2023年3月18日の相鉄東急直通線の開業で消える相鉄の急行列車。
3月12日日曜日に最後に乗車したので紹介します。
1階中央改札付近の発車案内表示機
階段の上り口のこの「2・3番線特急・急行・快速」の案内板もいまが最後。
その昔、日中に10両編成が走りはじめた頃だったか、今は降車ホームになっている海老名に向かい一番右側のホームが急行乗車ホームだった時代も懐かしいものです。
現行(2022年3月)ダイヤでの横浜発の急行は土休日ダイヤでは朝方の他は夕方は17時57分・18時5分から概ね20分前後の間隔で21時45分、その後は40分近く開く箇所がありつつ0時15分までの運転。
日中の運転はないものの夕方夜はまだ存在感があります。
乗車する18時25分発は11000系でした。
早速乗車して着席しますが、ここで寝てしまっては意味がない!希望が丘までは起きていられました。
5号車に乗車して立ち客はいくらか・・という感じで、全員着席ではないものの混んでもいない程度の乗車率。
yahoo乗換検索アプリの画面。
土休日ダイヤで横浜から海老名まで34分はさすがに鈍足になった感が。昔は横浜~海老名30分のイメージでしたが・・。
土休日ダイヤでは星川での各停追越しはなし、横浜を8分前に出た各駅停車を追いかけます。西谷駅を通過した当たりで追いつきだしたのか速度が落ちます。
まだ相鉄が急行と各停しかなかった時代、平日の夕方に急行に乗ると各停を追い越す星川近くでノロノロ運転に。追い越すと速度を上げるもののじきにノロノロ運転に戻るという走りでした。通過駅をノロノロと通過するとホーム上や駅出口に直前を走る各停から降りたばかりであろう人が歩いているのを見えたのを思い出すものです。
海老名駅に到着。
時刻表上で2分後にはJR直通特急が到着するので、編成中ほどに乗っていると改札にたどり着く前に特急が到着してしまいます。
横浜から快速とJR直通特急の乗継だと横浜(18時33分)から海老名(19時1分)までは28分。今や急行列車は横浜から大和・海老名への速達ではなく、二俣川から先の特急が止まらない駅への速達列車になっています。
上りは下りの裏返しのダイヤではないのが注目!
上りの17~20時台頃の海老名発はJR直通特急と快速をペア、それ以外は急行というダイヤになっているようですね。
快速運転開始までは相鉄本線の要だった相鉄急行。当時は急行は横浜~海老名、各停が横浜~いずみ野線のパターンが確立していました。
JR直通運転開始時に全列車西谷停車とせず急行を存続させたのは意外といえば意外ですが、今回の東急直通で直通列車の本数が大幅に増えることで、直通線と横浜方面の分岐駅の西谷駅に全列車が停車することになったのは仕方がないところでしょう。
とはいえ、急行の停車駅に西谷を加え存続ではなく、全て快速に置き換える形で急行を廃止(休止)したのは思いきった判断だと思います。
これにより西谷の他に星川と鶴ヶ峰の停車本数もかなり増える形になります。高架化による高架下を整備している星天クレイの星川駅、地下化が控えている鶴ヶ峰駅が「今後伸びるor伸ばしたい」と考えているのか気になるところです。
また現状では各停のみ停車だった時代と変わらない西谷駅ですが、直通線建設工事で買収した用地の活用などを含め今後の再開発などもあるのでしょうか?今後の西谷駅周辺の発展なども気になるところですね。
2023/3/17 21:53(JST)