■こならの森192号■2004.4発行
表紙 「 文化会館」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森5月号■
結婚しました。……………………4
青春レストラン……………………5
特集 内陸砂丘 その2……………6
JCジャーナル……………………14
風の独り言…………………………16
書評/絵本紹介……………………17
三鴨の窓辺から……………………18
各市文化会館情報…………………20
インフォメーション………………22
[映画・CD・ビデオ・コンサートetc.]
イベント情報/協賛店マップ
■■■■■■■■■■■■■■■
【本文抜粋記事】
現代国語辞典
■ネガティヴ[negative]
ポジティヴの対立概念であり、対をなす。物事にたいして否定的、消極的であること。これは個人的な性格、資質に関わること大であること、ポジティヴの場合と同じである。ただし、それは性格が消極的であるという意味ではない。ものすごく自信に満ちたネガティヴな意見というものもある。ショーペンハウアーを見よ。
■ねんこうじょれつ[年功序列]
年齢や勤続年数を主たる目安として地位の序列をつけること。これを給与体系に用いたものがわが国独自といわれる年功序列型賃金で、近頃とみに評判が悪い。これに対するのが能力主義とか結果主義といわれるもので、こちらのほうがより公平であり会社にとっても社員にとってもよいというのが今日の傾向である。その理由は、詰まるところ、今のところアメリカで成功しているらしいということのようだ。しかし、アメリカは一時ひどいものだったし、これからまたどうなるかわからない。結局の所、あらゆるわが国の改革と同様、とりあえず他所様の真似をして見て後は野となれ山となれという事であるらしい。
■のう[脳]
医学的、生物学的には色々言い分もあろうが、一般的には頭がい骨の中に収まっている得体のしれない物質で、脊椎動物の生命活動の中枢を担っているはずのもの。人類にも存在するがその働きについてはまだ完全には解明されていない。現在の医学では、何らかの働きをなしているという前提、乃至は仮定の下に解明を急いでいるというのが実情のようである。人類の脳が異様に大きいことについては、ある少数意見によると、直立歩行をするための重しとして必要であり、そのために大きく発達したのだという。
■のうがき[能書]
元は売薬の効能書きのこと。転じて自慢めいた自己宣伝のごとき言説を言う。知識のひけらかしや知ったかぶりの解説、うんちくの類。いやしくも正気の人間なら気付いているはずだが、この世は能書きに満ちている。能書きで成り立っていると言って過言ではない。人は幼少においては親や教師の自己満足にすぎぬ教育論の犠牲となり、長じては会社の上司や先輩の聞きかじりの議論に付き合わされるという迷惑を被る。ついには会社の経営方針などという、どこの会社にも共通し、しかも誰かがまともに考えたわけでもない、何かの孫引きをまた引きした物のそのまた聞きのような、かびの生えた既製品の言説を信じる振りをさせられるまでになる。そして言うまでもなく、マスコミは能書きの夢の島である。かくて人が社会に生きるとは、嘘と自己欺瞞によって生きることを意味する。そのことに何の抵抗も感じなくなって初めて一人前である。と、言うようなことも、ま、能書きというものである。勿論、能書きは即ち嘘ということではない。それは話者の問題であり、聞き手の問題であり、両者の関係性の問題でもある。と、いうようなこともまた・・・
(後略)
■■■■■■■■■■■■■■■
表紙 「 文化会館」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森5月号■
結婚しました。……………………4
青春レストラン……………………5
特集 内陸砂丘 その2……………6
JCジャーナル……………………14
風の独り言…………………………16
書評/絵本紹介……………………17
三鴨の窓辺から……………………18
各市文化会館情報…………………20
インフォメーション………………22
[映画・CD・ビデオ・コンサートetc.]
イベント情報/協賛店マップ
■■■■■■■■■■■■■■■
【本文抜粋記事】
現代国語辞典
■ネガティヴ[negative]
ポジティヴの対立概念であり、対をなす。物事にたいして否定的、消極的であること。これは個人的な性格、資質に関わること大であること、ポジティヴの場合と同じである。ただし、それは性格が消極的であるという意味ではない。ものすごく自信に満ちたネガティヴな意見というものもある。ショーペンハウアーを見よ。
■ねんこうじょれつ[年功序列]
年齢や勤続年数を主たる目安として地位の序列をつけること。これを給与体系に用いたものがわが国独自といわれる年功序列型賃金で、近頃とみに評判が悪い。これに対するのが能力主義とか結果主義といわれるもので、こちらのほうがより公平であり会社にとっても社員にとってもよいというのが今日の傾向である。その理由は、詰まるところ、今のところアメリカで成功しているらしいということのようだ。しかし、アメリカは一時ひどいものだったし、これからまたどうなるかわからない。結局の所、あらゆるわが国の改革と同様、とりあえず他所様の真似をして見て後は野となれ山となれという事であるらしい。
■のう[脳]
医学的、生物学的には色々言い分もあろうが、一般的には頭がい骨の中に収まっている得体のしれない物質で、脊椎動物の生命活動の中枢を担っているはずのもの。人類にも存在するがその働きについてはまだ完全には解明されていない。現在の医学では、何らかの働きをなしているという前提、乃至は仮定の下に解明を急いでいるというのが実情のようである。人類の脳が異様に大きいことについては、ある少数意見によると、直立歩行をするための重しとして必要であり、そのために大きく発達したのだという。
■のうがき[能書]
元は売薬の効能書きのこと。転じて自慢めいた自己宣伝のごとき言説を言う。知識のひけらかしや知ったかぶりの解説、うんちくの類。いやしくも正気の人間なら気付いているはずだが、この世は能書きに満ちている。能書きで成り立っていると言って過言ではない。人は幼少においては親や教師の自己満足にすぎぬ教育論の犠牲となり、長じては会社の上司や先輩の聞きかじりの議論に付き合わされるという迷惑を被る。ついには会社の経営方針などという、どこの会社にも共通し、しかも誰かがまともに考えたわけでもない、何かの孫引きをまた引きした物のそのまた聞きのような、かびの生えた既製品の言説を信じる振りをさせられるまでになる。そして言うまでもなく、マスコミは能書きの夢の島である。かくて人が社会に生きるとは、嘘と自己欺瞞によって生きることを意味する。そのことに何の抵抗も感じなくなって初めて一人前である。と、言うようなことも、ま、能書きというものである。勿論、能書きは即ち嘘ということではない。それは話者の問題であり、聞き手の問題であり、両者の関係性の問題でもある。と、いうようなこともまた・・・
(後略)
■■■■■■■■■■■■■■■