コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

ほめる

2004-12-10 13:22:28 | 
学生の発表を褒めることは滅多にない。
ところが、ここ何回か、なかなか出来の良い報告があって、褒めちぎった。
さて、効果は如何に。
静岡大の学生は、潜在的な能力が非常に高い。それはここに来てからずっと感じていること。
問題は「潜在的」であり続けてしまうところにある。
大都市圏の学生・院生で私が知り合う機会があるのは、それなりに学問をする気のある人たちに限られるので、一般化はしにくいが、やる気はあっても、???と言う場合がかなりある。
つまり、静岡の学生の課題は、やる気を持たせることであり、「大都市圏の」学生は、技術や知識を確かな物にする指導、ということになる(あぁ、やっぱりやる気のない学生と知り合う機会がないだけなんだろうな)。
どっちも指導者の問題、育て方としての「褒める」「貶す」と言うことが深く関わっている気がする。

この前ある学生の発表を褒めたことは、他の学生にとってもとても励みになったとも聞いたけれど、一方で、もっと前にきつく言われた学生は随分凹んだかも知れない。なやみどころ。

ひとクラス50に満たない学生でも、全員を等しく高いレベルに持っていくのはとても困難だ。それでも、とにかく自分で動けば楽しいことは沢山ある、と言うところに、まず持っていくことが大事。
その次に、必要な技術をちゃんと身につけさせること。

褒めて満足させたくはないけれど、まずやる気、と言う意味では、もっと褒めることが大事なのかな、友。
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