お正月に私の従姉妹が、こんな本をくれました。
『みんなが知らない美女と野獣』
セレナ・ヴァレンティーノ 著
(講談社KK文庫, 2017年)
み~たんに、といただいたのですが、母の私がハマって、あっという間に読んでしまいました(笑)
ネタバレは避けますが、前書きにあるとおり確かにこちらも「美女と野獣」でした。
映画の世界も壊さず、原作へのオマージュもしっかりと。
実はそうだったのか、とすがすがしい読了感でした!
ちなみに、編訳者の岡田好恵氏によると、「美女と野獣」は原作が1740年にフランス人のビルヌーブ夫人によって書かれてから、1756年に同じくフランス人のボーモン夫人が短縮版を書いてこれが世界に広まったのだそうです。
(1740年の原作の話は初めて知りました。)
日本の古典も、オリジナルに後の時代になって脚色がされて受け継がれたり、随所にエッセンスがちりばめられているものがたくさんあるな~、ということを思うと、愛される作品はこうして残っていくんだよな、と大学時代に古典を学んで感じたことを思い出しました。
それにしても小学生向けの小説って読みやすくていいですね。
楽しかった!
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