競馬マニアの1人ケイバ談義

がんばれ、ドレッドノータス!

私がポルトフィーノを選択しなかったわけ2

2007年06月21日 | Weblog
今日はポルトフィーノを指名しなかった理由を書きましたが、今日はもっと具体的に書いてみようと思います。

今年の桜花賞を制覇したダイワスカーレットと、今年の安田記念でG1が4勝目となったダイワメジャーは兄妹です。お母さんはスカーレットブーケ。2頭とも社台ファーム生産馬です。
ダイワスカーレットとダイワメジャーは馬名の通り、馬主は同じ人物。大城敬三氏です。
ダイワスカーレットはスカーレットブーケ10番目の仔です。しかし、この兄弟馬すべてが、大城氏の馬ではありません。

スカーレットブーケの子供たちのプロフィールを順番に書いてみましょう。

まずは、スカーレットブーケ自身の成績。この馬はG3を4勝してます。また、G1エリザベス女王杯3着があります。

1番目の仔はスカーレットメール。社台レースホース所属でした。1勝のみで終わってます。

2番目の仔はヴィノロッソ。この馬も社台レースホース所属でした。この馬も1勝のみ。のちに公営に移り、こちらでは3勝してます。

3番目の仔はスリリングサンデー。この馬も社台レースホース所属でした。この馬は5勝してますが、重賞勝ちはありません。

4番目の仔はグロリアスサンデー。この馬も社台レースホース所属でした。この馬も5勝してますが、やはり重賞勝ちはありません。

5番目の仔はダイワルージュ。この馬の馬主は大城敬三氏でした。この馬は3勝しかしてませんが、G3新潟3歳Sを優勝しており、G1阪神3歳牝馬Sで2着、クラシックの桜花賞で3着があります。

6番目の仔はソフィーズローズ。この馬の馬主は吉田千津氏。この馬は未勝利に終わってます。

7番目の仔はダイワメジャー。この馬の馬主は大城敬三氏でした。この馬はまだ現役で、今のところ8勝。うち4勝がG1です。

8番目の仔はレットバトラー。この馬は社台レースホース所属でした。この馬はまだ現役で3勝してますが、重賞勝ちはありません。

9番目の仔はキャスケードブーケ。この馬は社台レースホース所属でした。この馬は未勝利のまま引退してます。

10番目の仔はダイワスカーレット。この馬の馬主は大城敬三氏。今年の桜花賞馬です。今のところ、3勝してます。

お気づきだと思いますが、大城敬三氏が手に入れた3頭はすべて重賞を勝ってますが、社台レースホース所属となった馬6頭すべてが重賞を勝ってません。社台は大城氏に売る馬と社台レースホースで走らせる馬と、明らかに選別してると言えます。
ここでポルトフィーノのプロフィールを見ましょう。ポルトフィーノは社台の弟分ノーザンファーム生産で、その傘下の一口馬主クラブ、サンデーレーシング所属です。スカーレットブーケの子供たちを見れば、サンデーレーシングに回されたこの仔は、イマイチである可能性が大。
おまけに、この馬のお姉さんにはアドマイヤグルーヴがいます。この馬は近藤利一氏所有でした。また、5番目の仔ザサンデーフサイチは大馬主、関口房朗氏所有の馬。それを考えると、この馬が社台レースホースに回ってきたのは不自然。なんらかの問題がある可能性があります。
以上が私がポルトフィーノ選択しなかった理由です。

明日は、指名したい馬のリストをちょこっと公開しようと思います。