日の出から
牧場の朝は早いが
これだけの牧場になると
夜中も牧童が二人は起きて馬・羊の番をしている
朝一で水飲み場へ連れて行き水を飲ませる
戻ってくると20m四方に張られた綱に仔馬を縛る
(地面に20mのロープを長方形に這わせる)
母親から勝手に乳を飲まないようにさせる
仔馬を母親から離しロープに繋ぐ作業に1時間以上かかる
それから搾乳準備にかかる
搾乳準備
地面に這わせたロープに繋ぐ仔馬の面繋は40㎝ほどの紐
その先に10㎝程の木片が紐に結わいてある(T字型に)
これを地面に這わせたロープに繋いで仔馬を動けないようにする
動物愛護団体が見ると動物虐待で訴えられる
モンゴルはナーダム競馬で子供を騎手にして競技させるので
世界人権団体から幼児虐待で訴えられている(モンゴル文化です)
搾乳の時、ロープから離し母親の所へ連れて行き
母乳をさせる
搾乳
仔馬が乳を飲むのは精々30秒程度(母親が乳を出し始める)
そこを賺さず人間様が馬乳を搾乳?搾取するんだろう
母親は仔馬だと思いドンドン乳を出し続ける
一回に100㏄から200㏄搾乳できれば御の字
よく見てください乗馬する側から母馬の後ろ脚から右手を入れて母乳を搾る
牛と違います・・ウシでこういうやり方すると逆に蹴られます
牛は真後ろから両手を入れて搾乳する(大人しい牛は別のやり方)
危険な牛は後ろ足を縛り蹴られないようにする
モンゴル馬は基本的にこのスタイルで搾乳する
料理準備
長女は男が今朝、三頭の羊をしたのを細かく切り分ける
手慣れたもので三頭を細分するのに時間は要しない(1時間ぐらい)
ノタノタしていると日が暮れると言われる(爺さんの母親も昔、言っていた)
モンゴルの女を怒らせると怖い!(完全殺人をされるかもよ)
モンゴル人は家畜をし解体する時、一滴の血も大地に流さない
解体をする(観察・見学していて見事と感心させられる)
爺さんを怒らせると怖いよ!
(何回となくの仕方を見学させてもらっているから)
ご相伴に与りました
モンゴル人でも初めての馬乳酒と馬乳を飲めば下痢をすると言われている
昔は馬乳酒を飲んでいたが腐った馬乳酒を飲まされて飲まなくなった
都内の大病院などは郊外に療養所を儲け手術後の患者や
治りかけの患者に馬乳を飲ませて回復を促進させている
今回は久しぶり馬乳を二杯も飲ましてくれた
下痢などしません爺さんは!(牧民が驚く)
なんでなのか馬乳が口に合う?体に合う?
牧民が驚きます立て続けに丼で二杯もお代わりする
変な外人です
不思議な爺さんである
飲んだ後、すこぶる体調が良くなるというか
馬乳はサラッとした乳である(水っぽい感じ)
牛もヤク(水牛)羊の乳を生で飲んでも下痢をしない
不思議な爺さんなんです(日本にいた時は牛乳など飲みませんでした)
ラクダ乳を飲んだことがないが
ヤク乳の搾りたては黄色い油が浮くほど濃い
喉越しがいいというかドロッとした乳(実に美味)
飲んだ後、口元が油でベタベタして始末が悪い
ラクダ乳も濃いいと言われているが飲んだことがない
日本にいた時は牛乳は珈琲を飲む時に使うだけ
牛乳を飲むと腹の具合がゴロゴロして良くなかった
牛乳を飲む習慣がなかった
コーヒー牛乳はよく飲みました
所変われば腹具合も変わる?
モンゴルの羊肉はオーストラリア産羊肉より臭くない
でも爺さんは羊肉をなるべく食べないようにしている(臭い)
爺さんが好きな肉は馬肉・ヤク肉・ラクダ肉・牛肉
ヤクとラクダ肉は肉屋が牛肉と偽り販売する
騙されても牛肉よりヤク・ラクダ肉は美味しい
一番はやはり馬肉(乗馬して馬肉食べて幸せモン)