恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

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インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。

インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。

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ハルくんの独り言(本編13話)~その2

2015-10-13 08:08:11 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

ハルくんの独り言(本編13話)~その1へ


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編13話)~その2

待ち合わせ場所には10分前に到着した。

佐々木はまだ来ていない。


よく晴れた休日だからだろう。

井の頭公園はかなりの人出だ。

俺は佐々木が来るであろう方向を必死で探している。


人混みの間に佐々木の姿が見えた。


春樹「佐々木、こっち」


俺が手を振ると佐々木が小走りに駆け寄って来た。


百花「あ、ハルくん。ごめん、待たせちゃった?」

春樹「ううん。来てくれて、ありがと」

間近に佐々木の顔を見た途端、胸がドキドキした。


百花「…私も、話したいことがあったから…」


佐々木はちょっと恥ずかしそうに下を向いた。

ちょっと……こんなところでは話せないよな…。


春樹「ちょっと場所移動しようか? ここ、人が多いし」


2人で歩き出すと、佐々木は物珍しそうにキョロキョロしている。

佐々木にとっては井の頭公園は久しぶりでとても懐かしいらしい。


春樹「そっか。じゃあ、ちょっとぶらぶら歩こっか」


佐々木が子供みたいに目を輝かせた。


百花「あ、スワンボートだ! 懐かしい!」

春樹「じゃあ、ボートに乗る? せっかく来たんだし」

百花「うん、乗ってみたい!」



ボート乗り場に佐々木と並んだ。

あまり人はいないから、そう待たずに乗れそうだ。

ん? 佐々木の顔が少し強張っている。


春樹「佐々木? 何かあった?」

百花「ううん、何でもない…」


色々話しかけてみたが、何だか佐々木はうわの空だ。


ボートに乗ってからも、やっぱり元気がない…。


春樹「佐々木、奥に座って。俺がこぐから、足伸ばしてていいよ」

佐々木「うん…」


(佐々木…どうしたんだろう。やっぱり昨日のことが尾を引いているのかな…)


春樹「…元気ないね。やっぱり、昨日のこと気にしてる?」

百花「それもあるけど…」

春樹 「じゃあ、他にも理由があんの?」

百花「ボートが…」

(え? ボート?)

問いただしてみると、佐々木はぼつぼつと理由を話してくれた。


井の頭公園のボートには有名なジンクスがあって、スワンボートにカップルで乗ると別れてしまう、とかいうものだった。

佐々木はしょんぼりと言う。


百花「…私達、ボートに乗っちゃったね…」

俺はあっけにとられた。


春樹「そんなこと気にしてたの?」

百花「そんなことって…」

春樹「だって、そもそも俺達、恋人同士じゃないだろ」


なんとかしょんぼりした佐々木を慰めたい。

佐々木を笑顔にしたい。

俺はボートのジンクスなんて気にしなくていいよと、一生懸命話しかけた。


その3へつづく



ハルくんの独り言(本編13話)~その1

2015-10-12 07:19:11 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

ハルくんの独り言(本編12話)~その3へ


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編13話)~その1

佐々木が悲しそうにうつむいている。

佐々木……。

俺は佐々木を好きなままでいていいのか?

一護『無神経だっつってんだよ!百花のこと期待させてんだろ!』

一護……。

佐々木のこと、好きだって、俺から伝えてもいいのか?

一護が俺の胸ぐらを掴んだ。



一護『ハルの悪いクセだな』

春樹『離せよ!』

一護『欲しいもんを欲しいって言わねぇで、全部わかったような顔しやがって。ナメてんのかよ?』

春樹『離せって言ってるだろ!』


百花『ハルくん……』


佐々木が潤んだ目で俺を見つめてる…。



百花『ハルくん……さよなら』

春樹『佐々木! 待てよ! 待ってくれ!』

一護『百花は俺が貰ってくぞ!……じゃあな』

一護に肩を抱かれた佐々木が去っていく……。


俺は必死で叫んだ。

春樹『待ってくれ!!! 百花!!!』


☆☆☆☆☆

ハッと気が付くと、自分のベッドの上だった。


春樹「……夢か……」


酷い寝汗だ…。

俺……。

やっぱり佐々木のことが好きだ。

一護には渡せない。


俺は決意を固めた。

弱気にならないうちに、佐々木にメールを送ろう。

色々と文面を考えたが、結局短いものになった。

『佐々木、井の頭公園に来て
           春樹』

その2へつづく



譲二さんの愚痴(佐東一護本編5話)~その2

2015-10-11 06:57:56 | いっちゃんルートの譲二さん

「いっちゃんルートの譲二さん」に関しては、続編のスパハピから始まって、譲二さんが出てくる回のみの話を飛び飛びに書いてきた。
だから、全部通して読んでも話が繋がらないと思う。
もちろん、吉恋のいっちゃんルートを読んだ人対象の話ではあるから、それでもいいのかもしれないけど。
ハルくんルートや譲二さんルート(こちらはブログ名になるくらい本命だからだけど)に比べて、量が少ないのはちょっと寂しい。
というわけで、今まで書いてなかった部分も譲二さん目線で振り返ってみようと思う。

