ヤクルトが育成選手の由規を支配下登録した。背番号11は昨年空き番だったので復帰を期待していた球団の姿勢がわかる。楽天の18(前田中将大)、広島の18(前前田健太)、オリックスの51(前イチロー)も空き番のまま。功労者への配慮は評価したいが、長く塩漬けにしておくより活躍が期待される選手がつけたほうがいいと私は思う。オリックスなら51を駿太あるいは吉田正尚につけさせることで球団の期待は本人やファンにダイレクトに伝わる。
巨人は1、3、4、14、16、34が永久欠番になり、若手の多くは30、40、50番台の重い背番号を背負わされている。橋本到32、岡本和真38、重信慎之介43、立岡宗一郎58はいかにも重い。
たとえば1、3、4、14、16、34は「王貞治の1」「長嶋茂雄の3」というように名前とセットにして球団のホームページで顕彰する。永久欠番のないパ・リーグでもオリックスは「イチローの51」、楽天は「田中将大の18」、西武は「稲尾和久の24」という形で顕彰する。巨人の3は長嶋だけでなく千葉茂だってつけていたのである。「千葉茂の3」も顕彰すればいい。阪神の10を藤村富美男しかつけていなかったというのはどう考えてもおかしい。