たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★keep clean,keep distance.【清掃奉仕会開催しました】

2021年04月26日 | 行事報告
山門大施食会を控えた4月24日(土曜日)に、
檀信徒・有志による清掃奉仕会を開催していただきました。
今回も感染症蔓延下(緊急事態宣言の適用前日)の開催であるため
3月に発行した寺報とネットでのお知らせにとどめ少人数での開催。
当日は11名がご奉仕をして下さいました。





例年、午前の奉仕・中食・午後の奉仕という時間を取っていますが、今回は
・午前1時から2時までに到着
・開始時の全体集合はしない
 (ホワイトボードで最初の奉仕内容を確認する)
・片付けも含めて午後5時には終了
 (各寺の都合に合わせて早退もOK) 
と、大勢が1カ所に集まらない形式を考えました。

以下、ご奉仕内容を記します。




お墓掃除1


お墓掃除2


お経本の補修


返却された古いお札の確認


柱巻などを冬物から夏物へ換装


五如来幡等の掲示


五色幡(二十五流)の掲示


灰ならし


夏みかんの収穫



最終的には午後4時頃には、みなさまお帰りになりました。
これまでに比べて短時間、少人数であるためご奉仕内容も見直しましたが、
制限がある中で励んで下さり、すっかりきれいに、施食会の準備も進みました。
みなさまありがとうございます!



次回はの奉仕会は12月4日(土)を予定しています。
感染症の状況次第で開催の可否・ご奉仕内容の検討はありますが、
とりあえずご予定いただければ幸いです。
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★令和3年 春季彼岸法会(春のおひがん)あけました

2021年03月24日 | 行事報告
3月23日で、1週間の「春のお彼岸」が明けました。
春分の日にお勤めしたお彼岸中日法要は、内献(参列を募らない法要)とし、
檀信徒皆さまの先祖代々供養と、特にお申し込みいただいた内容に沿って回向させていただきました。



法要前のお話


当山の法要行持で感染症への対応が始まったのは、ちょうど昨年の「春のお彼岸」でした。
以来、一年にわたって多くの方に参列を募る法要は全て内献となりましたが、
檀信徒各位にはそれぞれの日時で参拝・墓参をしていただき、この春も、お参りは絶えませんでした。





ご本尊さまへの礼拝(三拝;さんぱい)


行政がどんなに素晴らしい感染症対策を打ち出しても、それ自身が持つ効果は「ゼロ」です。
私たち市民一人一人が、日々の生活の中で新たな感染を起こさないよう心掛け、
対策をきちんと実践することによって初めて、感染症は収束に向かいます。





ご参列の方々お焼香


「日々の生活をキチンとすること」は、
仏教、特に禅が繰り返し説いてきたことと重なります。
こういう時こそ、当たり前のことを大切にしましょう。
勝手気ままに振る舞うのではなく、ご先祖さまへの思いを巡らし、
心静かに自分を見つめ、日々の生活を丁寧に過ごしてまいりましょう。



お塔婆のご回向


心から、皆さまのご健康をお祈り致します。
お元気にお会いできることを楽しみにしています。





※ライブ中継した法要については、録画を視聴することができます。
 スタート後、32分前後からお話・法要が始まります。


YouTubeサイト内で「チャンネル登録」をお願い致します。
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★正月三が日の坐禅会

2021年01月12日 | 行事報告
かつて坐禅会が毎月1回だった頃、
“毎月”と謳っているのに休会の月がありました。
お正月も坐禅会をしない休会の月でした。



何年前だかハッキリはしませんし気まぐれだったのか、
お正月も坐禅会を開催したことがありましたが、
いつも以上に参加者が多く、驚いたことがありました。

何人かにお話をお聞きすると、
・毎月参加している坐禅会があるけれどお正月は休会で、
 ここはお正月にも開催しているので坐りたいと思った。
・せっかく新年を迎えたので坐ってみたかった。
などという声が何人かから聞かれました。
お正月の新鮮な心境で坐禅を組みたいという気持ちはよくわかります。



それ以来、お正月も坐禅会を開催することにしました。
2018年からは土曜晩と翌日朝に坐禅会を開いていますので、
1日でも開催日となりうるのは、元日晩から8日朝まで。
今年は2日晩・3日朝の開催という巡り合わせで、
これまでで最も早いタイミングとなりました。



