競馬マニアの1人ケイバ談義

がんばれ、ドレッドノータス!

よっ、横綱!8

2017年02月28日 | よっ、横綱!
 富士泉関が土俵に上がりました。今日の相手は小結西都関。小結と言ってもここまで3勝6敗。組し易い相手です。で、やっぱり勝ってしまいました。これで9勝1敗。ただ、1つ心配事が。明日の対戦相手はあの市松関となったのです。
 市松関は初日横綱富士ケ峰関に勝ちましたが、2日目は横綱朝桜関に、3日目は大関銀奨関に、4日目は大関誉関に負けて1勝3敗。ふつーの関取だったらこのままずるずると負け越してしまうのですが、市松関は違いました。
 5日目関脇龍興関を病院送りにしてからは絶好調。毎日毎日勝ち星を積み重ね、今や7勝3敗。明日の富士泉関戦に勝ち越しをかけます。
 市松関はこの場所立会必ずかち上げをやってました。このかち上げを恐れて、ほとんどの対戦力士は及び腰になってたのです。はたして富士泉関は市松関に勝つことができるのでしょうか?
 と思ったら、富士泉関には何かいい手があるようです。西都関に勝った日の夜、富士泉関の方からぼくに話しかけてきました。それはちょっと驚く内容で、ぼくは思わず声を出しちゃいました。
「え、両手で受け止めるの?」
「横綱が2日目にやったろ、あれをやるんだよ」
 2日目って・・・ 横綱と言っても、朝桜関の方かよ。う~ん、富士泉関は朝桜関のファンになっちゃったのかなあ。どんな事情があろうと、やっぱ同じ部屋の横綱をリスペクトして欲しいなあ。
 気を取り直して、話を市松関に戻しました。
「でも、両手突きをやって、跳ねっ返された力士がいたよね」
「あれは立会逃げ腰だったんだよ。相手より早く立てば、きっとあのかち上げを受け止めることができるよ」
 う~ん、なんかちょっと違うような気が・・・

 本場所はついに11日目に突入しました。市松関との取組に向けて富士泉関は支度部屋で集中してます。
 でも、そんな富士泉関の耳に衝撃な情報が入ってきました。明日12日目の対戦相手は、なんと横綱朝桜関となったのです。富士泉関はここまで9勝1敗と絶好調です。今場所は両関脇とも休場してるし、下位の富士泉関が横綱と当たるのは必然なのかもしれませんね。
 でも、朝桜関は初日こんなこと言ってたような。
「なんか11日目か12日目に対戦しそうだな。楽しみにしているよ」
 あれは現実になってしまいました。朝桜関は預言者なのかな?
 土俵上富士泉関と市松関の登場です。この一番は異様な雰囲気となりました。観客の100%は富士泉関の応援です。市松関は完全ヒール。なんかプロレスみたいになってきました。
 今日も懸賞旗が廻ります。今日はなんと7本。すべて富士泉関を応援する懸賞旗です。しかし、市松関のふてぶてしさは相変わらずでした。土俵上富士泉関を睨む眼は殺気を帯てます。富士泉関はそれを嫌ったのか、あまり眼を合わせないようにしてます。でも、これだと、なんか富士泉関は消極的に見えちゃいますよねぇ。
 挑発に乗って眼を合わせれば市松関のペースになっちゃうし、眼をそらせば弱気に見えちゃうし・・・ どう対処すればいいんだろう? うーん、難しいなあ。
 いよいよ取組の時間となりました。両力士とも土俵に片手を付けました。見合って、見合って、発気揚々! 残った!
 立会思った通り、市松関のエルボーが飛んできました。それを富士泉関の両手がバシッと受け止めました。ここまでは富士泉関の計算通り。けど、両手とも弾き飛ばされてしまったのです。その反動で富士泉関の上半身がのけぞってしまいました。あとはあっけないものです。市松関は富士泉関の身体をガシッと捕まえると、そのまま寄り切ってしまいました。富士泉関完敗です。
 観客から悲鳴と罵声が飛んできました。市松関は初日横綱富士ケ峰関に勝ち、11日目は富士泉関に勝って勝ち越し。今場所市松関は葵部屋の天敵となりました。

 富士泉関がシャワーを浴びて支度部屋に帰ってきました。ぼくはさっそく話しかけました。
「今日は残念だったね」
「いや~、帰り入幕でここまで9勝1敗だったのが奇跡だったんだよ。でも、市松関のかち上げは凄かったなあ」
 富士泉関は自分の両掌(てのひら)を見ました。
「しかし、横綱はどうやってあのかち上げを受け止めることができたんだろう?・・・」
「横綱と言えば、明日は朝桜戦だね」
「ああ、まさかこんなにも早く当たるとはねぇ、思ってもみなかったよ」
 富士泉関は期待より不安の方が大きいようです。
 と、ここで大きな声が響いてきました。モニターを見ると、なんと大関誉関が土俵の外に倒れてるのです。土俵上には巨漢佐々丸関が仁王立ちになってました。どうやら誉関の連勝がストップしたみたい。
 でも、次の銀奨関は腰が据わった相撲で連勝継続。そして横綱富士ケ峰関の登場です。
「横綱、今日勝てば勝ち越しだよね」
「ああ」
 富士泉関の返事は、どこか生返事でした。
 発気揚々! 残った! 富士ケ峰関は左手を差し、右手ではず押し。盤石な相撲です。そのまま寄り切って、今日も快勝。勝ち越しが決まりました。けど、優勝か準優勝となると、かなり絶望的です。それでも勝ち続けなくっちゃいけないのが横綱です。
 続く朝桜関も勝ち、今場所11連勝、通算48連勝となりました。つまり明日の富士泉戦は50連勝の1歩手前、49連勝目となるのです。
 ぼくは再び富士泉関に話しかけました。
「明日どうやって闘うの?」
「さあな、ともかくやるだけだよ」

