ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

こころよく

2018-02-08 03:07:23 | 資料

今日は啄木に興味を持った。


こころよく
我にはたらく仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ

           石川啄木


短歌を三行に分けて書くことは、わたしには難しいが、彼にはできる。

しかもそれが効果的だ。詩文として完成度が深まる。

啄木には夢があった。命と才能をかけてやりたいことがたくさんあった。

それがあらゆる妨害のおかげでできなかった。

残してくれた詩文は多いが、無念であったろう。

その無念のひとかけらでも、わたしが果たしてやりたいという思いに駆られる。



啄木の世の木を打ちしその音の高きが故に人は忘れず    揺之






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