<前回から続く>
さて油壺マリンパークの続きです。
今回は魚のショーと目当てのサメ達の紹介します
引き続き魚の国の1階の展示を見て進みます
ウバザメの頭がど~ん!!これこそジョーズぽい??
お化け屋敷にありそうなB級ぽい展示ですが、実際にはウバザメはジンベエザメと同じくプランクトン食で穏やかなサメのようですね。
タイドプールの生き物展にいたドチザメ?たち
水面に顔を出したりして乱舞していました。動画でとっておかなかったことを後悔するような乱舞ぶり。でも後で来たらそんなに乱舞していなかったので餌の時間近くとかだったのでしょうかね??
他の水槽の魚やアクアパークもそうでしたが、さっきはじっとしていた魚が後で来ると泳ぎ回っていたり、2周以上したりもしくは別の日に来ると、同じ生き物の別の姿がみれることがよくありますね
美ら海水族館から来たサメ達のコーナーにいたネムリブカともう1種のサメ(名前を控え忘れました)
姿を見せないようにしているかのように水槽のガラス面の真下でじっとしていているサメもいて写真を撮るのはなかなか難しい・・
回遊水槽エリアの吹き抜けになっている場所にメガマウスザメの剥製がど~ん!!
2006年に捕獲されたものを解剖して標本にしたものだそうで、身体本体の剥製の下で解剖した際の内臓が標本として展示しています
目玉展示の一つのようになっていて、解説パネルや解剖の際のムービーが流れていました。結構サメの剥製が展示が多いですね。
剥製展示は可哀想な気もしますが、そもそもサメはフカヒレや肝油目当ての乱獲でここ50周年で4分3が減少。多くの種類が絶滅危惧になる他に、絶滅危惧に指定されずともその手前のようにもなっています。サメの商業漁業やスポーツフィッシングを批判していかねばなりませんね。またそもそもで持続可能性に無配慮な日本を含めた商業漁業の問題も考えないといけません。
そんなこんなで11時30分からの魚のショーを見学
昔のテレビ画面のような小さな水槽が並んでいて、シマダイの縞七君の一日として、水槽ごとにシマダイ(一つだけ電気ウナギ)が芸をするというもの。
まず「登校風景」
信号にあわせて赤信号側から緑信号の側に移動するというもの
「学校が始まるよ」
電気ウナギの校長が発電するとその電気で録音してある始業のアナウンスが流れるというもの。といっても電気は見えないのでよくわかりませんが・・
1時間目
答えが2(1+1)から8(3+5)になる問題8パターンが用意されていて答えの部分に縞七君が頭を突っ込んで入るというもの。
これが一番わかりやすいかな??
他に2時間目作文、3時間目体育(わっかくぐり)、帰宅風景(お菓子屋に寄ってから家に帰る)というシマダイが色を識別できる特性を生かして仕込んだ芸が披露されます。
この魚のパフォーマンスは私が子供の頃からある油壺マリンパークでは伝統的なショー。昭和レトロ風とはいえ、シマダイが芸が出来るという意外な?能力が垣間見れます
次は11時45分から回遊水槽での魚の餌付けショーなので2階に移動します
2階の回遊水槽は今回の目玉??の大き目なサメがいます
シロワニとノコギリエイ
アクアパークで買ったノコギリエイのぬいぐるみと本物のノコギリエイを並べてみると・・ぬいぐるみは体の中央が少し反ってますね。まっすぐにしてあげるとよりリアルになりそう
こちらは噂のオオワニザメ!?
オオワニザメは4月終わり~5月初め頃に油壷マリンパークにやってきたよう。人工環境(水族館)での長期飼育の実績がなく水族館で見れるのは非常にレアなサメだそうです。油壷マリンパークはドーナツ型の円形水槽でずっと泳いでいられるので、長期飼育が期待されているようです。
細身で2つ目の背びれに較べて前側の背びれが大きいジョーズタイプ(←勝手に命名)なのが特徴かな?
オオワニザメとレモンザメのすれ違いシーン。
背びれの違いが分かりやすいですね
細身なところはヨシキリザメに似ているような・・。
余談ですがIKEAのサメぬいぐるみはヨシキリザメということになっていますが、鮫50種のイラストなどを見ると、がっしりした体格や吻先の丸さからにヨシキリザメよりもオオメジロザメやイタチザメ・ホホジロザメに体系が似ているような気がします。
回遊水槽のサメ達は一方向に泳いでいるのかと思いきや、小魚たちと対向する方向で泳いでいたり(まるで正面からパクっと襲うつもり??)、途中で方向転換したり意外にフリーダム
ただ私がみたところオオワニザメは方向転換などしないでずっと一方向に泳いでいたような
方向転換中。後半身のしなやかぶりが光りますね
ノコギリエイは方向転換の時にノコギリを壁やガラスにぶつけないのか気になってきます。
この日は幼稚園の団体が来ていたのですが子供たちは2階に上がるとさっそくサメを見つけて「サメだ~!!」と狂気乱舞。ノコギリエイを見つけて先生ともども「ノコギリザメだ~」と言ってましたが、後のショーの解説で「ノコギリザメによく間違えられますがのこぎりエイです」と正しい解説がありました。
ちなみにサメの見分け方はこのサメ社会学者Ricky氏の動画で解説されているので事前に見ておくとより楽しめると思います。(背びれが1枚が大きいジョーズタイプか2枚同じぐらいの大きさか?など)
で私は11時45分からの魚の餌やりショーでこの動画のような迫力あるサメの捕食シーンを期待して前方でしゃがんで動画を撮影していたのですが、この11時45分の回は回遊水槽を泳いでいる小魚(イサキなど)向けにオキアミやマグロの血合いを投入していて、大きなサメ向けのエサはなし。
ショー終了後に飼育員さんに聞いたら14時15分の回でサバの切り身などサメ向けのエサをあげるそうで・・・
今回14時30分頃のバスで城ヶ島に向かい昼食にする予定だったのですが、せっかく来たので予定変更して14時15分の回も見ることにします。
(14時15分の回の話は次回に。そちらで私が撮影した動画も紹介します)
ちなみにこの回遊水槽のショーは20年前に来た時やそれ以前は、ダイバーが水槽に潜って魚の餌付けをしつつ、水中電話で観客と話して、観客の質問にダイバーが答える。(私が見た時は子供が「何匹ぐらいの魚がいるんですか?」的な微笑ましい質問とか)とか今から思えば派手なショーをやってました。
今は飼育員がマイクで解説するだけで簡素というか手作り感というか低予算が明白ですが、サメ目当てで来た私は今の方が嬉しいですね
当時はダイバーが潜って餌付けしていたぐらいなので大きなサメはいなかったと思うので・・。大きいサメの展示に活路を見出してるのカナ??と
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<次回に続く>
回遊水槽のサメは次回でも紹介します
2021/5/18 2:03(JST)