【高梨沙羅失格に「スーツの計測は検査員のさじ加減ひとつ」筑波大・浅井武教授】
スポーツ工学を研究し、風洞実験などで18年平昌五輪でジャンプのスーツ作製をサポートした筑波大人間総合科学研究科の浅井武教授(65)は「もっと科学的な方法で検査しないといけない」と指摘した。
スーツの計測はメジャーを使った手作業。メジャーやスーツの張り具合で数値は変わる。ジャンプ関係者も「検査員のさじ加減ひとつ。厳しさが違う、誰が検査対象になるか分からない、“ロシアンルーレット”的な要素はある」と話した。例えば、全身のスキャンなどで計測できれば、少なくともばらつきはなくなり不公平感は軽減される。