加えて今回は“新型コロナウイルス”への対応を考えなくてはならず、
1回の定員は4名に抑えて、90分枠で2回開催するという方法を取りました。
定例坐禅会にも、初心坐禅会にも、早い時間を追加して、早番と遅番(通常通り)を設けました。

1週間前にネット上での申し込みを開始するとどちらも「早番」への人気が強く、
あっという間に設定した4人の定員が埋まってしまいました。

定例坐禅会の早番を支持する理由
 →午後6時には終了するので、晩ご飯時にかからない。

初心坐禅会の早番を支持する理由
 →午前8時には終了するので、午前中を有意義に使える。


というメリットがあるとの声を聞くことができました。
今までの時間設定でも来てくれる方は多くいましたが、
今回の初めての試行錯誤によって初めて認識できた大きな収穫でした。



当日は、定例坐禅では、坐禅2炷と2炷目には『普勧坐禅儀』を読誦し、
初心坐禅では、坐り方の案内と坐禅1炷を行じました。
そして、いずれの回も丑年にちなみ潙山水牯牛のお話を紹介しました。



さて、気が早すぎますが、来年令和4年1月の日程です。
通常通りの開催とするならば、
 定例坐禅会 1月1日(土曜日)
 初心坐禅会 1月2日(日曜日)
という初めての巡り合わせ。どうしましょう。

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★師走を迎える奉仕会

2020年12月10日 | 行事報告
11月28日土曜日、33回目の檀信徒・有志清掃奉仕会を開催しました。
予定では、成道会(いす坐禅会)と忘年望年会も開催するはずですが、
感染症への対応のため「外掃除のみ・午前中のみ・お昼ご飯なし」で開催しました。





当日は14名の有志が集まって下さいました。
欅の落ち葉が絶え間ない季節であることから、
落ち葉掃き、側溝さらいを中心に行ないました。



本堂下や、永代供養塔前の側溝などにも落ち葉は貯まります。
本堂下は車が通る場所なので、ボルト止めの堅牢なグレーチングです。







掃けば吹く、吹けば掃く…の無限ループ。
輪廻からの解脱は、風が止むか、全ての葉が落ちるか。
でもそれも、大きな輪廻の真っ只中。



墓地は、強風が吹くたびにゲンナリもしますが、
お墓の裏側に積もり積もった落ち葉を総ざらいしました。
これはまさに大衆の威神力!







原町3丁目の飛び地(有縁無縁三界萬霊供養塔・豊川稲荷分霊社)も、
落ち葉掃き、雑草むしり等をしてきれいに。





正午までの予定が11時過ぎにはうまくまとまって本堂で一息。
いただき物のお菓子とお茶を差し上げて解散となりました。



お茶でひと息ついて、最後に分散写真で解散しました。
ありがとうございます。ありがとうございます。
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★令和2年秋のお彼岸報告

2020年10月02日 | 行事報告

まさか半年以上、新型コロナウイルスの影響を受けるとは…
春に続いて秋のお彼岸も、多くの方の参列を募らない
「内献形式」で、中日法要をお勤めさせていただきました。





今秋のお彼岸一週間を通して、
ご本尊さま参拝や、各家のお墓参りなどは、
人出が戻ってきたように感じつつあります。

修行日時
 令和2年9月22日(火)
 午前11時より正午12時頃まで

式次第(差定)
 殿鐘三会
 七下鐘導師上殿
 上香普同三拝
 読経『般若心経』
 本尊上供回向・略三宝
 普同三拝
 読経『妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈』
   『修証義』
 お彼岸回向・略三宝
 導師退堂
 おはなし
 散堂

それぞれのお申し込みに応じたご供養と共に
檀信徒各家の先祖代々供養、新型コロナウイルス疫病退散、
多くの方々の身心堅固、世界平和等をお祈り致しました。

新型コロナのワクチンが普及するのは来春以降とも言われており、
感染症が完全終息するのをただただ待つのは現実的ではないようです。
少なくとも私たち一人一人が日々の生活を
感染リスクを抑える生活習慣で過ごして参りましょう。

 

中継は、ホームビデオ+外部マイク、配信ソフトでYouTubeに流しています。

 

法要は、これまでと変わらない式次第で勤めています。

 

当日法要に合わせて来られた檀信徒6名と山内の子供たちが参列しました。

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★令和2年7月のお盆法要を勤めました。【視聴リンクあり】