 12日目。偶数日なのでこの日の結びの一番は西の横綱富士ケ峰関が務めることになります。その前の一番は、横綱朝桜関対平幕富士泉関。昨日富士泉関は「やるだけだよ」と言ってましたが、はたしてどんな取組を見せてくれるのでしょうか。
 今日も銀奨関は勝ち、12連勝。昨日負けた誉関は、今日も負けてしまい、10勝2敗。誉関は緊張の糸が切れてしまったのかな?
 そしていよいよ横綱朝桜関対平幕富士泉関の取組となりました。
 土俵に上がった富士泉関は、四股を踏み、蹲踞し。と、同時に懸賞旗が廻り始めました。それがとんでもない量なのです。15、いや、それ以上はあります。富士泉関は塩を取りに行こうとしましたが、懸賞旗の係りの人と交錯しそうで、なかなかいけません。これは大変です。
 富士泉関は塩を取ると、再び土俵に身体を向けました。するとまた懸賞旗が廻り始めたのです。懸賞旗2巡目です。結局懸賞旗は30本くらい廻ってました。中には富士泉関に付いた懸賞もあると思いますが、これが横綱朝桜関なのです。
 でも、同じ横綱でも、富士ケ峰関の検証旗は少ないんですよねぇ。9日目は0本。昨日11日目はたった2本でした。
 2人の取組の時間が近づいてきました。富士泉関に汗拭きタオルが手渡されました。
「よし!」
 富士泉関は気合を込めて吼えました。
 両力士とも腰を割り、片手を付きました。富士泉関の眼はかなり厳しくなりました。それに対し朝桜関の眼は、まだまだ余裕がありそう。
 発気揚々! 残った!
 富士泉関は右手をさっと差しました。が、横綱も右手を差しました。同時に左手で上手を掴みます。一方富士泉関の左手はぶら~んとしてます。横綱が右肘をL字に曲げてるせいで、廻しが遠くなってるのです。さすが横綱、細かい技が冴えます。
 ただ、いつもの朝桜関だったら、2秒もあれば相手力士を片付けてしまいます。今日は富士泉関の内掛けを警戒してるのかな?
 と、横綱が富士泉関の身体を引きつけました。寄切りか? けど、これによって富士泉関の左手が横綱の上手に届きました。今がチャンス。右脚からの内掛け。2人の身体が重ね餅になって倒れ始めました。が、その瞬間富士泉関はへんな感覚に襲われました。本当だったら自分が上になって倒れてるはずなのに、なぜか今は自分が下になって倒れてるのです。富士泉関はそのまま背中から落ちてしまいました。
 富士泉関敗北。実は富士泉関が内掛けを仕掛けたとき、すでに横綱の左脚は動いていたのです。外掛けでした。さすが横綱、富士泉関がもっとも得意としている技を返してしまいました。
 けど、土俵上では異変が起きてました。朝桜関が立ち上がれないのです。左足の親指を必至に押さえてます。顔はかなり苦しそう。それを察知した富士泉関は、思いっきり叫びました。
「横綱ーっ!」
「ぐぉーっ」
 あまりの痛さに、横綱はついに悲鳴を上げてしまいました。数人の呼出しが土俵に上がってきました。横綱は両側から呼出しに抱きかかえられ、なんとか立ちました。が、あまりの痛さに顔がひん曲がってます。心配そうな富士泉関は、再び声をかけました。
「横綱、しっかりして下さい!」
 でも、朝桜関は何も反応しません。反応できないと言った方がいいかも。横綱はそのまま土俵を降りてしまいました。別に富士泉関のせいではないのですが、富士泉関は強い責任を感じてしまったようです。
 朝桜関は今日の富士泉関との取組で49連勝となりましたが、はたして50連勝目はどうなってしまうのでしょうか?
 ちなみに、今日の結びの一番で横綱富士ケ峰関は快勝しました。これで9勝3敗。勝ち星が先場所の8勝を越えました。しかし、富士ケ峰関に笑みはありません。富士ケ峰関も朝桜関を気にしてるようです。

よく読む雑誌はなんでか?

2017年02月27日 | 散文
最近雑誌は買わなくなりましたねぇ。昔読んでた雑誌を時系列で書くと、
週刊少年ジャンプ⇒月刊少年ジャンプ⇒FMレコパル⇒ベストカーガイド(途中からベストカー)⇒週刊競馬ブック
そのときの趣味によって変わってました。最近は2か月に1回くらいの割合で週刊ギャロップを買ってるくらいかな?

よっ、横綱!7

2017年02月27日 | よっ、横綱!
 横綱富士ケ峰関の土俵入りが始まりました。昨日まではある程度声援があったのですが、今日はほとんどありません。逆にヤジぽい声が飛んでました。なんとも寂しい横綱土俵入りです。
 支度部屋です。富士泉関がモニターでそれを見てました。昨日までそこに露払いとして立っていた富士泉関は、なんかちょっと不思議な気分です。ちなみに、今日の支度部屋は富士ケ峰関とは東西別となりました。昨日の今日です。今日は直接顔を合わす必要がなくって、富士泉関はちょっとほっとしてます。
 続いて朝桜関の横綱土俵入りです。今度は打って変わって物凄い声援。やはり横綱土俵入りはこうでなくっちゃいけませんね。
 さてさて、富士泉関はここまで7勝1敗。今日はいよいよ勝ち越しがかかる1番です。そのせいか今日の相手は、西前頭筆頭の鈴の原関。一気に相手強化となりました。ただし、鈴の原関にとって平幕筆頭はこれまでの最高位。しかも今場所ここまで2勝6敗。組し易い相手だと思います。今日勝ち越しできるんじゃないかな?
 ちなみに、明日の対戦相手は小結西都関。初めて3役との取組になりますが、こっちも今の地位が最上位で、おまけにこの力士もここまで2勝6敗。今の富士泉関だったら、この力士も簡単だと思ます。
 と、富士泉関の後ろに1つの人影が立ちました。
「よっ、いずみ」
 富士泉関が振り返ると、そこには横綱朝桜関がいました。
「よ、横綱・・・」
 突然の横綱の来訪に、富士泉関はちょっと慌てました。横綱はあぐらをかきながら、
「いろいろとあったみたいだな」
「ええ」
「土俵の中のことなら相談に乗ってやってもいいが、土俵の外じゃなあ・・・」
 それに対して富士泉関は何かを言い返そうとしましたが、口が開きませんでした。
「でもなあ、あいつ、そんなに悪いやつだったのか? わしはちょっと信じられないのだが・・・」
「オ、オレもそう思います!」
 今度は富士泉関の口が開きました。それも、間髪入れずに、思いっきり。
「悪いのは馬券です。馬券さえやめてくれりゃ、元の強い横綱に戻ってくれるはずです!」
 すると、なぜか朝桜関は吹き出してしまいました。
「あはは、そうか。悪いが、馬券ならわしだって買ってぞ。競馬を教えてくれたのは、うちの親方だ」
「ええ?」
 思わぬセリフに富士泉関は絶句してしまいました。
「わしは真面目すぎるから、ちっとは遊べってさ。一度覚えたら病みつきだよ。ただ、場所中はさすがに買わないけどな」
 場所中は馬券を買わない。朝桜関のセリフは至極当然のことだと思います。朝桜関はさすが大横綱ですね。
「あ、あの~・・・」
 富士泉関は今場所富士ケ峰関が優勝か準優勝しないと引退になると、朝桜関に教えたくなったようです。
「い、いや、なんでもないっす」
 でも、富士泉関は何も言えませんでした。それを教えたら朝桜関が変に手心を加えるんじゃ・・・、と思ったみたい。朝桜関は土俵上では勝負の鬼。決してそんな人じゃないけどね。
「お前もいろいろと大変だな」
 と言うと、朝桜関は立ち上がりました。
「頑張れよ。じゃな」
 横綱は立ち上がると、ぼくを見ました。その目はまるで「あとは任せた」と言ったみたい。そして自分のスペースに行ってしまいました。一方富士泉関は、さらに朝桜関が好きになったようです。
 いよいよ富士泉関に出番となりました。富士泉関は「よし!」と言うと、土俵に向かって歩き始めました。

