次の日は、オプショナルツアーで、花巻から電車で釜石に行きました。
プラットフォームサービス㈱が釜石で支援している現場を見せて頂きました。
◆牡蠣養殖漁家の支援(里海プロジェクト)
一つは、牡蠣養殖漁家の支援です。この地域では、牡蠣養殖が盛んだったとのことですが、すべて流されてしまい、多くの漁家は、すぐに現金収入につながるわかめやホタテの養殖に向かったのに対し、二人の若い漁家がこのままでは、牡蠣の伝統が無くなってしまうと、牡蠣養殖に取り組みました。
これを里海プロジェクトとして、寄付をつのり、漁船、牡蠣の種、牡蠣を洗う機械などを購入することや、しばらくは収入がない間の生活を保障する(たぶん)ことや、販路開拓などを支援しています。
昨年は、まだ出来が不十分だったとのことですが、今年は、大分成長しているとのことでした。
プラットフォームサービス㈱は、地元支援のために㈱釜石プラットフォームも設立し、一人常駐しています。
里海プロジェクトは、寄付という形を取っていますが、実際には、「無利子貸付金」という制度らしい。元本を返すまでに復興するぞという意味を込めているという。投資ではないので、寄付金に見合う海産物などが得られるわけではない。
支援、応援に行ったつもりですが、漁船に乗って、養殖のいかだまでご案内頂き、そのあとは、牡蠣、ホタテ、ムール貝、シャケ、わかめの味噌汁、おにぎりをふるまっていただきました。前日までの雨模様から一転して良いお天気ということもあり、波は荒く、潮もかぶりましたが、楽しませて頂きました。
申し訳ないので、戻ってから、早速サポーターに登録しました。
もうひとつは、キッチンカーです。居酒屋さんなど、店が流され、日銭を稼げなくなってしまったというので、キッチンカーを用意し、そこで、飲み屋やコーヒー屋などなどに営業できるようにしました。
こちらは、プラットフォームサービス㈱と公益財団法人釜石・大槌地域産業育成センターほかが協力し合っているようです。いろいろなところからの寄付金や補助金を得てキッチンカーを用意したようです。株式会社が寄付金を得ると税金など発生するため、公益財団法人を受け手にするなど工夫しているらしい。
現在8台くらいあって、最初からやっていた人のうち、4人が卒業して、本当のお店を持つまでになったそうです。
現在は、基本「おおまちほほえむスクエア」に集合していますが、イベントがあると、うち何台かは、そちらに行くこともあります。
スクエアには、本日のランチには、何屋と何屋がいるなどが書かれています。Uターンしてきてお店(キッチンカー)を始める人も数人いるとのこと。