2020年07月23日 | 行事報告
今年の大龍寺のお盆は、新型コロナウイルス感染症が終息に到らないまま、
7月12日にはこの1年間に亡くなられた新亡霊位の初盆供養会を、
翌13日には檀信徒皆さまのご先祖さまの盂蘭盆供養会を勤めました。

第2派の疑いすら感じる中でもあったことから、5月の施食会と同じように
檀信徒の参列を広くは募らない代わりに法要をインターネットで中継し、
檀信徒の一部の方に視聴参拝の形で参加していただきました。

また、施食会が多くの檀信徒やご縁の方々がご供養に参加されるのに対して、
お盆の法要は各ご家庭のプライベート感が比較的濃く、法要へご参列いただいた方もいたため、
視聴される方の名前などを記入していただかないと見られない形式での配信としました。

感染症が終息した際には、以前のように皆さまをご本堂にお招きし、
ご参拝ご参列をいただき共に礼拝の時を過ごしたいと念じております。
皆さまの日々の健康と安寧をお祈り致します。





13日に勤めたお盆法要は、当山檀信徒や何らかのご縁がある方に限って、
以下のサイトにて「名前」と「メールアドレス」を記入することで視聴へと進むことができます。
非常にご面倒とは思いますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。


https://forms.gle/jREuwxFwdBBDDmmV8
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★春のお彼岸法要と新型コロナ疫病退散祈願

2020年03月25日 | 行事報告
春のお彼岸「中日法要」を3月20日に修行しました。
事前に内献(参列を募らない法要)というご案内をしたので、
ほとんどの方が本堂での法要には来られず、
その場にいた8名での読経となりました。

お陰さまで、お寄せいただいたお塔婆供養をはじめ、
各家先祖代々供養、永遠の光平和祈願・永代供養を勤め、
このたびの新型コロナウイルス肺炎の疫病退散の祈願をしました。







お彼岸の1週間。
新型コロナのため出足が落ちることも考えられましたが、
それは杞憂、お墓参りはいつも通り多くの方が来られました。

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★携えて生きて欲しい。戒法を、戒名を。

2020年02月14日 | 行事報告
2月15日のお釈迦さまご命日にちなみ、
檀信徒の一日授戒会・お釈迦さまの涅槃会を2月1日に修行しました。
 
当山では永平寺東京別院のお授戒(法脈会)への参加によって
生前のお戒名をうけていただいていますが、体力的にそれができない方を対象に
不定期的に設けている修行の機会が一日授戒会で、今回で2回目の開催です。




朝9時半に集合。今回は3名が参加されることになりました。
私も含めて4人で挨拶、一日のオリエンテーション。

1つ目のコマは「般若心経」のお写経。
昨年の得度式では参加者の様子を見て「延命十句観音経」でしたが、
今回は墨は擦らず墨汁を使うことで時短をし般若心経にチャレンジ。





オリエンを短めにして早めに写経を始めていただきましたが、
丁寧に書くよう案内をして1時間で書き終えるのは難しかったです。





特に、初めて写経をされる方にとってはなおさら。
写経後の「戒についてのお話」の時間も削ってやっと書き終えました。
この時間設定は再考の余地ありです…。


戒についてのお話は短くまとめざるをえず、
続いて本堂にて写経奉納と『日中諷経』を勤めました。





そして、お昼ご飯の時間です。
修行道場の食事作法を少しでも体験していただくため、
永平寺別院でいただいた略応量器を使ってお食事をしました。





今回の献立は、
 ごはん
 ナメコと豆腐のお味噌汁
 煮もの
 和え物
 お漬け物
皆でよそりあい、お唱えごとをして、丁寧にいただきます。





食事の後は少しのお昼休憩をはさんで、2回目のお話の時間と、得度式の予行演習。
今回の得度式で後見役を務めていただく5名も三々五々到着してきました。



そして総決算ともなる得度式。
今回の3名と後見の5名と、それぞれに儀式作法を勤めていただき、
戒法、戒名、お戒名を書きしるした絡子を差し上げました。





手間をかけてしまいますが、自身の戒名と共に生きて欲しいという思いから、
年に1回、お戒名を受けていただいた方には、自分のお戒名の浄書をお願いし、
この得度式・涅槃会にて提出・奉納をしてもらっています。






