ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

星みる人

2018-08-09 03:21:31 | 資料

ひるもなほ星みる人の目にも似むさびしきつかれ早春の旅    宮沢賢治



今日は賢治である。美しい一筋だ。

何のための旅かはわからない。

昼もなお星を見るというのは、探しても無駄なものを探しているというような意味だろう。

嘘ばかりの世界において、真実を求める求道者の魂は疲れを負うばかりだった。



早春の鳥の声をぞききとめて生き疲れにしわれと語りぬ    揺之






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