この時期、朝から晴れ気温上昇の週末となれば、フチグロトゲエダシャクの撮影チャンス。
生息環境
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Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ここは乾燥が著しい台地と言う環境下にある事から、まだ新緑が殆ど見られない枯色の荒野。
この枯色の荒野に飛翔するのがフチグロトゲエダシャク。通称フッチー。早春の短い期間にのみ姿を見せてくれるスプリングエフェメラルで、昼行性の蛾の仲間。到着早々オス特有のトリッキーな飛翔を確認し期待が高鳴る。今回はフッチー是非!とリクエストをいただいたのでSさんもご同行。空振りは許されない責任重大な任務だと思い、網で捕獲してから撮影する作戦を楽しんでみた。すると...
フチグロトゲエダシャク 雄
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Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ヤママユガの様なフサフサの触角に、翅はチョコかマロン系スイーツを彷彿させるシックなデザインが美しく魅了されて止まない。でもフッチーは癖者。網で捕獲しないと撮影が難しいはその習性にある。観察した事がある方はご存知だと思うが、飛翔するオスを見つけて運良く静止も確認。そこに撮影の為、そっと近寄るもあれ敏感!飛ばれてしまいサヨウナラ。二度目のチャンスはない。そんな経験があるはず。それを散々経験しているのとSさんにもスマホで撮らせてあげたいと思い網で捕獲してからの撮影を選択。
ただ、捕獲も安易ではなく小型の捕虫網では難しい。2cm弱の大きさで素早く予測が出来ないトリッキーな飛翔となると、目で追うのさえ困難。また、網を近づけ見せると更に変則的な飛翔になり見失うパターンが続出する。釣り用のランディングポールに空気抵抗の少ないナイロン製ネットを装置、それにプラスして優れた動体視力が必要となる。
フチグロトゲエダシャク 雄
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Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
捕獲したのは2オス。取り扱いは慎重になるべく鱗粉が取れない様にメッシュのゲージにそっと入れた。ゲージ内に居るのを撮影したのでは画にならない。ヤラセ撮影とはいえ、生体をゲージの外に出して何とか撮影したいが、逃げられしまうリスクが高まる。そこで、フッチーを観察して感じていたのは、活動する時間帯が限られている事。飛翔活動が終了する頃になれば、多分、大人しくしていてくれるはず。そう思いその作戦を実行し成功。
フッチーを撮影するSさん
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Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
いつも生きものに対する情熱が半端じゃなく溢れているSさん。枯れたチガヤに静止したフッチーを右手に持ち、左手のスマホで撮影。バッチリ撮れた様で何より。メスの姿も観たいと思っているけれど、メスの発見に繋がる様なオスの行動は見られず。いつかきっとメスに出会える事に期待したい。
撮影日:3月1日
生息環境
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Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ここは乾燥が著しい台地と言う環境下にある事から、まだ新緑が殆ど見られない枯色の荒野。
この枯色の荒野に飛翔するのがフチグロトゲエダシャク。通称フッチー。早春の短い期間にのみ姿を見せてくれるスプリングエフェメラルで、昼行性の蛾の仲間。到着早々オス特有のトリッキーな飛翔を確認し期待が高鳴る。今回はフッチー是非!とリクエストをいただいたのでSさんもご同行。空振りは許されない責任重大な任務だと思い、網で捕獲してから撮影する作戦を楽しんでみた。すると...
フチグロトゲエダシャク 雄
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Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ヤママユガの様なフサフサの触角に、翅はチョコかマロン系スイーツを彷彿させるシックなデザインが美しく魅了されて止まない。でもフッチーは癖者。網で捕獲しないと撮影が難しいはその習性にある。観察した事がある方はご存知だと思うが、飛翔するオスを見つけて運良く静止も確認。そこに撮影の為、そっと近寄るもあれ敏感!飛ばれてしまいサヨウナラ。二度目のチャンスはない。そんな経験があるはず。それを散々経験しているのとSさんにもスマホで撮らせてあげたいと思い網で捕獲してからの撮影を選択。
ただ、捕獲も安易ではなく小型の捕虫網では難しい。2cm弱の大きさで素早く予測が出来ないトリッキーな飛翔となると、目で追うのさえ困難。また、網を近づけ見せると更に変則的な飛翔になり見失うパターンが続出する。釣り用のランディングポールに空気抵抗の少ないナイロン製ネットを装置、それにプラスして優れた動体視力が必要となる。
フチグロトゲエダシャク 雄
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Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
捕獲したのは2オス。取り扱いは慎重になるべく鱗粉が取れない様にメッシュのゲージにそっと入れた。ゲージ内に居るのを撮影したのでは画にならない。ヤラセ撮影とはいえ、生体をゲージの外に出して何とか撮影したいが、逃げられしまうリスクが高まる。そこで、フッチーを観察して感じていたのは、活動する時間帯が限られている事。飛翔活動が終了する頃になれば、多分、大人しくしていてくれるはず。そう思いその作戦を実行し成功。
フッチーを撮影するSさん
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Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
いつも生きものに対する情熱が半端じゃなく溢れているSさん。枯れたチガヤに静止したフッチーを右手に持ち、左手のスマホで撮影。バッチリ撮れた様で何より。メスの姿も観たいと思っているけれど、メスの発見に繋がる様なオスの行動は見られず。いつかきっとメスに出会える事に期待したい。
撮影日:3月1日