☆☆☆☆☆


頼れるみんなの兄貴として、ヒロインと幼なじみたちとの恋愛模様を応援しつつ、自分の気持ちには蓋をして、ちょっと落ち込んでみたり…。

 そんなちょっと情けないけどラブリーな譲二さんを王道のいっちゃんルートでウオッチングしてみようと思う。

 自分のルートのヒロインにも自分から告白できない譲二さん。


 そんな譲二さんが他人のルートのヒロインに気持ちを打ち明けられるわけも無く…。


☆☆☆☆☆
譲二さんの愚痴(佐東一護本編5話)~その2

 翌日、百花ちゃんが学校で使うものを取りに帰ってきた。



階段の踊り場に積み上げた本のダンボールをすり抜けて、部屋に行ってもらう。


譲二「ごめんね。通りにくかったでしょ?」

百花「いえ、なんとか通れましたから…。でも、マスターは通れるんですか?」


俺は苦笑しながら答えた。


譲二「うん。カニ歩きで通ればなんとかね」


百花ちゃんが吹き出した。


百花「カニ歩きですか?!」


ああ、やっぱり百花ちゃんは笑顔が可愛いな。


譲二「せっかく来たんだから、コーヒーでも飲んで行ってよ」

百花「でも、お店を手伝わないと…」

譲二「コーヒー一杯飲むくらい大丈夫だよ…。あ、コーヒーよりもココアにする?」

百花「はい。じゃあ、ココアで…。最初の日に淹れてもらったココア、なんかいい匂いがして美味しかったです」

譲二「そっか、気に入ってもらえてよかった。あれはね、ちょっぴりラムが入ってるんだ」

百花「ラム?」

譲二「うん。ラム酒のこと。うちのココアはかなり甘ったるいから、ラム酒を入れるとちょうどいいんだ」

百花「そうなんですか」

☆☆☆☆☆


百花ちゃんはココアを一口飲むと呟いた。


百花「美味しい…。それにこの香り…、これがラムなんですね」

譲二「百花ちゃん、あれから一護とは話せたの?」

百花「はい…。一護くん、手伝いせずにゲームセンターに行ってたらしいです…」

譲二「一人で?」


思わず聞いて、「しまった」と思った。


百花ちゃんの顔が曇ったからだ。


百花「プリクラ撮るって約束したからって言ってました…」


一護とプリクラ撮りたがるのは、きっと女の子だよな…。


譲二「そっか…」


だけど、行ってみて、一護が一番後悔したんじゃないかな…。

きっと、百花ちゃんといた方が楽しかった、と思ったことだろう。


百花ちゃんがポツリと言った。


百花「一護くん、商店街のことが嫌いなのかな…」

譲二「一護がそんなことを言ってたの?」

百花「『今時、商店街とか、はやんねーだろ?もうショッピングモールの時代だろ』なんて、言ってました…」

譲二「そっか、でも、それが一護の本心って言うわけでも無いんだろうしね」

百花「倫護おじさんがケーキ作りを見せてくれようとしても、すぐに出て行くし。一護くんのお母さんもケーキ屋が恥ずかしいのかもって言ってました」


百花ちゃんが小さな溜息をついた。


譲二「前にハルが言ってたけど、学校でケーキを作る機会があった時に、何やかんや言いながら、一護は上手に作ってたらしいよ」

百花「一護くんが…?」

譲二「素直になれないだけで、本当は倫護さんのケーキ職人の腕とかも自慢に思ってるんじゃないかな」

百花「そうでしょうか?」

譲二「倫護さんは職人気質だから、一護に対しても厳しいんだろうけどね」

百花「そうなんです」

譲二「でも、百花ちゃんは手伝ってて楽しいんだろ?」

百花「はい。倫護おじさんのケーキ作りは見てるだけで面白いです」

譲二「だったら、百花ちゃんが手伝ってたら、そのうち一護も少しずつ覗きに来たりするんじゃないかな」

百花「だったらいいんですけど…」

譲二「きっと大丈夫だよ」


一護が百花ちゃんを好きな事は間違いない。

だから、百花ちゃんが佐東洋菓子店を手伝うことで、ぎくしゃくしている一護と倫護さんの間が少しずつ上手く行くようになればいい。

俺は安心させるように百花ちゃんに微笑んだ。