 富士泉関が土俵に上がりました。すると、なんと係りの人が懸賞金の旗を持って歩き始めたのです。しかも3本。すべて富士泉関に付いた懸賞金でした。
 富士泉関の取組に懸賞金が付くのは初めてです。しかも全部自分に付いた懸賞金です。ほんとうなら感激してもいいところなんだけど、今は勝ち越しがかかる一番の方が重要ですよね。
 ちなみに、今日懸賞がかかることは事前に知らされてたんですが、勝ち越しのことと横綱富士ケ峰関のことで頭がいっぱいで、富士泉関はロクに話を聞いてませんでした。
 富士泉関はいつものとおり、塩を撒いて、四股を踏んで、蹲踞の姿勢。腰を割って、手を付いて、相手を睨みます。が、今日の相手鈴の原関は、富士泉関をまったく見ることなく塩を取りに行ってしまいました。完全に覇気がありません。これは富士泉関チャンスです!
 いよいよ取組の時間となりました。見合って、手を付いて、発気揚々! 残った!
 鈴の原関は頭から富士泉関の胸にぶつかってきました。と同時に、右手を差します。それに対して富士泉関は、右手ではず押し。同時に左手で上手を掴みます。が、右肘を握られてしまい、右手が動きません。押っ付けです。鈴が原関の頭が徐々に低くなり、いつしか富士泉関のアゴの下に入ってました。これは苦しそう。
 と、鈴が原関の左手が富士泉関の廻しを下手で掴みました。これで富士泉関の身体は完全に伸び上がってしまいました。富士泉関、ピンチ!
 と、富士泉関の左足の踵が外側から鈴が原関の右アキレス腱に絡みつきました。外掛け。2人の身体が重ね餅になって土俵上に倒れました。富士泉関逆転の勝利です。
 うおーっ! うねりのような歓声が湧きあがりました。これで8勝1敗。富士泉関は帰り入幕なのに、たった9日で勝ち越してしまいました。凄い、とっても凄いです。
 ぼくは力水の柄杓を持って待ってる富士泉関に声をかけました。
「やったね!」
「ああ、まさかこんなに早く勝ち越すとは、自分でも信じられないよ」
「外掛けは珍しいね」
「ああ、とっさに出たって感じだったよ。オレの相撲は思ってもみないほど成長してるんだなあ」
 あ、いけねぇ。第3者から見たら、また富士泉関が1人で勝手にしゃべってるように見えるじゃん。
「じゃあね」
 と言うと、ぼくはその場を離れました。

 今日も両大関快勝。9連勝だって。そして横綱富士ケ峰関の出番となりました。今日の相手は平幕中頃の弥生関。平幕と言っても、ここまで6勝2敗と調子がいい力士です。
 2人が土俵に立ちました。場内は何か異様な雰囲気です。横綱土俵入りのときとおんなじ、いや、あのとき以上に罵声が飛んでいます。横綱は昨日の一件で完全に悪役になってしまったようです。
 これを支度部屋でモニターで見ていた富士泉関は、ふとあることに気づいてしまいました。懸賞旗が廻ってないのです。ふつー横綱が土俵に上がれば、それだけで懸賞旗がたくさん廻ります。富士ケ峰関も昨日までは5つくらいは廻ってました。それが今日はないのです。
 富士泉関はふと記憶を辿りました。さっき自分の取組のときに廻っていた3本の懸賞旗。あれはたしか、昨日まで富士ケ峰関の取組で廻っていた懸賞旗です。てことは、本来富士ケ峰関に付くはずだった懸賞旗のいくつかは、富士泉関に移ってしまったということ? 人気の世界とは言え、これは悲しい現実です。
 いよいよ取組の時間となりました。両力士とも土俵に手を付きました。発気揚々! 残った!
 横綱、立会と同時に強烈なはず押し。そのまま土俵際まで弥生関を攻め込みました。このまま寄り切ると思った瞬間、横綱は突然身体を引きました。引き落としです。弥生関の身体はあっけなく土俵に転がってしまいました。
 横綱勝利。でも、場内はブーイングと罵声だらけになってしまいました。今の引き技は卑怯とでも言いたいのかなあ? どう考えても正当な技なんだけど・・・
 続く横綱朝桜関もたった1秒で寄り切り、9連勝となりました。これで通算46連勝です。こりゃ50連勝を超えるんじゃないかな? 本場所5日前に急性アルコール中毒で入院したなんて、うそみたい。

 翌日水戸泉関の支度部屋は、富士ケ峰関と同じ部屋になりました。
「いずみ、勝ち越しおめでとう」
 富士ケ峰関が富士泉関に祝福の声をかけました。たぶんかなりの覚悟があったんだと思います。でも、富士泉関は後ろを向いたまま、何ら反応しません。ただ自分の指にテープを巻いてました。仕方なく富士ケ峰関はその場を離れました。なんか、思ったより早くその場を離れてしまったのです。もしかしたら横綱は、とりあえず儀礼的に祝福したのかもしれませんね。
 富士泉関の方も「ありがとう」の一言くらいあってもよかったんじゃないかなあ。横綱の方から仲直りしてきたのに・・・ でも、富士泉関は関わり合いを避けてしまいました。

17中山記念の写真

2017年02月26日 | 競馬写真
今日は中山競馬場に行ってきました。今日の中山競馬のメインレースはG2中山記念でした。

 

 

今年の中山記念の優勝馬はネオリアリズムでした。キャロット馬です。キャロット馬てことで私は単勝馬券と複勝馬券を購入。


単勝7100円ゲット。ちなみに、複勝馬券の方は3100円に。こっちは換金してきました。

私は毎月晦日に給料が出ます。今月はある程度金が残ってたのですが、突然歯痛がひどくなり、昨日歯医者に行ったら詰め物の下に膿が溜まってました。で、詰め物を剥がす治療を。これでかなり金を取られてしまい、今朝財布の中は千円札とちょっとという惨憺たる状況に。あと先週の当たり馬券が6枚。当たり馬券と言っても、競馬場の中に入らないと換金できません。そんなこわけで、今朝薄氷の思いで中山競馬場に到着しました。
馬券を換金したら1万5千を超えてました。これで馬券をたくさん買いたいところでしたが、明日また歯医者の続きがあります。そんなわけでネオリアリズムの単勝と複勝しか馬券が買えませんでした。私は的中した馬券はその場では換金せず次の週に換金するのですが、こんな状況なので、とりあえず複勝馬券だけ換金してきました。

