■こならの森214号■2006.2発行
表紙 「岩舟山 」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森3月号■
としこの巻頭詩………………………3
イメージサークル……………………4
ヤンバルのー子の青春レストラン…5
特集「グレープロードをゆく」……6
風の独り言…………………………16
書評/絵本紹介……………………17
三鴨の窓辺から……………………18
各市文化会館情報…………………20
インフォメーション………………22
[映画・CD・ビデオ・コンサートetc.]
イベント情報/協賛店マップ
■■■■■■■■■■■■■■■
【本文抜粋記事】
書評
決断力
俵 萌子 著
海竜社 刊
休日が久しぶりに素晴らしい秋晴れに恵まれ、さらに特別な用事も無かったので、妻と一緒に赤城山山麓にある俵萌子美術館を訪れました。これは昨年に佐野市で俵萌子さんの講演会を聞き、その時にぜひ一度は行ってみたいと思っていたからです。ほぼ一年ぶりに希望が叶えられました。
赤城山の鳥居をくぐり山頂に向かって車を進めると、道路から少し入った所に俵萌子美術館がありました。美術館の横は自宅になっており、もちろん部外者は立ち入り禁止です。そして美術館の後ろは陶芸をやるスペースになっていました。中には入りませんでしたが、炉もあるそうです。講演会の時に小さな美術館であると聞いていましたが、予想していたよりもさらに小さく感じました。でもこぢんまりしながらも、俵さんの個性が感じられる美術館ではありました。本書の中でも、銀行からお金を借りるなどしないで無理をせずに、原稿料が入るたびに充実させてきたとあります。
運良く俵さんが在宅しており、本書の購入と同時にサインを頂きました。その時に少しばかり会話をしましたが、本当にエネルギッシュな人であると感じました。その後に美術館内にある食堂で、美術館の特別料理とコーヒーをいただきました。
帯には「挑戦することは新たな生きがいを生む」と書かれておりますが、本書の内容も著者の新しいものへの挑戦の歴史が書かれています。パソコンそして陶芸、美術館の建設、そして村おこしなどです。そしてそれらをみな成功させていくには、一つは本人の努力もありますが、人と人との出会いをとても大切にしてきたことが、大きな要因になっているように感じました。それを思うと、老いるのも決して悪いことばかりではないな、と言う気持ちになってきます。それは俵さんが言っている「今日がいちばん若い」という考えにつながるのだと思います。
文・高田朱夏
■■■■■■■■■■■■■■■
表紙 「岩舟山 」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森3月号■
としこの巻頭詩………………………3
イメージサークル……………………4
ヤンバルのー子の青春レストラン…5
特集「グレープロードをゆく」……6
風の独り言…………………………16
書評/絵本紹介……………………17
三鴨の窓辺から……………………18
各市文化会館情報…………………20
インフォメーション………………22
[映画・CD・ビデオ・コンサートetc.]
イベント情報/協賛店マップ
■■■■■■■■■■■■■■■
【本文抜粋記事】
書評
決断力
俵 萌子 著
海竜社 刊
休日が久しぶりに素晴らしい秋晴れに恵まれ、さらに特別な用事も無かったので、妻と一緒に赤城山山麓にある俵萌子美術館を訪れました。これは昨年に佐野市で俵萌子さんの講演会を聞き、その時にぜひ一度は行ってみたいと思っていたからです。ほぼ一年ぶりに希望が叶えられました。
赤城山の鳥居をくぐり山頂に向かって車を進めると、道路から少し入った所に俵萌子美術館がありました。美術館の横は自宅になっており、もちろん部外者は立ち入り禁止です。そして美術館の後ろは陶芸をやるスペースになっていました。中には入りませんでしたが、炉もあるそうです。講演会の時に小さな美術館であると聞いていましたが、予想していたよりもさらに小さく感じました。でもこぢんまりしながらも、俵さんの個性が感じられる美術館ではありました。本書の中でも、銀行からお金を借りるなどしないで無理をせずに、原稿料が入るたびに充実させてきたとあります。
運良く俵さんが在宅しており、本書の購入と同時にサインを頂きました。その時に少しばかり会話をしましたが、本当にエネルギッシュな人であると感じました。その後に美術館内にある食堂で、美術館の特別料理とコーヒーをいただきました。
帯には「挑戦することは新たな生きがいを生む」と書かれておりますが、本書の内容も著者の新しいものへの挑戦の歴史が書かれています。パソコンそして陶芸、美術館の建設、そして村おこしなどです。そしてそれらをみな成功させていくには、一つは本人の努力もありますが、人と人との出会いをとても大切にしてきたことが、大きな要因になっているように感じました。それを思うと、老いるのも決して悪いことばかりではないな、と言う気持ちになってきます。それは俵さんが言っている「今日がいちばん若い」という考えにつながるのだと思います。
文・高田朱夏
■■■■■■■■■■■■■■■