東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

とことんホソミイト

2025年01月09日 | トンボ
4日と5日は沿岸部のフィールドで越冬中のホソミイトトンボをとことん捜索。すると...

ホソミイトトンボ 雄(越冬型未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
アイツ、俺たちの事をまた探しに来てるぜ!そう言っているかの様に、此方が発見する前に此方の姿に気づいていて、見つけた時には静止している植物の影に身を隠す行動をとっている事が多い。

ホソミイトトンボ 雌(越冬型未成熟)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
午前午後とも日が当たらない林縁で越冬中のメス。日影で越冬中の個体は10℃ほどでは移動しない。

ホソミイトトンボ 雄(越冬型未成熟)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ホソミイトトンボの越冬スタイルはホソミオツネントンボとは違いツル植物や枝に体を沿わせている。

ホソミイトトンボ 雄(越冬型未成熟)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
越冬場所の日照条件は問わず、日影の場所から陽当たりが良い場所のどちらでも。
越冬位置はホソミオツネントンボと同様で地面付近から目線よりも上にまで至る。

ホソミイトトンボ 2雄(越冬型未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ホソミオツネントンボのような擬態感には欠けるけれど、ツル植物と枝というカテゴリー以外に決まりが無いのでなかなか見つける事が難しい。

この日はホソミオツネントンボも発見できたので、越冬スタイルの比較画像を掲載。

ホソミオツネントンボ 雄(未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ホソミオツネントンボは植物に沿わないので見分ける事ができる。

ホソミイトトンボ 雄(越冬型未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
今回、沿岸部のフィールド二箇所での捜索結果はトータル6オス1メス。
冬にトンボ!いるの?と思ってしまうけれど、冬にトンボを探すのもまた楽しい。


撮影日1月5日