東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

お盆休みの池で

2017年08月15日 | トンボ
池の縁に巣を作って獲物を待ち構えるナガコガネグモに捕まっていたのはアオヤンマのメス。

巣の中心部で獲物を待つクモに掴みかかり、クモを巣から引き離すように捕らえる事があるアオヤンマ。
何度かそんな場面を見てはいるが、未だにその瞬間の撮影は叶わないまま。
しかし、それもアオヤンマが最盛期でクモがまだ幼体の時期だからこその摂食シーン。
お盆にもなると老熟個体の飛翔が少数みられる程度と寂しくもアオヤンマは終盤。
その一方、この時期のナガコガネグモは成虫の大きさにまで成長し、
池の縁に多数が網を張り獲物を待ち伏せる姿が目立つ。
弱々しく飛翔するアオヤンマの老熟個体はクモの巣を交わす事が出来ず。
クモの巣を破るまで必死に抵抗した痕跡も見られる中、
無念にもナガコガネグモも餌食となってしまったようだ。
また来年のゴールデンウィークから撮影を楽しませてくれることであろう。

ギンヤンマ(連結産卵)

毎年、お盆休みに入るとアオヤンマと入れ替わるように目立って来るのがギンヤンマ。
連結しながら産卵に飛来する姿は存在感があり、いつ見てもカッコイイ。
何度も飛ばれては戻りの繰り返し、池の中で張り込みようやく撮影が叶った。
次回は広角レンズでの産卵撮影を楽しみたい。

全てD810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

撮影日:8月12日
撮影地:東京都内


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