線路を歩く
春先特有の冷たい風が吹き荒ぶ
上空のシベリア寒気団と地上の温度差がさせる
竜巻と突風とパウダー状の塵たちの饗宴
伏し目がちで本線へ入る先に工事をしている集団がいた
石炭専用引き込み線の枕木交換作業である
列車が来たのを幸いに作業風景を写す
中には嫌がる人もいるので何となく写す
一番手前の若者が現場の責任者
5人一組で必ず女性が一人含まれている
此処が共産主義社会の男女平等という仕組み
顔は窺えないがタオルで隠した肌は白い
街で素顔ですれ違っても私には分からない
塵で曇る
太陽はまだ2時間弱後でないと沈まない時間帯に
この有様である
マクロゴミが舞う有様で太陽も隠す塵である
数時間前まで突風と竜巻が乱舞していた
夕方になると風が収まるので
散歩が自然と遅くなる
夜の機関車
帰りは散歩に出た時間が遅くなった分
このようになる
午後9時45分という時間帯は久しぶり
厳寒期と今じゃ列車の時刻も変わるのか
暗い中を歩いていると後ろから列車が
カーブだったから運転手には人が確認できない
私は早々に退避してカメラを構えていた
私が線路際に居るのを確認して笑っている
機関車の後ろ姿を写す
川を渡ろうとする機関車
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