今年から大阪杯がG1に昇格。中山記念がその重要なステップレースになりました。私が競馬を覚えたころは、中山記念はマニアックな馬が勝ってたのですが、最近はドバイワールドカップの重要なステップレースとなり、さらに今年からG1大阪杯のステップレースに。そんなわけで今年の中山記念は混雑すると想定して今朝は中山競馬場に8時35分に到着したのですが、あまり混んでませんでした。ちょっと拍子抜けでした。

パドック周囲にシートを敷いてる人へ警告します。中山競馬場はこの開催からシート敷きは禁止になりましたよ。

ディアデラマドレの弟とクルミナルの兄

2017年02月25日 | Weblog
今日の競馬では我が一口愛馬は1頭も出走しませんが、一口愛馬上、とても興味のある馬が3頭も出走します。

1頭は阪神阪神10レース尼崎特別に出走するサンマルティン。この馬は我が一口愛馬だったディアデラノビアの息子で、やはり我が一口愛馬だったディアデラマドレの弟です。当馬は新馬戦は楽勝したものの、次のレースから無気力馬になってしまい、惨敗の連続でした。そこで思い切ってタマを抜いたところ、途端にやる気満々になり、それ以降は4戦3勝3着1回。今回はタマ抜き後5戦目。ここも楽勝するんじゃないかと思ってます。
サンマルティンがタマを抜いた途端急に強くなったせいか、その1つ年下の弟で我が一口愛馬のドレッドノータスもタマを抜かれてしまいました。タマ抜き後まだ1走もしてませんが、サンマルティンみたいに急に強くなって欲しいですね。

2頭目は中山競馬11レース総武ステークスに出走するディアデルレイ。この馬もディアデラノビアの息子にして、ディアデラマドレの弟です。この馬は一時期完全に頭打ちになってましたが、3走前ダートを試すと見事1着。続くダートのレースは2着。そして前走の錦秋ステークスでは1着でした。
前述のサンマルティンとドレッドノータスの父はハービンジャーでしたが、この馬の父はディアデラマドレと同じキングカメハメハ。そのせいか、タマは抜かれてません。でも、ドレッドノータスの兄であることには変わりありません。そのせいか、かなり気になる1頭です。

3頭目はピオネロ。上記ディアデルレイと同じ総武ステークスに出走します。この馬は我が一口愛馬だったクルミナルの兄です。クルミナルはたった5戦で引退してしまいましたが、この馬はこのレースが28戦目。この馬も頭打ちになってましたが、5走前にダートを試すと再び走るようになりました。
この兄弟姉妹、実はまだ重賞を制覇した馬は1頭もいません。桜花賞2着・オークス3着だったクルミナルは1つくらい重賞を制覇してるような気がするのですが、実は1つも勝てずに引退してます。この兄弟姉妹で現在もっとも重賞に近い馬が、このピオネロなのです。今回はオープン特別ですが、重賞初制覇を目指してここは楽勝して欲しいですね。

我がリアル一口愛馬ですが、3月4日阪神阪神6レース500万下芝1800m一般戦にバルデスが出走します。バルデスは前述のディアデラノビアの息子で、父はサンマルティンやドレッドノータスと同じハービンジャーです。
実はディアデラノビアの子どもたちは、2番仔(長女)のディアデラマドレからずーっと新馬戦を勝ってまして、この馬も新馬戦を勝ってます。続くセントポーリア賞では4着でしたが、上り3ハロンは33.3秒と破格の時計を叩き出してます。この時計があれば500万下一般戦では楽勝すると思うのですが。
ちなみに、今回の鞍上もルメール騎手。これでデビューから3戦連続でルメール騎手です。厩舎(木村厩舎)ではかなり期待されてるみたいです。
ただ、このレース、馬三郎によると、クリアザトラックが出走予定になってるんですよ。実はこの馬は我がPOG指名馬。マウントシャスタ・ラベンダーヴァレイの弟で、角居×金子馬コンビなのです。まあ、クリアザトラックの前走(朝日杯)の上り3ハロンは35.4秒もかかってます。これは楽勝してもいいですよね。
そのほかにザモンゴメリーとプラチナムバレットが予定してるようです。
我が一口愛馬は今年5頭が1回ずつ走って、4頭が9着以下。唯一の掲示板はバルデスの4着でした。3月4日は絶対1着になって欲しいですね。

追記
3頭とも負けてしまいました。一番いい成績はピオネロ。2着でした。オープン特別で2着だから合格だと思いますが、重賞制覇はちょっと、て感じになりました。
ディアデラノビアの息子サンマルティンとディアデルレイですが、両馬とも5着でした。特にサンマルティンの5着は愕然です。8頭立ての5着、1着から0.9秒も差をつけられてしまいました。
サンマルティンは我が一口愛馬ドレッドノータスとバルデスと同じ父、母も同じです。専門用語でいうところの全弟てやつです。だからもうちょっと頑張って欲しかったのですが、う~ん、準オープンで頭打ちですか。

よっ、横綱!6

2017年02月24日 | よっ、横綱!
 支度部屋に横綱富士ケ峰関が帰ってきました。富士泉関が鋭い視線をずーっと横綱に向けてます。横綱はそれを無視してます。と、富士泉関が先に声をかけました。
「横綱!」
 横綱が振り返ると、富士泉関が横綱にスマホを向けて立ってました。それは横綱のスマホです。
「横綱、今日も馬券、買いましたよね?」
 それはIPATと呼ばれるインターネット馬券投票の画面でした。この画面に入るためには3つのキーナンバーが必要なんだけど、昨日ぼくがのぞき見して、富士泉関に教えておいたんだ
「何するんじゃっ!」
 横綱はそのスマホを取り返そうと飛びかかった、と思ったら、なんと富士泉関の顔面を殴ったのです。富士泉関の身体はもろくも吹き飛びました。支度部屋は一気に騒然となりました。
「このやろーっ!」
 横綱はさらに富士泉関に飛びかかろうとしましたが、他の部屋の力士と横綱の付き人が横綱の身体を抑えました。
「やめてください、横綱!」
「離せ、この野郎! ぶっ殺してやるーっ!」
 この場にいたカメラマンたちが一斉にフラッシュをたきました。ああ、こりゃ明日のスポーツ紙に載るなぁ。
「横綱、あんた、こんなことしてて、恥ずかしくないのかよ!」
 富士泉関は立ち上がりながら吐き捨てました。
「うるせーっ! わしが何枚馬券を買おうと、わしの勝手だろ!」
「わかんないのかよ、横綱! あんたの相撲は馬券で完全に乱れてる! 競馬はやめてくれよ! 少なくとも場所中は一切買わないでくれよ!」
 富士泉関は思いの丈をすべて吐き出しました。支度部屋が一瞬静かになりました。ただただ富士泉関と富士ケ峰関のはぁはぁとした荒い呼吸音が響いてました。と、富士泉関が何かしゃべるようです。
「3年前、あんたは酒で大失敗して酒をやめたよね。そしたら急に強くなって一気に横綱に上り詰めた。
 今のあんたは100%馬券中毒になってる。馬券さえやめてくれれば、あのときみたいな強い力士に戻るはずだ。8勝7敗なんて情けないよ。お願いだ、馬券はやめてくれよ!」
 横綱は何も応えません。斜め下を見てるだけです。
「失礼します」
 と言うと、富士泉関はその場を離れました。

