小島愛ブログ「小島時代」

姐御が往く・・・

あたしは猫。

2009-08-18 02:44:30 | 
 あたしは女子の群れが苦手だった。
 
 小学校の頃、10人くらいの仲良しグループがあった。リーダー核的な女の子の元に、子分的な女の子が集まり、皆で御揃いの文房具を使ったり、公園で遊んだり、子分其の5の家で談笑したりするのだ。そのグループは1学年という狭い範囲ではあるけれど、何となく皆に羨ましがられているようなグループだった。
 
 あたしはその子分の1人として所属していた。そう。子分。

 仲良くしている時はいいのだが、これが厄介な事に、「○○ちゃん、ちょっと最近ムカつくよね」と言うコトを、リーダーだったり、子分其の3だったりが言い出すと、皆がそれに同調し、寄って集ってその子をムシしだす。上履きが隠される。挙句の果てに「ウサギ小屋」の裏に呼び出し、何故ムカつくのか、その子に直接モノ申したりする。

 そのターゲットがグルグル回って結局はリーダー以外の全員が一度は「うさぎ小屋」に呼び出された経験を持っている。
 勿論、あたしも呼び出されたことがある。
 そして最終的にはそのリーダーが下克上に遭い、「うさぎ小屋」へ呼ばれる。

 そう。平たく言えば「いじめ」である。

 弱い人間なので、自分がいじめられるのは嫌だし、ずっと心に違和感を感じながらも勇気を出せず、その群れから抜けることが出来ないでいた小学生。

 少し大人になった中学生、高校生。
 もうこういう群れはイヤだ。自分がいじめられたりするのも、いじめに加担しなくちゃいけないのもイヤなのだ。
 だから着かず離れずの良い距離感を保ちながら“女子の群れ”と接するという手段を選んだ。広く浅く・・・・・。女子特有の偏った団結心は苦手だった。
 けれど、心許せる、何でも話せる価値観の同じ大親友もこの頃できた。

 大人になった今。
 群れるのはやっぱり苦手だ。あたしは「猫」でいたい。
 そして気の合う「猫女」が結構回りに居る事に気が付いた。

 今日はそんな「猫女」4人で飲み会。 
 其々が其々の価値観をしっかり持っている。其々の価値観が違えど、其れを咎める事無く認め合う。

 同じ局で働く同僚女性達。其々に素晴らしい才能があって何時も色々教えてもらっている。
 アナウンサー「平松亜紀子
 モニバDJ「筒井明子
 イブトリディレクター「Ms.TAKADA」

 4人。あたしにとっては結構な群れだ。
 けれど、この「猫女達」のおかげで、女子への苦手意識が薄らいできた。

 これからもお互いの気の向いた時、群れてガールズトークとやらをいたしませう!