雲の遥か
あの大震災から今日で一年半です。早いものですね、まるで昨日のことのようですが。福島の被害、復興への道は何十年と、気が遠くなりますね。あの震災で映されていた「ママーママー」と泣き叫んでいた子のことを思うと、今でも心が痛みます。震災孤児の現状はどうなのでしょうか?メディアは復興へ希望の光が見えて活き活きとした人を流していますが、多くの人たちはまだ時が止まっているのではと思います。どんどん年月と共に忘れられていくような気持ちを多くの被災者の方達はこころの隅で思っていらっしゃるのではないかと。私たちは大きな声で決して忘れてはいないと。
「雲の遥か」気仙沼出身の熊谷育美さんの曲です。この曲は震災直前に作られたそうで応援歌となっているようです。昨年から私のお気に入りになっています。落ち込んだ時、悲しい時、もちろん楽しい時もこの優しい曲と詩に「頑張ろう!!」と。 「 拳をぎゅっとにぎりしめて」被災者の方達は幾度もあったのだろうと。「負けるな、と 負けるな、と」URLからお聴きください。
そして今日は9/11 あの同時多発テロから11年も経ちました。当時、長男がロスで大学院へ留学していました。あの夜「ニュースステーション」を主人と二男と見ていて最初は飛行機事故と思ったのですが。速報が次から次へと。まだ何機も飛んでいる情報に多少のことでは動かない主人が「長男へ電話しろ」と。朝早い電話に当の本人はまだ夢の中なのです。日本にいる私たちの方が早く情報を知っている現実に時差があるとわかっていてももどかしくなったことを鮮明に覚えています。
秋の雲が流れ日に日に優しい風が暑さで疲れた体を労わってくれるようです。雲の遥かに秋の気配を感じています。