先日、弊社の先輩社員が在職中のまま亡くなった。
先輩とは言っても、入社は私よりも3年くらい早いようだが同い年だったようで、享年60。学年まではわからないが、同じか、もしかしたら向こうが下だったのかもしれない。
コロナ禍以降、弊社でも在宅勤務が当たり前になり、最後に姿を見たのは2カ月くらい前だったような気がする。会社前をゆっくりと歩いていて、「あれ、この人、こんなにゆっくり歩く人だったっけ?おかしいな」とは思ったが、そんなに仲がよいわけでもなかったので、話しかけるのもはばかられ、結局その日のその姿が最後となってしまった。
社員の家族ならともかく、社員本人が亡くなったというのに、「家族葬で」との遺族のご意向もあって、葬儀に参列した社員はごくわずかだったようだが、それにしても学卒後に入社して38年(多分)勤めた方の最後のお別れとしては淋しいものだった。昔の映画ではないが、「人情紙風船」とはこのことかと思う。
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