無事、お戒名を差し上げる儀式を勤めることができて一安心。
そしてお釈迦さま入滅の様子を描いている涅槃図の前に移り、
ちょっと長い『仏遺教経(八大人覚)』をお唱えし、涅槃会を勤めました。





涅槃会も含め、これにて一日授戒会の修行は修了。
あらたな仏弟子の誕生を祝してお祝いのお食事をして、
ほとんどの方はお帰りになりました。
 


 
そしてその日の夜は定例坐禅会。
坐禅会でもお釈迦さまお参りの時間を設けました。
2炷目には普段の普勧坐禅儀・坐禅用心記に換えて『仏遺教経(前半)』を唱えました。
朝からずっと動きっぱなし。長かった報恩の一日は終わりました。



《当日の進行メモ》

令和2年2月1日(土曜日)
 9:30  新戒集合・一日修行
 9:50  写経「般若心経」
11:20  おはなし①「仏教・戒の大きな流れ」
11:30  日中諷経(お昼の読経)
12:00  精進料理の昼食・休憩
13:00  おはなし②「仏弟子として生きること」
13:30  得度式の予行演習


13:30  参列者の受付開始
14:15  檀信徒得度式(50分程度)
15:20  お釈迦さま命日法要(30分程度)
引きつづき  得度式祝賀懇親会・得度者のつどい
17:00  満散(おひらき)


17:30  定例坐禅会受付
18:00  挨拶・おはなし
18:15  止静
18:50  経行(歩く坐禅)
19:05  止静・『仏遺教経』坐誦
19:40  おはなし
20:00  終了
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★この1年間、誰もが心安らかに過ごすことができますように。

2020年01月22日 | 行事報告
令和の新春を迎えて、恒例の「大般若修正会」を1月19日に開催し、
本年を誰もが家内安全・無病息災・開運満足で過ごせるようお祈りをしました。





法要には東堂(前住職)と住職を含めて5名が勤め、
28名の檀信徒に参列していただきました。











法要後は、懇親のひとときとなりました。
年末年始でご奉納いただいたお酒などをお供えからおろし、
当日の席にて皆さまにお裾分けをさせていただきました。

懇親は午後4時半で中締め。
冬至を過ぎて少しずつ昼間が長くなってきていますが、
まだ夜は長くて寒く、温かい時間はごく僅かです。




なお、曹洞宗寺院では、住職が全ての檀信徒の自宅に赴き、
おふだを手渡ししているという風習があるとも聞きます。
近隣の檀信徒が限られている大龍寺では同様にはできませんので、
翌20日に、修正会欠席の方に向けて、おふだを発送しました。

 ①「大般若寶讀符」
   旧年のおふだと差し替えて下さい。
   お祀りは、お仏壇の中など大切にお参りできる場所へ。  
 ②「火盗除け符」
   旧年のおふだと差し替えて下さい。
   お祀りは、火にかかわる場所へ。
 ③ 「立春大吉」「鎮防火燭」
   立春の日(2月4日)に旧年のおふだと差し替えて下さい。
   建物の入口で、向かって右に「立春」、向かって左に「鎮防」。
 ※ 旧年のおふだは、大龍寺へお戻し下さい。郵送でも可です。

この1年間、誰もが心安らかに過ごすことができますように。



《差定メモ》
殿 鐘 三 会
導 師 上 殿
拈 香 法 語
上香普同三拝
浄 道 場 『散華の偈』
読   経 『摩訶般若波羅蜜多心経』(三遍)
転読十五巻
諸 真 言
読   経 『妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈』
      『消災妙吉祥陀羅尼』
回   向
略 三 宝
普 同 三 拝
導 師 退 堂
散   堂


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★平成31・令和元年の坐禅会終わりました

2019年12月10日 | 行事報告
12月7日(土)で、今年の定例坐禅会・初心坐禅会を終えました。

(1)初心坐禅会
毎月第1日曜朝に行っている初心坐禅会は、12月は変則的に7日8時から開催しました。
連日更新される「今年一番の寒さ」に雨空の下、これまでで最少の4名が来られました。
坐り方の説明では、少人数だからこそできることを取り入れました。
全員で畳に寝そべって柔軟体操・深呼吸・全身脱力の練習をして1炷20分坐りました。
坐禅後のおはなし、皆さんからの感想や疑問点などお聞きする時間が十分に取れました。
 
 
 