 この日富士泉関は財布を任せている付き人とともにタクシーに乗り、葵部屋に帰りました。車中、富士泉関は沈んでました。尊敬していた横綱富士ケ峰関に罵詈雑言を浴びせてしまった。これは部屋を破門されても仕方がない行為です。今富士泉関は破門に怯えてるのかな?
 でも、ぼくは今日の富士泉関の行為は称賛できる行為だと思います。ともかくあの横綱は自分に大甘です。心技体の心がなってない。あれでよく横綱と言えたものです。
 ま、富士泉関が破門になるかどうかは、葵親方の考え次第です。ぼくがあれこれ言うことじゃありませんね。
 タクシーが葵部屋に着くと、富士泉関は親方が待っている部屋を目指しました。
「失礼します」
 そう言って富士泉関が襖を開けると、そこは純和室。親方は座布団に座ってました。親方は正座したまま、ほとんど動きません。眼だけを動かし、富士泉関を見ました。
「お帰り、今日も勝ったんだってな。7勝1敗か。もう少しで勝ち越しだな」
 と、親方の言葉はこれで終わってしまいました。富士泉関は「なんで横綱に盾突いたんだ!」と怒られると思ってたので、拍子抜けです。もしかしたら親方は、何も知らされてないのかも? 仕方がないから、富士泉関から話を切り出すことにしました。
「あの~、親方・・・」
「わかってる。まあ、座れ」
「し、失礼します」
 富士泉関は畳に直に正座しました。葵親方は一呼吸置いて話を始めました。
「あいつは失敗作だ。あいつを作ったのはわしだ。だからあいつの問題行動は、すべてわしの責任でもある」
 思わぬ発言です。富士泉関はちょっと動揺しました。
「お、親方・・・」
「お前も記憶してると思うが、あいつは2年前酒を呑んで暴れ、みんなに土下座したことがあったな。あのとき一思いにクビにしておけばよかったんじゃ。まあ、あの後精進して横綱になったが、やっぱりバカはバカだった。
 先々場所わしは帰りが遅くなった日があったんだが、あいつのマンションの部屋を見ると電気がついていたんだ。12時だったかな。不思議に思って翌朝やつに訊いてみたら、取組が気になって眠れなかったと言ってたな。だが、それは大ウソだった。
 翌日も真夜中12時に見に行ったら、やっぱり電気がついていたんじゃ。やつの付き人に訊いて、ようやくその理由がわかった。やつは馬券を買ってたんじゃ。JRAのレースが行われる日は、全レース予想してた。道理で勝てないはずだ。この場所、終わってみりゃ、やつは10勝5敗だった」
「親方は注意しなかったんですか?」
「注意したさ。そうしたら「うるせい!」と一喝されたよ」
「ええ、親方をですか?」
「ああ、酒を呑んで暴れたときは悪かったという意識はあったようだが、馬券に関しては何一つ問題はないだろうと思ってるらしい。
 馬券は酒と同じじゃ。のめり込めば絶対火傷する。あいつはそれがわかってないのじゃ」
 富士泉関は唖然としてしまいました。
「次の場所、やつは8勝7敗だった。さすがに他の親方から非難轟々だったよ。かと言ってやつは、わしの言うことなんかぜんぜん聞きやしない。わしもなあ、関脇で終わったから、横綱になったやつには強く言えんのじゃ。
 でも、もし今場所優勝か準優勝でもしなけりゃ、やつを引退させようと思ってる!」
 ええ、優勝か準優勝でなけりゃ引退だって? で、でも、横綱は8日目終わって5勝3敗じゃん。もう1人の横綱朝桜関も、2人の大関、銀奨関と誉関も、ここまで全勝中じゃん。今ここにいる富士泉関も7勝1敗だよ。富士ケ峰関の引退は確実じゃん!
 富士泉関もこの発言にはかなりショックを受けたみたい。でも、なんとか口を開きました。
「横綱にはそのことは話したんですか?」
「ああ、もちろんだ」
「横綱はどんな反応を?」
「なんにも・・・
 じゃが、もし今場所も不甲斐ない成績だったら、ほんとうに引退させるつもりだ。あいつは日本相撲界の恥だ。もういいだろう。
 あいつを育てた責任もある。わしもそんときゃ引退しないといけないな」
「ええ、親方も?」
「最近胃袋が痛くなってなあ。正直もう辞めたいんじゃよ」
 その言葉に富士泉関は、またもや何も言えなくなりました。
「さあ、もう部屋にお帰り」
「は、はい」
 富士泉関は立ち上がり、今入ってきた襖に向かって歩き始めました。でも、葵親方が、
「あ」
 と声を発すると、ちょっとビクンとして立ち止まりました。
「こんなときだ。明日の露払いは他の部屋の力士に任せよう。おまえは自分の相撲に集中してくれ」
「す、すみません、親方」
 と言うと、富士泉関は襖を開け、出ていきました。
 富士泉関が廊下に出ました。ぼくは彼を追って襖をすり抜けました。と、富士泉関は振り返り、ぼくを見ました。
「悪いが、今日はここまでにしよう」
 というと、富士泉関の姿は廊下の奥へと消えていきました。今日はこれ以上は立ち入らない方がいいようです。

