16時過ぎると、もう今日の仕事の終わりが見えてくる、といってもたいした仕事をしているわけではないので、ただ椅子に座って一日が過ぎるのを待っているかのようなかんじなのだが。
大丈夫なのか、そんなこと言ってて。もうすぐ定年だというのに。
一応、「定年延長願」の承認は下りたので、60歳過ぎてからもこの会社に来てもいいはずなのだが(仕事をするとは言ってない)。
しかし、定年過ぎてからあれやこれややろうと思ったら、やっぱり60歳で辞めた方がいいな。
この間からネットで頻繁に見る、還暦過ぎてから司法試験にチャレンジして合格したという人も、60歳から始めたから合格したのであって、65からだと無理だったんではないか。
とはいえ、これまで30ねん通い続けた会社に(働いたとは言ってない)、「明日から通わなくても言い」「但し給料もなくなる」「会社で毎日会っていた人たちとは会わなくなる」となると、やっぱりちょっと考える。
書店に行けば「60歳から楽しむ韓国映画」みたいな【60歳からが人生】みたいな本があるかと思えば60歳からが地獄への別れ道みたいな本もあったりして、いずれにせよ60歳からどうするのかは、できれば50歳から、遅くとも55歳から考えておくべきですね。会社に通うための服装も、60歳までだと思えば55歳で着回しのきかないような高い服買おうとは思わないだろうし。
会社近所には図書館といくつかの診療所とドラッグストアがあり、どれも会社に通う生活(働いているとは言ってない)のかたわら、ありがたく利用させていただいた。
特に図書館は、webで予約できるようになったときに≪読みたい本≫を登録しておける機能がつき、ここに200冊以上のタイトルを登録している。新聞書評やネットでの評判などで見た本を登録していて、「いつか借りよう(読もうとは言ってない)」と思っているうちに登録冊数は200冊を超え、この会社に通うのも残り少なくなってしまった。何しろ15年以上前に登録してそれきり、という本もあるのだ。こんなん今更読む気になれないが、ただ消してしまうのも業腹なのである。
いずれにしても、どう考えても死ぬまでに読みきれないことが確定しているので、この区に通わなくなる前にリストから自らの手で削除したいが、「一旦借りてから」という足かせを自分に貸しているので、一生懸命図書館に通って借り出しては持ち帰り、手帳にタイトルと著者名を記入し、2週間ばかり寝かせてまた持っていって返す、というのを繰り返している。
どう考えてもこれまた労力と時間の無駄なのだが、こういう作業をしないと自分が納得しないのであろう。
一冊を手元に置き、その気になって集中して読めば一日、2~3時間もあれば読める本も多いのだが、こんなに寝かしておいた本はその気にならないのだな。
それよりも、近所の本屋でたまたま見つけて「あ、これ面白そう」と思える本なら上記の通り買った日の夜に読めてしまう。その本への好奇心というか気が向いているか否かというのはこのように読書のスピードと集中力に露骨に影響するのである。
さて、そんなことを延々と語りたいのではなかった。
新NISAの話しでも書こうかと思ったが、それも書くほどの出来事もなく。まぁもうすぐ暴落してNISAフィーバーも雲散霧消するのだろう。今のようにあちこちのテレビのワイドショーで特集が組まれるなんてのは異常事態で、こんなのが長く続くはずがない。
今はたまたま株価上昇とかぶさっているからNISAフィーバーになっているが、株価なんて近い将来下落、ことによったら暴落する。株価とは上がったり下がったりするものだし、上がりすぎたら調整が入って下落する。時にはリーマンショックのようなトピックが入って暴落する。そして1年くらい経ったら元通りになる。
そういうものなのである。
なので、いま株式投資をしようという人にとって大事なのは、上がっているからといって後追いで買わない、下がっているからといって狼狽して売らない、ということである。
特に、インデックス投資をしている、しようとしている人にとっては、株価の短期的な上下で一喜一憂せず、これまで通り毎月定額を銀行引き落としか何かで続けることである。
そして、自分の仕事に邁進すること。
収入が増えたり、会社員であれば周囲や上司に認められて昇進したりしていくことが職業人生では一番大事である。だって会社というのはそういうところだから。
仕事をきちんとすれば周囲に認められて仕事がしやすくなるし、昇進もするし、自分の言うことを周りの人が聞いてくれるようになるし、そうなれば自分のやりたいことができるようになる。
会社で働く醍醐味というのは、そういうところにあるのだろうと思う。
さて、そんなことを書くつもりでもなかったのだが、今日はもうすぐ退勤なので、ここら辺にしておこう。
会社で周囲に認められれば、鬱憤晴らしに勤務時間内に社用パソコンで私用ブログで好き勝手なことを書き込む必要もないのである。
さ、早く帰って「男はつらいよ」観よう。