インスリンの放出量は正常であるけれども、その効きが悪くて、血糖を処分する働きが不足して高血糖状態になる場合がインスリン抵抗性といいます。
このメカニズムは以下のようになります。
一般に、血糖値が少しでも上がると、急性インスリン応答として、迅速にインスリンがドッと放出されます。どれだけのブドウ糖が流入してくるかわからないので、とりあえず多めに放出するのです。
ところが、入ってくるブドウ糖とこれを処理するために放出されるインスリンの量のバランスが良くないことが継続すると、インスリンの指令に対する反応が悪くなってきます。
少量の糖質を頻繁に摂り大量のインスリンが放出された場合、働く必要のないインスリンは手持無沙汰になります。
この様な状況の場合インスリン抵抗性が発生しやすいのです。
少量頻繁の味見をする調理師に糖尿病が多いのはこのためなのです。
3度の食事以外に、糖質の多いおやつの摂取、自動販売機の糖質入りドリンクを摂取する場合も頻回の糖質摂取につながります。
大豆の糖質制限食品は主食からおやつまでそろっています。