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忘れられぬ人々

2005-08-15 12:13:57 | TV、DVD、ビデオ
 昨夜、ぼんやりとチャンネルNECOで放映された『忘れられぬ人々(2000、日本)』を見た。

 監督は篠崎誠。出演は三橋達也、大木実、青木富雄の3人が主軸で、戦友だった彼らが戦死した仲間の孫娘に出会い、思いもよらない出来事に巻き込まれていくといったストーリー。8月といえば戦争映画が数多く放送されるので、この作品もその一環だろうと思い込んで観てしまいました。

物語の序盤では、戦友の死に直面したというトラウマや、命を救ってくれた仲間のエピソードを交えた回顧的な内容だとばかり思っていた。しかし、徐々に意外な方向へと展開する様。タイトルから迂闊にも想像してしまいましたが、決してほのぼのとした老人映画ではなかったのです。

 心理サスペンスだと思っていたら実はSF宇宙人映画だったとか、青春回顧映画だと思っていたら実はSF侵略戦争映画だったとか、SF映画だと思っていたら実はアクション映画だったとか・・・多分、この手の部類に属するような気もします。こうやって騙されることが、最近好きになってきました。

 『忘れられない人(1993、米)』などはすっかり忘れてしまっているし、『フォーガットン』などは、年内にも忘れ去ってしまう映画だろうと思っていましたけど、ずっと記憶に残ってしまうという矛盾もある。この映画『忘れられぬ人々』はいつまで記憶に残るであろうか・・・

 一つだけ気になったことがありました。死んだ金山二等兵はたどたどしい日本語でしゃべるため、明らかに朝鮮人だとわかるのですが、この事実は映画の中で一切触れれていないのです。見落としてる何かがあるのかなぁ。

★★★★・

忘れられぬ人々

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2 コメント

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忘れないさ (しん)
2005-08-16 10:49:23
友の仇を討つため、一人戦いに向かう主人公。彼が家を出ると、戦場で疫病神と呼ばれていた軍医が待っている。

二人に言葉はいらなかった。お互いにニヤリと笑うだけで全てが通じ合った。



無駄にアドレナリンがあふれ出す名シーンだった。

5年前の映画なのに、今でも笑いながら語れる文字通り忘れられぬ人々でしたよ
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かなり残ります (kossy)
2005-08-16 12:25:57
>しん様

『おかえり』もインパクトありましたけど、

これは別の意味でインパクトがありました。

役者が三橋達也じゃなくて、菅原文太だったらインパクトはどうなったのであろうかと、一人妄想しています。



リアルタイムで鑑賞して、笑いながら語り合いたかったです(笑)鑑賞中には笑えない内容なのに、不思議です。
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