 翌日富士泉関は付き人1人とクルマに乗り込みました。さすがに今日は横綱と一緒にショーファードリムジンに乗るわけにはいきません。いつぞやの8人乗りのクルマに乗りました。
 クルマが走り出し、そして相撲会場の南門の前につきました。富士泉関がクルマから降りると、
「きゃーっ、いずみさーん!」
「いいぞ、いずみ!」
「日本一!」
 物凄い声援と黄色い声です。ここは観客の声を直に聴ける場所の1つです。昨日までは横綱と一緒に地下駐車場に入っていたので気づかなかったのですが、富士泉関ファンはかなり増えてたようです。ただ、
「いずみ、悪い横綱なんかやっつけちまえよ!」
 この声援にはビクッとしました。悪い横綱とは富士ケ峰関のことだと思います。実は富士泉関は今朝のスポーツ新聞をすべてを読んでました。スポーツ新聞には昨日の一件が書かれてたのですが、すべて富士泉関善、富士ケ峰関悪と書かれてたのです。観客もみんな富士ケ峰関悪と決めつけてます。「それは絶対間違ってる!」と叫びたいところですが、葵親方も破門を決意してます。つまり、葵部屋から見ても富士ケ峰関の存在は悪なのです。富士泉関は反論したくても反論できません。
 と、突然マイクを持ったおばちゃんが群衆の中から現れ、そのマイクを思いっきり伸ばしてきました。
「富士泉さん、富士泉さん、今回の横綱の暴行をどう感じましたか?」
 後ろにカメラクルーがいるところを見ると、どうやらテレビ局のレポーターみたいです。こんな人に絡まれると大変です。富士泉関は足早に建物の中に入って行きました。

一週間フレンズ。のブルーレイを買いたいけど

2017年02月23日 | アニメ評価
昨日2月22日、一週間フレンズ。のブルーレイボックスが発売されました。もちろんアニメの方ですよ。川口春奈?、誰だよ、そいつは?

このアニメはかなり熱中して見ました。一番記憶してるのはエンディングテーマ。主人公の藤宮香織を演じた雨宮天が歌った「奏(かなで)」 スキマスイッチの曲のカバーだとあとで知ったのですが、当時私は奏を知らず、このアニメのために作られたオリジナルの曲だと思ってました。
実は私は、当時人生上でかなり嫌なことがありました。そのときにこの曲を聴いて、かなり和んだ記憶があります。私が言いたかったことがすべてこの曲に収まっていたからです。で、このCDを買いました。私は年に2~3枚CDを買いますが、アニメ関連のCDはこれ以降1枚も買ってません。
しかし、まあ、東宝アニメスタッフはよくこの曲を探してきましたねぇ。

そんなわけでこのアニメのブルーレイボックスを買いたいのですが、このアニメにはどうも1つ納得できない点があったのです。このアニメ、9話まで楽しく見ることができたのですが、その9話のラストに九条という男子が転校してきたところから、いまいちつまらないアニメになってしまったのです。
まあ、見る人によってはそこからおもしろくなったのかもしれませんが、私はどうもこの手のアニメは好きになることはできません。
そんなわけで、このアニメのブルーレイボックスはいまいち買う気にはなれないのです。せめてこの曲のEDアニメをネットで鑑賞することとしますか。

https://www.youtube.com/watch?v=pwSvPDNG0uM

行数余ったので、別のアニメの話を。私は2002年から深夜に放送してるアニメに順位をつけて、翌年年初にそのチャートをここで紹介してます。2016年で15年目となりました。その中で1番思い出に残ってるアニメ作品はなんですか? と訊かれたら、迷いなく2008年~2009年に放送されたCLANNAD -AFTER STORY-と答えることができます。では、2番目に思い出に残った作品は、と質問されたら、実は答えることができませんでした。でも、今なら答えることができます。それは2016年放送された魔法少女育成計画です。
実はCLANNAD -AFTER STORY-と魔法少女育成計画を比べたら、かなりおもしろい発見がありました。CLANNAD -AFTER STORY-の公式HPのキャストの4番目の声優は井上喜久子お姐さま、魔法少女育成計画の5番目の声優も井上喜久子お姐さまだったのです。
井上喜久子と言えば我々アニメマニアからみると「井上喜久子17歳で~す、おいおい」の決まり文句ですね。実の娘がすでに17歳を越えてるというのに、いまだに自分は17歳だと言い張ってる厚かましい声優さんです。その声優さんが我が記憶に残ってるアニメの1位と2位に出演してたのです。井上喜久子、この声優さん、意外と有能なのかも?
ちなみに、この声優さん、CLANNAD -AFTER STORY-では主人公岡崎渚の母、古川早苗を演じてました。渚は話の途中で汐を出産します(と同時に亡くなります)。つまり、井上喜久子お姐さまは17歳でありながらおばあさんの声を演じてたのです。
一方魔法少女育成計画では、カラミティメアリを演じてました。この女、変身する前は39歳のおばはんなのに、変身すると17歳?のガンマン風の魔法少女に変身します。いかにも井上喜久子お姐さまらしいキャラでした。この女、我が娘を虐待したため、夫から三下り半を突き付けられるというダメ女でした。

今放送中のアニメでは、ガヴリールドロップアウトてアニメが気になってます。別にアニメの内容が気になってるわけじゃありません。タイトルが気になってるのです。
このアニメのタイトルは「ガヴリールドロップアウト」 英語のタイトルは「Gabriel Dropout」 何かおかしくありませんか? カタカナのタイトルの2文字目は「ヴ」 それに対して英語のタイトルでは、その部分にある文字は「b」 ヴならそこに入るアルファベッドは「v」のはず。もしかしてこのタイトルを作った人(たぶん原作者)は、この法則をしらないのかな? なんか変なタイトルですねぇ。

17/02/20付我がPOGの順位

2017年02月22日 | POG16-17
文中、◎はJRA-VANの指名馬、▲はnetkeibaの指名馬、△はUMAJIN地獄モードの指名馬、▼はUMAJIN一口馬主モードの指名馬です。

この土日我がPOG指名馬は、500万下一般戦に3頭が出走。▲アンジュデジールが5着、▲スズカフロンティアと△レッドオーガーは着外でした。
未勝利戦に出走した▲サトノジーガーは2着、▲ベルダムは着外でした。

現在の我がPOGの順位です。

JRA-VAN(10頭指名可)153,800,000P/10,386位
①牡ウインブライト 父ステイゴールド 母サマーエタニティ 美浦畠山厩舎 ウィン
19,500,000P
②牡ヴァナヘイム 父キングカメハメハ 母グルヴェイグ 栗東角居厩舎 サンデーレーシング
26,400,000P
③牡エアウィンザー 父キングカメハメハ 母エアメサイア 栗東角居厩舎 ラッキーフィールド
11,800,000P
④牡オールザゴー 父ステイゴールド 母アルーリングボイス 栗東矢作厩舎 サンデーレーシング
19,800,000P
⑤牝コロナシオン 父キングカメハメハ 母ブエナビスタ 栗東池添学 サンデーレーシング
8,500,000P
⑥牡スワーヴリチャード 父ハーツクライ 母ピラミマ 栗東庄野厩舎 NICKS
58,800,000P
⑦牡ダノンクライム 父ヴィクトワールピサ 母シェルズレイ 栗東矢作厩舎 ダノックス
0P
⑧牡ダノンロマン 父ディープインパクト 母イマーキュレイトキャット 栗東藤原英厩舎 ダノックス
7,000.000P
⑨牡プレスト 父キングカメハメハ 母ポップコーンジャズ 栗東池江泰厩舎 金子真人ホールディングス
0P
⑩牝レッドエレノア 父ハーツクライ 母サビアーレ 美浦木村厩舎  東京ホースレーシング
2,000,000P

