ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

砂の道

2018-06-16 03:26:34 | 絵画


ジョン・ジョゼフ・エネキング(1841-1916)、アメリカ。


明るい日向の中を、ひとすじの道が通っている。

記憶の中にある光景だ。

遠い昔、こんなところを通ったことがある。

だれか、なつかしい人に会いに行ったのだ。

それはおそらく、もう二度と会えない人なのだ。


ひかり散る昼のしづけさひとすぢの砂の道ゆくきみにあふため    揺之






この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 悲しき朝 | トップ | 耶蘇は死にむくろを石にかた... »
最新の画像もっと見る

絵画」カテゴリの最新記事