 譲二さんの愚痴(佐東一護本編5話)おわり


譲二さんの愚痴(佐東一護本編5話)~その1

2015-10-10 08:40:43 | いっちゃんルートの譲二さん

「いっちゃんルートの譲二さん」に関しては、続編のスパハピから始まって、譲二さんが出てくる回のみの話を飛び飛びに書いてきた。
だから、全部通して読んでも話が繋がらないと思う。
もちろん、吉恋のいっちゃんルートを読んだ人対象の話ではあるから、それでもいいのかもしれないけど。
ハルくんルートや譲二さんルート(こちらはブログ名になるくらい本命だからだけど)に比べて、量が少ないのはちょっと寂しい。
というわけで、今まで書いてなかった部分も譲二さん目線で振り返ってみようと思う。

☆☆☆☆☆


頼れるみんなの兄貴として、ヒロインと幼なじみたちとの恋愛模様を応援しつつ、自分の気持ちには蓋をして、ちょっと落ち込んでみたり…。

 そんなちょっと情けないけどラブリーな譲二さんを王道のいっちゃんルートでウオッチングしてみようと思う。

 自分のルートのヒロインにも自分から告白できない譲二さん。


 そんな譲二さんが他人のルートのヒロインに気持ちを打ち明けられるわけも無く…。


☆☆☆☆☆
譲二さんの愚痴(佐東一護本編5話)~その1

 毎月1日は商店街の福引の日だ。

福引の手伝いは当番があるんだけど、今日は休みの日ということもあり、ハルやリュウたちが手伝っていた。

前の日に、今日手伝うということをハルから聞いていたから、差し入れでサンドイッチとコーヒーを持って行った。

ハルの話ではりっちゃん以外みんな商店街の子(なぜか百花ちゃんもそこに入っているらしい)たちが手伝うってことだった。



譲二「お疲れさま。これ、俺からの差し入れ」

竜蔵「ジョージ、気が利くな!」

春樹「ジョージさんありがとう」

剛史「やった! ちょうど腹が減ったところだ」

百花「マスター、ありがとうございます」


俺は辺りを見渡した。


譲二「あれ? 一護はいないの?」


心なしか百花ちゃんの顔色が陰る。

ハルが苦笑交じりに言った。


春樹「ちょこっと顔だけは出したんだけど、佐々木が代わりにいるからいいだろ、なんていって、遊びに行っちゃったんだよ」

百花「みんなはちゃんと手伝っているのに」

譲二「そうか…」

竜蔵「一護のヤツ、反抗期みたいなもんだよ」

譲二「反抗期っていうか、一護は素直に自分を出せないところがあるからね」

百花「……」

譲二「それより、百花ちゃん、福引の手伝いも板についているね」


百花ちゃんの顔がパッと明るくなった。


百花「そうですか? なんだか、みんなでやってると楽しくて」


そうそう、そんなふうに笑っているのが一番かわいいよ。


百花「一護くんも一緒にすればいいのに…。そうしたら、絶対、楽しいのに…」


ハハ、結局はそこへ戻っちゃうわけね。

☆☆☆☆☆


しばらくみんなと話してから、クロフネに帰ってきた。


一護も百花ちゃんと一緒に福引の当番をした方が楽しいはずなんだけどなぁ…。

アイツはほんと素直じゃないよな…。

それと…一護がいないと、百花ちゃんの元気がないのも気になる。

家でも学校でも2人は一緒なはずだけど、上手くいってないのかな……。



って、なんでこんなに2人のことが気になるのかな。

百花ちゃんは、良子さんから頼まれて預かってる大切な娘さんだし。

一護は可愛い弟分だからな…。

うん、それ以上の深い意味は無いはずだ。

 

その2へつづく


メフィ編、とうとう始まったね

2015-10-10 00:20:53 | ナイトメアハーレム
メフィ編始まったね。

今、レヴィ編2巡目の途中なんだけど、メフィに変更しようかな。

2巡目なのに好感度外しまくりで、シークレットエンドにはとてもいけそうに無いし;^_^A

ところでトップページのバナー、メフィが瞬きしたり、笑ったりしてるんだよ(^∇^)