東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

憧れの黄昏ヤンマ

2011年07月23日 | トンボ
河川敷のカブトムシを撮影している最中に時間が来てしまった為、ミヤマアカネをそっちのけで車を走らせ向かったのは都内にある某公園。ここは朝夕の黄昏時に飛翔活動をみせるヤンマの静止姿を日中に観察できる特別な場所。この時期になると各地から撮影者が集まり今や有名スポットとなっている。準備を整え早速ヤンマ探しを開始すると、すでにヤンマを撮影する人集りができていたので僕もお邪魔させてもらい撮影開始。

ヤブヤンマ 雄

D700+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D+SB-600
トラ縞模様にブルーの複眼が素晴らしく美しい。

マルタンヤンマ 雄

D700+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D+SB-600
ピクチャーコントロールはビビットに設定し外部ストロボを軽めに焚いて照り具合を出しつつ引き締めた。

上と同じ個体

D700+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D
ピクチャーコントロールはスタンダードに設定し自然光での撮影。
全て三脚使用。

好みが分かれるところだが僕は両方とも好きである。
静止している場所は薄暗い林の中の枝。こういった場所にはやはり高感度高画質のD700が良い仕事をしてくれた。

彼らの静止姿が見られるのはそれなりの条件があり数日間30℃を上回る猛暑日が続く午後がベストタイミングだ。この美しい深みのあるブルーの複眼を持つマルタンヤンマの雄はトンボに興味をもった者ならば必ず魅了され仕留めたくなる永遠の憧れのヤンマに違いない。

撮影日:7月16日

撮影地:東京都


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