おはようございます
ようやくこの季節の寒さになりました
昨日は「七草粥」 先人の教えは素晴らしいですね
昨年もそうでしたが 主人がお腹が少し重たいようであっさりしたものを
それより何より若い人と同じように飲んで
「もう少し控えなきゃ」と 昨日の夕食にお粥さんを
映画「杉原千畝」観てきました
もう一度観たい...久しぶりにこころを揺さぶられる映画に
12月に観ようと思っていたのだけれど 忙しさに追われて観る気も薄れかけていた私
お正月に名古屋に来た長男夫婦が観たと
「良かったよ」 これはどうしても観にいかなくちゃ
邦画?洋画?
字幕付きです ほとんど英語でのセリフ 私は英語力がないのでよくわからないのですが
主役の唐沢さんが頑張って
監督はアメリカ人のチェリン・グラック氏
戦争です 子供がからむ 残酷な場面もかなりあります
今 現在
難民問題でヨーロッパは揺れています 日本は人道援助には遠い国(地理的だけではなくて)
杉原千畝は本国からの許可なしで難民にヴィザの発給をして
「6000人のヴィザ」が今では子孫を含めると4万人に
秘書に「人としては最高!外交官(スパイ)として最低」と
映画の中で発せられる言葉の数々が素晴らしい
特に小雪さん演じるいつも にこにこしている妻役(幸子)の時折 話す言葉が
女の私にはこころを打ちます
幸子さんの支えがあったればこその杉原千畝なのだと
ラスト近くで 連絡船天草丸の大迫(濱田岳さん)が多くの難民の乗船を拒否すべきかどうかの決断を迫られた時
仕事中心の顔から父親へと表情が変わっていく(秀逸)シーンから
徐々に涙が それから堰を切ったように嗚咽です
「命のヴィザ」は杉原千畝だけの功績だけではなく
幸子さんの言葉を借りれば「目の色も肌の色が違っても大切な人を守りたいのは誰もが同じ」
戦争の中で まわりの人たちのやさしさがあって成し遂げられたと
この時代に生きた人の力強さ 信念 今の政治家にはない 人としての決断力に敬意です
独特の映像美(雪の中を走るシベリア鉄道が美しい)そして そして映像に流れるような音楽(佐藤直紀さん)
上映時間139分 重厚な映画でした
映画のなかでの言葉から
「人の世話にならぬよう 人の世話をするよう そして報いをもとめぬよう」