たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★七尾市の町の夏祭り(令和6年8月)

2024年10月16日 | 震災ボランティア
復興ボランティアで通った能登半島。
七尾市ぬし町の夏祭りに行きました。

私たちは助けてもらうだけじゃダメだ。
この8月には、コロナで中止していた夏祭りを復活させる。
その時には、皆さんに遊びに来てほしい!

そんな地元のみなさんの声をいただいて、
8月のお盆があけた頃に現地に行きました。





お祭り当日の朝8時。
地元の氏神様(天神さま)をお迎えるお神酒所を設営します。
鎮守さまの倉庫から木材を持ってきて屋台骨の組み立て。
以前のやり方を知っている年配の方が主に指示を出し、
若手が身体を動かして木材を組み立てていきます。
多世代が共同作業で進めていく姿が良かったです。

お神酒所を設営する場所は公民館のピロティですが、
傾斜のある場所なので、水平をとるのにコツがいりました。




夕方。鎮守さまにてお祓いを受けて天神さまを御神酒所にお連れし、
ヘトヘトになった状態で、町内のお祭りがスタートしました。




スーパーボール、水風船、宝探し、お神輿、盆踊り、花火てんこ盛り☆
今回は「お祭りに遊びに来てね」とは言われましたが、
花火と、スーパーボールすくい、水風船釣りなどで賑やかしの一助に。
花火は石巻・北上の復興支援での経験が役に立ちました。





町の人たちが帰った後、お神輿を担いで町内をくまなく巡り、
そのまま天神さまを鎮守のお社にお戻しして、
そしてお神酒所の解体もその日のうちに。




翌朝8時に再集合。
解体したお神酒所の木材を倉庫にしまって、一連のお祭りは終了。

「家屋の解体時に一緒に処分せざるを得ない」という欄間を譲り受けて、
拙寺の書院に取り付けさせてもらうことになりました。




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お祭りの合間に、地元の方たちの案内により、他地域の視察もしました。







七尾市塗師町の皆さま、七尾市の皆さま、
ボランティアの皆さま、ご縁をいただいた全ての皆さま、
ありがとうございます。お疲れさまでした。

その後、9月21日の大豪雨が発生しました。
七尾市の被害は軽微であったと聞きましたが、
能登半島は更に大変困難な状況にあり心が痛みます。

命を落とされた方の安らかなることを祈り、
不自由な生活を強いられている方たちの復興と
平穏な毎日を過ごすことができるよう念じております。
これからも折々に関わりを持っていきたいと思います。
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