小関順二公式ブログ

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大谷翔平の与死球がソフトバンク戦好投の秘密

2016-07-03 19:36:47 | 2016年プロ野球

 7/3、大谷翔平(日本ハム)がソフトバンクを8回無失点に抑えた。序盤のストレート狙いを察知するとカーブ、スライダー、フォークボールを主体にした投球に組み立て直し、3回以降の7イニングを被安打2、奪三振8に抑え、チームに07年以来の10連勝をもたらした。

 この日の無失点で防御率は1点台(1.90)に突入するが、注目するのは死球の多さだ。昨年3個だったのが今年はすでにリーグ1位の7個を記録。圧倒的な球威を持ち、これを相手打者にぶつける怖さもあるだろう(フォークボールでも140キロ台中盤)。しかし、天敵とも言えるソフトバンクを超えるために何が必要か考えたとき、「内角攻め」という答えが出たのだろう。今日のピッチングで今季のソフトバンク戦の成績は次のようになった。昨年の成績と併せて紹介する。

 2015年 4試合、12敗、防御率6.58

 2016年 3試合、10敗、防御率1.74(与死球4

 ソフトバンク打線への与死球4は圧倒的多さで、他ではオリックス2、中日1のみ。唯一苦戦していたソフトバンク打線を抑えて死角がなくなりつつある(写真は163キロを計測した巨人戦のもの)。



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