(2)定例坐禅会
毎月第1土曜日晩に行っている定例坐禅会は、いつも通り7日18時に開催しました。
年の瀬の多忙・忘年会シーズンということもありながら、16名が参加されました。
初心の方4名も来られていたため大急ぎで坐り方案内をしつつ、
1炷目30分・2炷目は「普勧坐禅儀」を唱えながら25分。
坐禅後は、『正法眼蔵随聞記』巻1-6(前半部分)の拝読をし、
最後には初参加の方4名から一言ずつコメントをいただきました。
 
 
 
昨今の坐禅ブームや、ホトカミさんなどウェブ媒体に掲載していただいたこともあって、
平成29年初夏から坐禅会参加者が増え、秋から2クラス体制にして丸2年がたちました。
来年もこれまで同様、坐り方案内の有無によって坐禅会を開催したいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。




★今月・来月の行事
 12/12 13:30-16:00 いのちを見つめる集い
 12/21 15:00-17:00 写経会
 01/04 18:00-20:00 定例坐禅会
 01/05 08:00-10:00 初心坐禅会
 01/19 14:00-16:30 新年大般若修正会
 01/25 15:00-17:00 写経会
 
 
 
★令和2年(初心・定例)坐禅会日程
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★自分で作る数珠ブレスレット/永遠の光平和祈願・永代供養法要

2019年11月10日 | 行事報告
11月9日、11名の参加をいただいて、
数珠ブレスレット(腕念珠)作り・永代供養法要を勤めました。
 
 

 
 
主となる数珠玉は“星月菩提樹”という木の実。
そしてアクセントとなる母玉などはそれぞれ気に入った玉石を選びました。
 
 
 
 
 
簡単に言えば、穴の開いた数珠玉にゴム紐を通していくだけです。
でも、まずは便利な道具は使わないで進めていくので、
頭ではできそうなのに、思った通りに紐が通らないところもあります。
お隣さんどうしで助け合って乗り越えるところもあります。





お数珠のレクチャーも含めて、およそ80分間。
最高齢90歳から、最年少7歳まで。全世代が同じ内容で楽しめる企画でした。










全員が出来上がったところで本堂に移動して、
30分程の永代供養・平和祈願法要をお勤めし
出来たばかりの数珠ブレスレットをお香に薫じてお渡ししました。

末永く大切にしていただければ有り難いです。
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★11月のスタートは坐禅4会

2019年11月07日 | 行事報告
11月は4回の坐禅会で始まりました。


 
◆2日(土)夕方・晩

まず夕方に3度目となる「坐禅前ヨガ」を開催しました。
坐禅経験者かつ、当日晩の定例坐禅会への参禅という厳しい条件の下で
参加申込は10名でしたが、開催直前にバタバタとキャンセルが出てしまい
最終的には先生の他に4名での開催となりました。

最少人数での開催に気落ちもしましたが、
実際に始まってみれば、先生の目が参加者全員に行き渡り、
全員が細かな指導を受けることができました。
これはこれでよかったかも…。

これまで同様、先生からは“受講料”ではないもので、
感謝の気持ちを伝えてほしいという要望がありました。

が、「お金もモノのひとつ」という思いから、
祝儀袋に入った紙幣を差し上げました。

ただの現金ではなく、各種プリペイドカードではなく、
新券をたとうに入れて、表書きには趣旨と名前を記して、
姿勢を正して相手に差し上げるという習慣にのっとって差し上げる中に、
受講料ではない何かを伝えたいと思ったからです。

先生が、このお金をどのようにして使って下さるのか、
今度は私が密かな楽しみにしているところです。





同日晩には、坐り方の案内がない「定例坐禅会」を開催しました。
ヨガから引き続きの方も含めて15名が参禅されました。

ヨガの先生に肋骨と横隔膜をちゃんと動かす呼吸法を習ってから
、1炷目は30分・経行(歩行禅)を10分・2炷目は「普勧坐禅儀」を唱えながら25分。
坐禅に続いて『正法眼蔵随聞記』巻1-2を拝読し、
最後は珍しく全員から一言コメントをいただきました。

解散後は翌朝の坐禅に差し障らない程度に懇親♬( ^_^)/□☆□\(^_^ )





 
◆3日(日)朝

坐り方の案内をする「初心坐禅会」を開催しました。
14名が参禅。以前参禅した方が他の方を連れて来られたという方が3組も。

坐禅後のお話しは先月と通じたものでした。
私たちはついゴール・夢ばかりを見てしまうけれど、
スタート・自分の立ち位置を見つめ直さないと、道は定まらないのでは?
という話をし、前日と同じように全員から感想などいただきました。




