写真で自己を表現。

写真を通しての、自分の成長記録。

田中一村 -新たなる全貌-

2010年09月26日 | 美術展/写真展など
昨日、9/25に田中一村展の2回目の観覧に行ってきました。



私が2回も観にいったのは、上記の画像にある二つの画をジックリ見たかったからです。
お恥ずかしい話…、1回目は時間がなくて最後まで見れなかったんですね。

それで、この2作品は吸い寄せられるように釘付けになりました。
特に



↑こちらの作品。
あまりにもあまりの作品で、呆然と観てしまったのもありますし、色々考えさせられた絵でした。

あんなに表現をしていて、暑苦しくなくて、スマートに枠の中に納まっていて、しかし、ノビノビしている。

私は趣味程度に絵を描いているのですけれども、私の絵は色々思いを込めすぎていてとっても暑苦しい絵になっていたんです。
自分でも、こんなにギッシリ描きすぎていて「なんて鬱陶しいんだろう」と思っていました。
事実誰の目から観ても、見るに耐えないと思います。

一村の絵を観るまでは、自分の絵の何処が暑苦しくて、うっとうしくて、しつこくて、観るに耐えないかわかっていたのですけれども、こうして一村の絵を観ると…。
何故自分は出しゃばっているが、一村のは表現をとてもしているであろうに、謙虚だけど意思(表現)がしっかり伝わる絵なんだろうか。人柄?

私はといえば「伝えたい」ことが強すぎて強すぎて気持ちが出すぎているのだろう。

やはり、鈴木亜紀さんの写真を観てもそうだったけど、本人の気持ち、生き方、もろもろが出てくるんだろう。

写真だって、自分の生き方とか性格が凄く表れるもの。


一村のこの絵は、本当に生き生きと植物が描かれていて、どなたかも書かれていましたが、とても生命力に溢れていました。

最後の2枚以外は、今までの一村の幼少期からの絵が順に展示されていました。
正直…、そんなに惹かれるって事はなかったんですけど、それでも自分も多少なりとも絵を描いているから、デッサンや植物の書き方が結構参考になりまして、今描いている私の絵が若干歪んでたんですけど、少しは正しく描けるようになりました(自己満足程度ですけれども)。



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