netkeiba(10頭指名可)10,562P/13,077位
①牡サトノアーサー 父ディープインパクト 母キングスローズ 栗東池江泰厩舎 里見治
3,020P
②牝キャスパリーグ 父ディープインパクト 母レジェンドキャット 栗東浅見厩舎 杉山忠国
2,510P
③アンジュデジール 父ディープインパクト 母ティックルピンク 栗東昆厩舎 安原浩司
992P
④牡ディープウォーリア 父ディープインパクト 母アマノチェリーラン 栗東中竹厩舎 中村孝
740P
⑤牝オンリートゥモロー 父ディープインパクト 母アコースティクス 美浦萩原厩舎 池谷誠一
730P
⑥牡クリアザトラック 父ディープインパクト 母クロウキャニオン 栗東角居厩舎 金子真人ホールディングス
720P
⑦牡サトノジーガー 父ディープインパクト 母ルアーズストーリー 美浦国枝厩舎 里見治
695P
⑧牝ヴィニー 父ディープインパクト 母コケレール 栗東池江泰 キーファーズ
605P
⑨牡スズカフロンティア 父ディープインパクト 母スズカフォイル 栗東橋田厩舎 永井啓弍
530P
⑩牝ベルダム 父ディープインパクト 母ドナブリーニ 栗東石坂厩舎 サンデーレーシング
20P

UMAJIN地獄モード(10頭指名可)12,700P/1,801位
①牝ソウルスターリング 父Frankel 母スタセリタ 美浦藤沢厩舎 社台レースホース
8,800P
②牡バルデス 父ハービンジャー 母ディアデラノビア 美浦木村厩舎 キャロットファーム
850P
③牡マジカルスペル 父Creative Cause 母プラウドスペル 栗東藤原英厩舎  吉田勝己
380P
④牝ステレオグラム 父ローエングリン 母ステレオタイプ 美浦田中剛厩舎 社台レースホース
0P
⑤牡ヴァントシルム 父ジャングルポケット 母メジロシャレード 栗東須貝厩舎 キャロットファーム
0P
⑥牡レッドオーガー 父カジノドライヴ 母アドヴァーシティ 美浦藤沢厩舎 東京ホースレーシング
970P
⑦牝ブルーブラッド 父Dubawi 母セレブリティ 栗東角居厩舎 H.H.シェイク・モハメド
130P
⑧牝ハッピーランラン 父ワークフォース 母ハッピーラン 美浦手塚厩舎 馬場幸夫
1,090P
⑨牝チャーミングヤッコ 父ベーカバド 母ハネダテンシ 美浦田村康厩舎 森保彦
280P
⑩牡ペラッチ 父タートルボウル 母ルーシーショー 美浦手塚厩舎 荒牧政美
200P

UMAJIN一口馬主モード(10頭指名可)19,8495P/533位
①牡トゥザクラウン 父キングカメハメハ 母トゥザヴィクトリー 栗東池江泰厩舎 キャロットファーム
0P
②牡グローブシアター 父キングカメハメハ 母シーザリオ 栗東角居杞憂者 キャロットファーム
2,400P
③牝ミリッサ 父ダイワメジャー 母シンハリーズ 栗東石坂厩舎 キャロットファーム
1,180P
④牡レイデオロ 父キングカメハメハ 母ラドラーダ 美浦藤沢厩舎 キャロットファーム
8,400P
⑤牝アスティル 父ステイゴールド 母ヒストリックスター 栗東池添学厩舎 キャロットファーム
0P
⑥牡バルデス 父ハービンジャー 母ディアデラノビア 美浦木村厩舎 キャロットファーム
850P
⑦牝リスグラシュー 父ハーツクライ 母リリサイド 栗東矢作厩舎 キャロットファーム
6,280P
⑧牝サンタテレサ 父ドリームジャーニー 母アビラ 栗東池江泰厩舎 キャロットファーム
175P
⑨牝キュイキュイ 父ハービンジャー 母スナップショット 美浦手塚厩舎 キャロットファーム
610P
⑩牡ヴァントシルム 父ジャングルポケット 母メジロシャレード 栗東須貝厩舎 キャロットファーム
0P

競馬王POGはやはり稼働してないようなので、今回から削除します。

おでんで好きな具は?

2017年02月22日 | 散文
大根・竹輪・巾着、この3つは自分的には定番ですね。10年くらい前はコンビニでこの3つのおでんと缶チューハイを買ってチビチビやってたのですが、ある日見てはいけないものを見てしまいました。
コンビニの店員が店内で掃除機をかけていたのです。掃除機をかければ当然埃が舞い上がります。それなのにおでんの鍋にはふたをしてなかったのです。それ以降私は、コンビニのおでんはまったく買わなくなりました。
でも、去年の暮れ、近所にできた(と言っても、コンビニの中では5番目の近さ)ファミマに行ったら、その店舗のおでんはふたを被せてありました。その後何度か行きましたが、そのたびにふたがしてあったのです。それ以降その店舗のコンビニおでんだけは買うようにしてます。

よっ、横綱!5

2017年02月21日 | よっ、横綱!
 場所は7日目に突入しました。この日も富士泉関の内掛けが決まって5連勝、6勝1敗。大関誉関も勝利して7戦全勝に。銀奨関も7連勝。そして横綱富士ケ峰関が土俵に立ちました。相手は平幕佐々丸関です。
 佐々丸関は身長2m10cm、体重220kgと、現役最巨人最巨漢力士です。でも、横からの攻撃に弱くて、今場所ここまで2勝4敗です。横綱富士ケ峰関にも、これまで5戦して全敗。すべて横綱が勝ってます。横綱富士ケ峰関にとっては組しやすい相手だと思います。
 でも、富士ケ峰関は負けてしまいました。佐々丸関の強烈なのど輪とそれに続く渾身の押しに土俵を割ってしまったのです。支度部屋でモニターを見ていた富士泉関は、唖然としてしまいました。今場所初日をのぞいてずーっと調子がよかった横綱が、こんなにも簡単に負けてしまうなんて。
 富士泉関はいても立ってもいられなくなり、通路に飛び出しました。でも、なかなか富士ケ峰関は帰ってきません。しばらくしてようやく富士ケ峰関が帰ってきました。
「横綱・・・」
 横綱は恥ずかしそうに頭を掻いてました。
「いや~、油断したよ」
 軽いセリフだなあ。横綱はあまり危機感を感じてないのかなあ? 初日負けたときはかなり凹んでたのに… 
でも、これで5勝2敗。このあと横綱朝桜戦も大関銀奨関戦もあります。実は富士ケ峰関はこの2人の力士に1度も勝ったことがないのです。これでは弟弟子の富士泉関の方が危機感を感じてしまいますよ。
 ふと富士泉関の眼が、この場にいた記者が持っていたスポーツ新聞に釘付けになりました。それは競馬の記事だったのです。そうです。この日は土曜日、JRAの競馬が行われる日だったのです。
 富士泉関はあたりを見回しました。誰かを探してるみたい。と思ったら、ぼくでした。富士泉関はぼくのところにくると、ちょっと怒ったようにしゃべり始めました。
「おい、もしかして横綱は、今日馬券を買ったのか?」
 ぼくはすべて正直に応えることにしました。
「うん、昨日の夜横綱の部屋に行ったら、ずーっと予想してたよ。結果はあんたが土俵に行ってたとき、スマホで見てたよ。たぶん弟弟子には見られたくなかったんじゃないかな?
 今日馬券の方は絶好調だったみたい。スマホを見て、思いっきりガッツポーズしてたよ」
「だから今日は、相撲で負けたのに気分がいいのか?」
「うん。そう言や、先週の日曜日はだめだったみたい」
「先週の日曜日て・・・、市松に負けたときか?」
「うん」」
「な、なんてことを・・・」
 富士泉関は言葉を亡くしてしまいました。
 ちなみに、この日も朝桜関は楽勝しました。これで今場所7戦7勝。通算44連勝となりました。

