・_・。)ノ
私の刺青おっちゃんの思い出は
昔、がんセンターに勤めていた時
腕にすごい上り龍🐉の刺青入れた方が
いたのですが、
痛み止めの注射をする時
なぜか、龍のお目目を目指して針を
刺してました。
怖いおっちゃんも、
末期の痛みに耐えるのは
キツかったようです。
最近刺青入れた方見ませんねぇ〜
なるほど、注射を打つ時にはよいポイントになったりするんですね。
私は人一倍痛いのが苦手で、膝とアキレス腱の術後、すぐに痛がって痛み止めを打ってくれと看護師さんたちに泣きつき、「歴代の患者の中でも一・二位を争う痛みに弱い男」と言われました(^_^;)