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小道具係への転身を考える

2019-08-17 14:13:06 | ジェネリックていねい
実家に行くときの心のオアシスは甥っ子たちだ。

このお盆も子供たちだけで泊まりに来ていたので、「どれどれ」と成長した顔を見に行く。

一昨年私に子供将棋を教えてくれた聡明な長男boy(小2)に、今年はオセロの勝負を挑まれました。

本気でやって負けました。。

「次の次くらいまで考えて、どこに置くか決めないとダメだよ?」

はい……。

「おばちゃんから教えることは、もう何もない…。」

大人しく家から持参した新聞紙を広げ、ゴミ入れを作ろうと折り折りしていたら、好奇心旺盛な次男boy(5歳)(と認知症のおばあちゃん)が目をキラキラさせて近づいてきて、私の真似をして新聞紙を折って遊び始めました。

ここは、大人の力を誇示するチャンス…!!

「ちょっと待っとれ兜折ったるわ!」

最先端の電子機器(スマホ)で折り方を調べ、甥っ子たちの頭に被せてやる。

そっからは新聞紙でゴミ入れどころじゃありません。

「剣作る!」
「盾作る!」

新聞紙の奪い合いからのバサバサタイム。

「はいはいはいはいこれはあんたの分、これはあんたの分、あ〜〜〜それは分厚すぎる、剣はこうやってクルクルやって、ちょっとガムテープ持って来るから…盾!?盾は中に堅いもの入れなあかんで、さっきの寿司の蓋がこっちに…」

そこからは私、完全に舞台の小道具係さん。

「この盾に持ち手をつけてくださーい」
「この剣とこの剣を繋げてくださーい」
「この兜に〇〇(次男)ちゃんマークをつけてくださーい」

はいはいはいはい言いながら、手を真っ黒にし、新聞紙とガムテープとチラシの裏紙とアルミホイルと戯れる私…


超〜〜楽しい♡笑


新聞紙の装備で身を固めた甥っ子は、ポーズをキメて必殺技(「パワー石!パワー石!」←??)を繰り広げ御満悦でした。

それ以上におばさんが御満悦でした。

「思い出したよ…。そういえば、子供の遊びにお金なんて必要なかった。子供には、そこらへんの物で遊びを創作する才能があるんやった。」

これからはお土産のおもちゃにはお金をかけるまいと誓ったおばさんなのでした。


新聞紙のちゃんばらで火照った体をアイスで冷ましている時に、

「前お父さんにすごい怒られた!」
「鬼みたいで、鬼みたいだった〜!」

という話になったので、

「そうか!お父さん(私の兄)鬼みたいやったか!じゃあ鬼のキーホルダーでも作るか!」

ここでまたおばさんの真剣な悪ふざけタイムです。

「そうかそうか〜、お父ちゃん鬼か〜。」

一緒に遊ぼうと思って持参したプラ板の登場です

2人兄弟なので、赤鬼と青鬼を作ります。

プラ板買う時は「電車とかアンパンマンかな」って予想してたけど、まさか鬼モチーフになるとは。笑

去年、鬼の絵を練習する機会(どんな機会やねん)があったから、マッハスピードでどんどん描けて良かったわ。
どんな経験も無駄にならんてことね。

でも急ぎすぎて紫鬼のツノを描き忘れた…。
紫色の髪をして半裸で鬼のパンツを履いてるただの変態さんやん…。

そう凹んでいたら、長男boyが

「んーと、これは髪の毛が多すぎて、中にあるツノが隠れちゃってるんだよ!だから髪の毛の下にちゃんとツノはあるよ、大丈夫!」

と慰めてくれました。イケメンやわ…。


2人の甥っ子たちに急かされながら小道具を作りプラ板を作りつつ、トースターとコンセントとニッパーに気をつけつつ、トンチンカンなおばあちゃんの質問に誠実に答えつつ、甥っ子それぞれが今頑張った、気を回したことを逐一拾って褒めつつ、母親からの「こうしていれば〇〇(私)も子育ての予行演習になっていいね」というジャブをかわしつつ、私の短い帰省(?)は過ぎていきました。。(ぐったり)

(ちなみに母親が私に再婚・出産ジャブを入れるのを黙って見ていた父は、最後に「これ系の話題は全部スルー!はははは。^^」とまとめてくれました。救われる…。)