田植え機に乗った元サラリーマン

車中泊旅や探石などを楽しみながら生活の中で感じたこと思ったことなどを気まぐれに書き込んでいます

車中泊小旅行記(越後)-1

2018-06-12 | 
叶津川
6月5日(火)晴れ時々曇り
田植えやよさこい、松の剪定など例年の上半期の行事が一段落、ちょっぴり時間が出来たので梅雨入り前に小旅行に出掛けることにしました。いつも10日ぐらいまでは天気が続くはずなんですがどうやら今年は例年より梅雨入りが早いようで傘マークが、でもまぁ久しぶりの「旅」なんで雨が降ったら降ったでそれなりに楽しんじゃおうかなと思っています。
でも旅のスタートは今日一日の晴れを約束してくれるかのような鮮やかな「朝焼け」で始まりです。

「朝焼け」
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行く先は何となくふらふら会津から日本海へでも出てみようかなと、R293を北上し大田原でR400に入り道の駅「塩原」で休憩、塩原温泉、山王トンネルを抜け福島県に、道の駅「会津田島」を過ぎ会津田島の市街地でR289に入りしばらく走ると道の駅「きらら289」に到着です。4時ごろ出発したんでここまで4時間以上かかりました、やっぱ会津はそこそこ遠いですねぇ、ここで少し多めの休憩をとります。

道の駅「きらら289」

道の駅「きらら289」を出て直ぐのトンネルを抜け右折して只見を目指します。フロントガラス越しに見える高い山々の頂上付近にはまだだいぶ雪渓が残っていますね。

「雪渓」-1

只見の市街地を通過して左折すると到着、「叶津川」です。

「叶津川」-1

私は名所旧跡などの観光地や名物の美味しい食べ物などにはあまり興味がなく、どちらかというとあまり人のいないB級スポットやマイナーなところが好きなようです。人が多いところや行列が出来ているところは無意識に避けてしまうようです。
ということでここは人がいません……、と思ったら反対側の川原に一人いました、同好の士かな?、取り敢えず黙礼。この川は越後山脈に端を発し県境のいくつもの沢を集めて叶津川となり只見町で只見川に注ぎ込む川でそんなに長い川ではありませんが、川の状況を見ると土手がえぐられた跡や流木、大きな石などもゴロゴロしていて結構な暴れ川のようです。趣味のメノウ探しでこの川に辿り着き、結構気に入っていて過去何度か訪れています。

「叶津川」-2
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純粋のメノウはほとんど採れないんですが「赤石」(たぶん石英の結晶)や「ジャスパー」があります。そんなに数が採れるわけではないんですが何より「石拾い」などをしている人があまりいないのがお気に入りで今回も足を運んでしまいました。いつもは道路の近くを探すんですが今日は時間もありますんで少し上流の堰堤のあたりを探ってみようと思います。途中の土手の脇の山裾には奇麗な花が、この花はちょうど満開時期のようでこのあとあちこちで見かけました

「花?」

これはふと見上げた崖の途中に咲いていました、このピンクの淡い色から推測してたぶん「ヒメサユリ?」。会津に入って南郷を過ぎるあたりからこの名前をあちこちで見かけますので名前は以前から知っていましたが、花は見たことがありませんでした。そういえばこの時期に会津に来るのは初めてかもしれません

「ヒメサユリ?」

そして田んぼの畔で見かけた巨大な「ギボウシ?」、花はこの先7~8月にかけて咲くのかな

「ギボウシ?」
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長靴に履き替え2時間ほど川の中をウロウロ、いくつか小さい赤石はありましたが気に入るようなのはなかなか見つかりません。そんな中大きな石の裏側に引っ掛かっていたこの石を見つけました。もうちょっと赤いとgoodなんですがそれでも白いメノウ(石英かも)の帯が走っていて一部キラキラ輝く小さな水晶(石英かも)も、折角来たということで叶津川のプレゼントですかね。(興味のない人にはただの石ころです)