 帰りのクルマの中、富士泉関は何も言えませんでした。
「おまえ、今日で6勝1敗か。いい成績じゃないか」
 当の横綱はやっぱり気楽なようです。
「横綱、まさか今日、馬券買ってないですよね」
 富士泉関は突然ぽつりと発言しました。
「ああ、あ~、買ってないよ」
 ちょっと気のない返答。それに対して富士泉関は何か言いたいようです。「うそ言うなよ!」とでも言いたかったのかな? でも、ぐっとこらえてました。
 クルマが葵部屋に着くと、葵親方に報告とあいさつ。そして今日は解散となり、富士ケ峰関は自分のマンションの部屋に帰りました。横綱には今9人の付き人がいますが、マンションは完全プライベート空間で、付き人さえ入れません。そのせいか、1人で帰宅しました。
 これで終わりかと思いきや、富士泉関が取的衆を招集しました。富士泉関は取的衆を前に大きな声で質問しました。
「この中に今日、横綱の依頼で競馬新聞を買ってきたやつはいるか?」
 するとすぐに1人が手を挙げました。
「ちょっと来いよ」
 富士泉関はその力士を呼びました。
「なんで競馬新聞を買ってきたんだよ?」
「なんでって・・・、オレ、横綱の付き人すよ。横綱の命令は絶対す」
 ほかの取的からも声が挙がりました。
「オレも買ったことがあります」
「オレも」
「競馬新聞を買ってきたら、横綱のマンションに行って、ポストに入れてくるんですよ」
 富士泉関は返す言葉はありませんでした。ただ、「ふ~」とため息をつくだけです。
「わかった、解散。みんな、ありがとう」
 そう言うと、富士泉関はぼくを見ました。
「悪いが、今から横綱の部屋に行って、今横綱が何をやってるのか、見てきてくれないか」
「うん、いいよ」
 ま、言われなくても行くつもりだったけどね。
 で、横綱の部屋に行ってみたら、横綱はパソコンのモニターを見てました。どうやら今日行われたJRAのレースを全部チェックしてるみたい。ときどき止めて、ちょっとリプレイして、とっても熱心に見てます。その情熱、少しは土俵に傾けて欲しいなあ。
 それを見終わると、いよいよ競馬新聞を持ちだして予想開始。競馬を予想してる横綱は、とっても幸せそうな顔をしてます。
 それから1時間、2時間、3時間・・・、と、スマホを持ちだしてピッピッピッと始めました。どうやらスマホで馬券を買うようです。ぼくはその画面を覗き込んじゃいました。

 8日目。今日も横綱富士ケ峰関と富士泉関はクルマで同伴出勤です。あれ、男同士の場合は同伴出勤とは言わないのかな? ま、いっか。
 車内では富士泉関が沈んでました。いや、半分沈んでいて半分不貞腐れてると言った方がいいかな? 横綱が気になったようで、声をかけました。
「おい、どうした?」
「なんでもないっすよ。ところで、横綱、今日は馬券買ったんですか?」
「おいおい、何を言うかと思えば・・・。馬券なんか買ってないよ。だいたいわしが馬券を買ったからと言って、勝負に影響があると思うのか?」
「横綱が負けたのは昨日と初日ですよ。両方ともJRAのレースがあった日ですよね」
「それはたまたまだろって」
「横綱は先場所8勝7敗だったんですよ。もし今場所・・・」
「うるせい!」
 突然横綱は一喝しました。どうやら触れてはいけないことを言ってしまったようです。富士泉関は黙ってしまいました。2人は沈黙のまま、クルマは会場に到着しました。

 横綱土俵入りの時間となりました。昨日までは柔和な顔をしてた横綱富士ケ峰関は、今日はかなり厳しい顔をしてます。さっきの富士泉関の言葉でかなり機嫌を損ねてしまったようです。
 一方富士泉関もかなり厳しい、いや、恐ろしい顔をしてます。こんな調子で横綱土俵入りですよ。太刀持ち担当の力士さんがかわいそう。
 ま、それでも横綱土俵入りは無難に終わり、富士泉関の取組となりました。今日も富士泉関の内掛けが見事に決まり、7勝1敗に。あと1つ勝てば勝ち越しです。帰り入幕でこの成績はすごいですよね。観客の声援もさらにグレードアップしてきました。でも、当の富士泉関はずーっとぶすーとしてました。
 2人の大関、銀奨関と誉関も勝って、中日で給金直し。横綱朝桜関も中日で勝ち越し。通算45連勝。そして問題の富士ケ峰関の出番となりました。
 今日の相手は平幕湊翔(みなとしょう)関。ここまで3勝4敗の若手力士です。富士ケ峰関とはこれまで1回対戦していて、そのときは富士ケ峰関が勝ってました。
 いよいよ取組の時間となりました。両者見合って、見合って、発気揚々! 残った!
 今日横綱は立会つっぱりを選択。そしてのど輪、はず押し。そのまま湊翔関を土俵際まで追い詰めました。勝てる!と思った次の瞬間、なんと湊翔関は体(たい)を大きく開いたのです。突き落とし。横綱の身体はそのまま土俵下に落ちて行ってしまいました。
 横綱大敗北。明らかに勝負を焦ってました。もう少し落ち着いて攻めていれば、十分勝てる展開だったのに・・・ これで横綱富士ケ峰関は5勝3敗。今場所ある程度勝ち星を稼がなくっちゃいけないのに、この先どうするんだろう?