西日本を襲った歴史的大雨の被害 亡くなった方もいらして
ご冥福をお祈り致します
そして被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます お疲れが出ないように
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おはようございます
ようやく日射しが戻ってきました 我が家の狭いベランダでの洗濯干しは満員御礼になりそうです
今 蝉の鳴き声が...名古屋も梅雨明けかな
先々週の木曜日に行くつもりで お洋服も着替えて バスの時間まで...
こころのどこかで「今夜は日本のW杯」「疲れるでしょう」の声が囁きづめで 中止にしました
二週間遅れでようやく 楽しみにしていた
「万引き家族」に観に行ってきました
「第71回国際映画祭 パルムドール受賞」
雨の降る日 ウィークデー にも関わらず かなりの人で混んでいました 中年の方が多くて
是枝裕和監督の前回の映画 「そして父になる」での親子の絆に感動して..でも..
「万引き家族は」私が好きな ラストシーンが近くなるとじわじわ押し寄せるハッピーエンドの涙ではありませんでした
「この後は考えて下さいと言われたような気がしています」
血のつながりのない家族に新たに団地の廊下でうずくまっていた少女(じゅり)がの登場で物語が始まって
じゅりは母親から虐待を(目黒の虐待事件を想いだして 大泣きでした)
おばあちゃん お父さん お母さん おばちゃん お兄ちゃんと..じゅり 皆 それぞれこころに傷を持った
本当の家族ではない絆で結ばれた 疑似家族でした お兄ちゃん(祥太)もひろわれてきた子なのです
「そして父になる 」のときも子役の上手さに驚きましたが 今回の2人も演技とは思えない自然体でした
この映画は家族全員が皆主役でした
生計をばあちゃんの年金 お父さん お母さんのアルバイト代 そして 万引きで稼いで..
祥太がいつもの駄菓子屋で万引き じゅりも付いてきて
いつも見ていないと思った店主(柄本明さん 秀逸)から「妹にはさせるな」と
その頃から祥太の心に葛藤が(彼は小学校にいっていないのです
自分の行いに叱ってくれる人が..
日本で今 このような生活をしている人たちがどれほどいるのかと
平和ぼけしている私には全くわかりません
ばあちゃんが亡くなり 庭に埋めて 子供たちに口止めをして 年金不正受給をして
疑似家族がばらばらになるのは時間の問題でした
この映画を観る前に七夕飾りを撮って..帰りにしようかと迷いましたが..
正解でした 複雑な気持ちで映画館を後にしましたから..
安藤サクラさん(奥田瑛二さん 安藤和津さんのお嬢さん)
映像で初めて見た サクラさん ノーメークでの素晴らしい演技にこころの中で大拍手でした
じゅりを抱きしめる姿 涙 涙でした