まぁるい抱っこ

播州平野の一角で、ワンコと暮らすピースフル日記☆

生きる力

2010年01月17日 | 蘭ちゃん日記

会社の、仕事部屋に置いてある鉢植えの蘭に、仲間が増えました
新入りの子のこのお名前は、「ミランダちゃん」です


向かって右から~ 
1代目「蘭ちゃん」 2代目「蘭次くん」 3代目「三蘭ちゃん」
そして、4代目の「ミランダちゃん」

このミランダちゃん、実は ケビンママの会社にいた子なんです
花が終わってからずっとそのままにされていたの
「どう育てていいのか わからないんだけど…」ってことで
それなら、同じ仲間が居る うちの会社に置いてあげようと思って
連れてきちゃいました

花芽などは ぜんぜんないんだけど 葉っぱはすごく健康的
今年がダメでも、もしかしたら 来年 つぼみを持つかも…
そんな期待を抱いてます

これは、蘭ちゃんの 1番目のつぼみです

去年ついた1番つぼみと比べると だいぶん小さいですけど
順調に成長しているみたいで、嬉しいなぁ
蘭ちゃん、本当に強い子ですよ 生命力に満ち溢れているのです

そしてこれは、蘭次くんの花芽ですよ

グングンと大きくなってるの もうすぐつぼみも出てきそう
もうダメかと思ってた蘭次くん、こんなにも生きる力が強いんです

三蘭ちゃんはミランダちゃんと同じく、花芽はまったくないのですが
茎がみずみずしいのです
来年、この2人にはがんばって 花芽を付けて欲しいと願っています

花は強い 自然界の生物はとても強い
   決して 生きることをあきらめないんですよね


                              


1月17日は 阪神・淡路大震災が起こった日
あれから 早いもので丸15年です
とりわけ被害の大きかった神戸の町までは、アタシの住んでるところから
車で40分、距離にすると40kmほどです
あの日、アタシの町もすごい揺れた。。。震度4だったように記憶してます
食器棚の中の食器がずんずん扉のほうへずれて ガラスの扉が割れました
ドレッサーに並べてあった化粧品の瓶が 全部倒れて落ちました
ケビンママのところでは テレビが台から落ちました

神戸は 震度7の激震でした

【神戸新聞】という地元紙があります 本社はもちろん神戸市三宮
新聞社ビルは地震により壊滅的全壊となり、当然、
新聞の発行など 出来るわけない状態でした

でも、神戸新聞は地震当日の夕刊を発行させたのです
新聞が刷りあがって、人々の手に届いたのは夜の9時頃だったそうです

大災害緊急事態発生の中でも、新聞を発行し続けた新聞記者たちの
ドキュメンタリータッチのドラマが 放送されました
テレビドラマなので、ノンフィクションとはいえ、多少の脚色はあったでしょう
しかし、アタシが今まで知らなかった、当時の新聞記者たちの
すさまじい記録に 涙が止まりませんでした

新聞記者たちは、災害の状況・被害の大きさを伝える使命を全うしながらも
生き残った人たちが、亡くなった人たちのためにも
強く生きていかなきゃならない、と立ち上がる姿を 懸命に記録していました

神戸の町を一刻も早く復興させなきゃ、とみんなの心がひとつになり
「がんばろう神戸!生きる」というスローガンが生まれたのは
震災後、わずか1週間でした

会社の神戸営業所も半壊状態になり、震災から10日ほど経った頃から
仕事の手伝いをしに、2週間ほど神戸へ通いました
その時に、つぶれた家の下敷きになって家族を亡くした人とも会いました
「残されたものが、神戸を元通りにしなきゃ」と
泣きながら話されていたその人の姿を、今でも鮮明に覚えています

神戸は復興した。といわれている影で、やはり被害の爪あとが
消えていないところが まだあるのです
再建されたビルや建物に混じって 更地がポツンポツンと残っていたりしてます
だからこそ、まだまだみんな、がんばっているんですよね
強く生きて、前を向いて

毎年、震災の日が来るたびに「生きる」ことを考えさせられるこまいぬです
そして、蘭ちゃんたちの姿と重ね合わせています
がんばって生きていかなきゃ

災害は、いつ、どんな形でやってくるか まったくわからない
何か起こった時に、人間に対しての救助体制はあっても
ルンナやフルルたちのためのことは?



アタシがいないお留守番してるときに 何か起きたらどうしたらいい?
家がつぶれてしまったら 人は避難所に行くことができるけれど
ルンナやフルルは 一緒には入れないよね
そうなったら、どーすればいいの?
   今は、それがいちばん気がかりなこと

願わくば、世界中のどこにも 災害など起きませんように…
ハイチの人々に心からお見舞い申し上げます


今日は重い日記になってしまいましたが
    読んでくださってありがとうございました



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