 
◆5日(火)午前

地元の「歩こう会企画」で、いす坐禅会に19名が参禅されました。
普段は地域の史跡・文化財などを見て歩いているものを、
今回は歩き回る途中で拙寺に立ち寄っていす坐禅という企画となりました。
大龍寺での受け入れは3回目。以前参加された方も3割ほど来られていました。

私たちは嫌な言葉やヒドい人の態度に気を奪われがちだけれど、
歩き回る中で「綺麗なもの」「美しいもの」「素晴らしい人」に対する感度を高め
身心を健やかにしようという感じのお話しをさせていただきました。
 




なお、来月の令和元年12月の初心坐禅会は12月7日(土曜日です。






◆翌6日(水)

60名ほどの団体で館林の茂林寺さんを拝登参禅しました。
坐禅指導を受ける側になって坐ったのは久しぶりでした。
こちらの様子はまた別の記事にてご紹介します。

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★10月の坐禅会・達磨忌(だるまき)と平和派遣

2019年10月08日 | 行事報告
10月に入って朝晩の坐禅会が行事の始まりでした。

5日(土)は定例坐禅会。16名が参禅されました。
1炷目30分、2炷目は「普勧坐禅儀」を唱えながら30分。
10月5日の達磨忌(達磨大師のご命日)にちなんで、
全員に線香と抹香で礼拝をしていただきました。





6日(日)は初心坐禅会。
大半が初めて坐禅をされる方で30名!
事前の電話連絡の幹事から通常よりも多いかも?と思っていましたが、
それ以上に多くの方に来ていただきました。
ゴールと同様にいまの自分を見定めることが大切という話をしました。


6日の午後は新宿区が取り組んでいる平和派遣の報告会。
毎年、広島と長崎の原爆式典に区内の親子を派遣し、
平和学習と派遣報告会を開催しています。

娘と姪(小4・小2・小1)を連れて行きましたが、
小2・小1の子は集中力が持たず、座席でモゾモゾ…。
小4の子はさすがにきちんと報告を聞けていました。
成長って、きちんと出てくるものなのですね。

続く合唱コンサートは都合で参加できず…。
昔の報告会で「火垂るの墓」を上映したことなかったかな。








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★食べることで、生きている。「朝粥の会2019」

2019年08月11日 | 行事報告
お陰さまで朝粥の会は予定通り8月4日に開催し、
早朝から29名が集まりました。皆さまに頭が下がります。







1コマ目はスポーツインストラクター山崎貴博先生による
「むくみ・腰痛改善!身体を支える足のセルフケア」と題する体操の時間でした。

今年は「足」のセルフケアがテーマ。





「例えば頭痛。足→腰→胸→首→頭は連携していて、
 頭痛を頭の部分だけで解決しようとするけれど、
 足から首までの部分に何かしらの問題があることも。根本を調えないとね」

という点がポイント。
自分で自分の足をもみ、柔らかくて無理の生じない状態を目指しました。
ただ、一朝一夕にはいかないので、自分で普段からのケアが大事でした。





2コマ目は、禅道場の作法で食べる「朝粥」朝粥。
今年はお米を多目にして10合でお粥を作りました。





お手伝いのスタッフさんが給仕を進めている間、
修行道場で使う応量器(おうりょうき)を見ていただいて、
応量器での食事が、器の構造からして残せないことと、
器をキレイに洗うための折水(せっすい)についてお話をしました。





お給仕がすんで「五観の偈」をおとなえして喫食。
今年はおかわりも十分にありました。





食事の時間調整的に、五観の偈の5番目と、
食事を提供する人の心をお話してごちそうさまとなりました。






3コマ目は食に関する学び。
「育ててわかった! おいしいお米のヒミツ」と題して、
職場での課外活動で稲作をしている藤森由莉沙さん(リジョブCSV推進室)のお話。





「八十八の手間が掛かる米作り、実際には…」という謎かけから始まった講座は、
数々のお米トリビアと、実際の稲作体験に基づいたお話でした。

会場を出入りしていたので、実際にどれくらいの手間なのか聞き逃しましたが、
稲作の手間は、きっと数え切れないくらい!なんじゃないかなとは思います。








行事が終わって、有志に机・いすなどの片付けてもらい、すいかタイム!





