東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

オツネンの時間

2023年04月09日 | トンボ
満開散る桜とダビドサナエの羽化撮影を堪能した後、オツトンボが活動する水辺に急いだ。

オツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
何処で越冬していたのか?見つけられない自分に情けなく、そこかしこに成熟した個体が見られた。

オツネントンボ(交尾)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
急いだ理由はコレ。
前回も書いたけれど交尾が見られるのは越冬明けの活動初期で、ここでは3月下旬から4月上旬まで。それ以降はオスがメスをつかまえて連結、その後、交尾はせず直ぐ産卵に入るパターンが多い。
その事から既に交尾を済ませてたメスはとにかく産卵に時間を費やしたいのではないかと感じている。
あくまでも自分の知見なので、参考にしていただけたら嬉しい。


オツネントンボ(連結産卵)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
産卵植物はフトイの新芽。オツネン、ホソミオツネンは、よく晴れて気温が高い時間帯になると、落ち着いて産卵に徹するペアが見られるので、その時が接写のチャンス。いつなら近寄れて、どのペアが落ち着いて産卵しているのか?同種でもそれぞれの性格を持つので見極めながら熟知に励んでいる最中。

ホソミオツネントンボ(連結産卵)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
冬の間は茶褐色だったホソミオツネントンボも、春の青空に負けない美しいブルーに成熟して
産卵に参加していた。また、南方種のホソミイトトンボの姿もちらほら見られていたので、
この先、越冬三種が揃った産卵場面を見られる日も近そうだ。天気を見て再び訪れたい。


撮影日:4月1日


最新の画像もっと見る