写真で自己を表現。

写真を通しての、自分の成長記録。

吉増剛造 写真展 「盲いた黄金の庭」

2010年07月15日 | 美術展/写真展など
吉増さんの写真展を知人の紹介で行ってきました。

多重露光を、あんな風にするだなんて・・・、なんて説明したら良いのだろう。
まるで絵画だ。
写真であんなに感じたことや、気持ちをわざと込められると思わなかったし、自分の銅板の詩や文字を重ねるなんて。
ここまでくるのに、どのような写真を撮ってきたのだろうか?

私はすごく受け身の写真で、感じたことを写真に収めるのみ。
それでも、今までピンときただけの写真からメッセージ性のあるものを収めるようになっただけ違う。


写真であんなに表現できてしまうものなのか…、やられたな。

写真と詩があんなにマッチするものなのか。

今まで写真の上に文字を入れるって、写真を邪魔するだけで安っぽいと思っていたのに…。
写真の中に多重として組み込むことにより、言葉と写真が一体化になっており、より魅力がアップしている。
そこにはストーリーがあり、人の生活があり、生命の息吹があり、一瞬を切り取っただけの写真ではなく、ムービーの様に動きがあり生きている。




写真であって写真じゃない。
考えるのではなく感じるのだ。
写真が生きている。
今にも中の映像が動き出しそうだ。




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