今日のためにお供えしてもらったスイカをみんなでいただいて、しばしの時間。
歓談は自然と身体ケアの話に移っていきます。
山崎先生がノウハウ・ハウツーを惜しみなく披露してくれました。
肩甲骨のストレッチは、そのまま、合掌ワークに使えそうです。








毎回、これで十分、もう最後だと思って当日を迎えていますが、
当日の皆さんの姿、反応を見ていると、また来年も企画したくなってしまうのです。

しかも今年は運動会場が室内だったことから机の移動が大変でしたが、
逆に、多くの人に手助けをしていただく機会にもなりました。

自分が有り難いなと思いながら行事を運営できること。
それが何より嬉しいことだと思います。みなさま有り難うこざいます!



また、今回の「朝粥の会」にあたって、お米のご奉納をお願いしましたところ、
何人かの方からお問い合わせ・お申し出・ご奉納をいただきました。
お預かりしたお米は、「新宿こども食堂」に寄贈し、
こどもたちの食環境のために役立たせていただきます。
ありがとうございます。

新宿こども食堂では、これからも、お米・食材等のご寄贈を受け付けています。
また、お米は保存の問題もありますので「おこめ券」等での寄贈も有り難いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


  新宿こども食堂
  (https://www.shinjuku-kodomoshokudo.com/
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★5月12日母の日開催 山門大施食会

2019年05月31日 | 行事報告
遅ればせながら、令和に改元されて半月も経たない5月12日、
恒例行持の「山門大施食会」を修行しました。

以前は午後1時から清興、午後2時から法話、午後3時から法要、
墓参を挟んで午後4時半から懇親会という流れで進めていましたが、
「3時間椅子に掛けっぱなし」という進行はツライのではという声を受けて、
数年前から開始時間を30分繰り下げてきました。
今年は有志による「ミニコンサート」のため10分早めのスタートでした。


午後1時20分 ミニコンサート





午後1時30分 清興
昨年に続いて二回目の「声の講座~発声の実修~」を、
昭和音楽大学講師・シンガーソングライター小幡美奈子先生にお願いし、
声・身体・心がひとつにつながる時間となりました。



ただ声を出すということではなく、身体の中から発声の力を送り出し、
それが声帯を通るときに「声」という形に置き換わり口から出ていく。
声が発せられてからも、声に力を送り続けていく…という感じで理解しました。




2時20分 法話
近隣のお寺さんでもある田中寺副住職 秦 慧洲師に法話をお願いしました。


永平寺での安居修行の後、駒澤大学大学院で曹洞宗学を修められ、
現在は曹洞宗総合研究センターで布教教化について研鑽されている方です。
お話の内容は、師匠から弟子へと代々伝えられている仏法について。



15時 法要
近隣のお寺さん、ご縁のお寺さんにご荷担をいただき、
檀信徒各家先祖代々精霊、初めての施食会となる新亡精霊、
有縁無縁萬霊等、国内外の災害犠牲者へのご回向と、
各家からのお申し込みに沿った内容でご供養しました。


本堂奥にお祀りしているご本尊さまへ向けて「般若心経」をお唱え。


180度向きを変えて施食棚に向けて「大悲心陀羅尼」「甘露門」、


そして「修証義」をお唱えしている間に、参列者のお焼香。
塔婆の裏面に書いている日付が“令和”になっています。



法要後、例年ですと塔婆を各墓地に建てていただいてから
書院2階で懇親会を始めることになっていますが、
法要前に墓参を済ませている方も多いことや、
内外の出入りに難儀をしている方もいるため、
今年は法要終わってすぐに懇親会となりました。
お申し込みいただいたお塔婆については、
後日、代理で建てさせていただくことになりました。


この施食会は、当山で最も規模が大きく、また参列者も多い法要です。
毎年、拙寺と檀信徒が心ひとつに勤めています。
来年の施食会は、令和2年5月10日(日・母の日)の開催です。
今からご予定いただき、是非ともこ出席いただきたく存じます。



なお、今年の施食会ではご供養をお申し込みされた方全員に
初めての試みとして「回向証(えこうしょう)」を作りました。
自宅お仏壇にまつり、毎日のお参りの縁としていただければ幸いです。
そして、来年の施食会にてご返納をお願いします。
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