食べたものは消化されて血管に運ばれます。
糖質はブドウ糖に、脂質は脂肪酸に、蛋白質はアミノ酸になって血管内に運ばれます。
図のように、血管の中から血管の外に出て栄養として使われるためには、ブドウ糖はインスリンが必要ですが、脂肪酸とアミノ酸はインスリンは必要が無いのです。
ブドウ糖はインスリンを出す膵臓が元気でなければなりません。インスリンが出なければ、ブドウ糖は血管の中に留まることになります。
ブドウ糖は血管壁を傷害します。結果、インスリンの出ない・出にくい糖尿病患者の場合、ブドウ糖が血管の中から出て行けないので、血管が詰まって、目が見えなくなったり尿が出にくくなるのです。
食事でブドウ糖になるものを摂取制限することが、血管障害を防ぐことになります。
低糖質の食事(糖質制限食・ローカーボ食・低炭水化物食)が今注目されています。