「ジャスパー?」

R289を進み反対側の川原に、R289はここで通行止めになっています。R289は太平洋岸のいわき市と日本海側の新潟市を結ぶ約250kmの国道、難所が多く2008年に開通した西郷村と下郷町を結ぶ甲子トンネル開通は有名な話です。そしてこの先にある「八十里越え」も難所らしく北越戊辰戦争で越後長岡藩の河井継之助がここ「八十里峠」を越えて会津に落ち延びた話も有名みたいです。(余談ですが1868年1月の鳥羽伏見の戦いに端を発した旧幕府軍と新政府軍との戊辰戦争今年で150年目だそうで、会津では戊辰150周年記念事業が行われるそうです)
でもここはまだ未開通、いくつかのトンネルは出来ているようですが開通はまだまだ先のようです。というのもここは難所に加えて日本有数の豪雪地帯、一年のうち半分ほどしか工事が出来ないという事情もあってか大分工事に時間がかかるようです。この先はどうなっているのか詰所にいた守衛の方に聞いてみると、この先はしばらく舗装道路が続き工事車両のみが入れるそうですがその先は通行止め、旧道は歩いてなら通れるみたいですがけもの道のような山道で険しい道だそうです。新潟県出口まで約2~30kmぐらいかなと言っていました。「八十里」は一里=4kmとすると320km???、あれぇ可笑しいな。調べてみると諸説あるもののこの山道は通常の1里が10里に感じられるほどの険しい峠道が続くことから「八十里」だそうで、実質8里=32km、納得です。

「R289通行止め」

そろそろお昼、急いで只見町唯一(私が知る限り)のスーパー「Vチェーン」に急ぎます。12時前あたりまでに行かないと弁当が売り切れてしまうんです。

スーパー「Vチェーン」
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取って返し叶津川の堤防の土手で弁当を拡げました。う~ん、天気最高、空気がうまい、手作り感たっぷりの弁当もgoodとほくそ笑んでいると、脇を通った工事関係者の人が怪訝な顔を…、まぁ滅多に人が来るところではありませんので。

「本日の日替わり弁当」

昼食後また川に入り石を探索まぁ小さいのはあったんですが目ぼしいのは見つかりませんでした、また次回です。ということで只見方面に戻ろうとして何げなく左側の車窓に目をやると、げげぇ、「雪渓」ですかねぇ、田んぼの脇ですよ、まだ相当分厚いです、只見は雪が深いとは聞いていましたが半端ない相当な豪雪地帯なんですねぇ。

「雪渓」-2

只見町に戻り只見線に沿ってR252を小出に向かいます、これは只見湖かな?

「只見湖」
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そして「田子倉湖」、写真撮ってませんがこの辺りで「六十里越え」の標識が、ということはここも険しいところだったんですねぇ、そういえばクネクネ道が続きトンネル内の道幅もすごく狭く対向車とギリって感じです。

「田子倉湖」

「アイヨシの滝」、紅葉の時季は綺麗でしょうね!

「アイヨシの滝」

標高を結構上げて来ているんで道路脇のそこここに雪渓が見られます。

「雪渓」-3
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途中に温泉発見「寿和(すわ)温泉」、ずうっと温泉を探していたんです、汗かいたんでサッパリしたかったんですよ。入広瀬の狭い町の中を右に左にハンドルを切ってやっと到着、えっ700円ちょっと高いなと思ったらシニア400円ラッキー、設備はちょっと古めかしかったですがお湯は柔らかく気持ち良かったです。(後で調べたら別棟の露天風呂が良いみたいです、別料金)

「寿和(すわ)温泉」

さてさて夕方になって来ましたんで今夜の宿探しです。先ずは温泉の直ぐそばにあった道の駅「いりひろせ」、悪くなかったんですが廻りは山、夜は静か過ぎるかな、ひょっとして1台きりだったりして、ということでここはパスです。

道の駅「いりひろせ」

続いて小出の町に入って道の駅「ゆのたに」に、ここは良さそうです。駐車場も広く道路を挟んで反対側にドラッグストア、スーパー、ダイソーまで、早速スーパーで晩飯を購入しました。駐車場所を探してあちこちウロウロ、う~ん角地の両脇が道路そして駐車場がやや傾斜、大型トラックも停まっていますねぇ。

道の駅「ゆのたに」-17
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そして何やら微かににおいが近くに肥料工場でもあるのかなぁということでここもパス、近くの道の駅「越後川口あぐりの里」にでもここも幹線道路R17の直ぐ側ということでパスです。、

道の駅「ゆのたに」-2

でやっと辿り着いたのが越後川口の隣の道の駅「ちぢみの里おぢや」、大分陽も暮れて来ちゃいました。第一候補が道の駅「ゆのたに」だったんですがずいぶん遠くに走って来ちゃいました。

道の駅「ちぢみの里おぢや」

ここは結構混んでいますねぇ、でももう動くのは嫌なんでここにします。車中泊らしき車が並んでいる端っこの方に車を止め窓の目張りを手早く済ませ寝袋を準備して車に潜り込みました。道の駅「ゆのたに」の脇のスーパーで買ったビールを飲みながら弁当を食べると疲れから直ぐにぐっすりと寝入ってしまいました。

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