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NHKスペシャル 危機と闘う・テクノクライシス 第2回「軍事転用の戦慄ロボット」

2006-07-10 23:33:23 | TV、DVD、ビデオ
 軍事ロボットがここまで進んでいたことに驚愕!

 実際に無人ヘリや無人偵察機、プレデターという攻撃用ロボットなどの映像をまざまざと見せつけられた。イラクの武装集団を攻撃するところなんて戦争ドキュメンタリー以上の恐怖を感じてしまう。実際にロボットが人を殺す映像なんですよ!思わず、「人間が人間を殺す時代がなつかしいぜ」と言っていた『アイ、ロボット』のウィル・スミスを思い出してしまいました。

 イスラエルでは70年代から無人機を使っていたようですし、アメリカもイラクにおいて“自国の兵士を死なせたくない”ので実戦で使用してしまった。大量破壊兵器や生物化学兵器が非人道的だと主張しながら、ロボットによる戦争を主張するブッシュが不気味に映る。そうか・・・とうとうロボット企業USR、スカイネット、オムニ社が稼動してしまったんだなぁ、と虚しくなってしまいます。「こいつら、もっとSF映画観ろよ!」とか「ロボット三原則を守れよ!」と叫びたくなってきます。そろそろ真剣に「ロボット三原則」を国連で決めてもらいたいものです・・・偵察ロボットとか、爆発物処理ロボットとかを認めてもいいけど、手榴弾を発射するロボットなんて・・・

 シンガポールで行われた最新兵器ショーのプレゼン映像を見せながら「これはSF映画ではありません実際の映像です」と訴える兵士を見ると気分が悪くなってきました。この映像をテロリストが見たら、このショーの会場に爆弾を仕掛けたくなること間違いなしですよ。

 重い物でも楽々持てるという、筑波大学で研究していたロボットスーツ。米国防総省でも研究していたが、そこから技術を参考にしたいとオファーがあったらしい。どうでる?筑波大学山海教授!とハラハラしてしまいましたが、愛読書であるアシモフの『われはロボット』を引っ張り出して「断った」と言ったときにはホッとすると同時に、あくまでも平和利用を目指す教授の考えに感動してしまいました。再放送もあると思うのでSF映画好きの方はぜひ!

http://www.nhk.or.jp/special/onair/060710.html


【再放送予定】
7月24日(月)深夜【火曜午前】0時~0時59分

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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロボットスーツ (そーれ)
2006-07-11 00:25:03
ジムでバイクこぎながらずっと見てました(笑)

ロボットスーツ、色んな映画や漫画を思い出しましたよ。

パワードスーツっつう名前でよく出てきますけど、もうすぐ実用可能だと思うとやっと20世紀に描かれていた21世紀像に近づきつつあるみたいな、ワクワクしました。

そういえば、あんなに小さなスーツを動かすのにも苦労してましたけど、エイリアン2の巨大なパワードスーツってどうやって動かしてたんでしょうね。

凄く制御が大変だったろうなぁ…。
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パワードスーツ (kossy)
2006-07-11 08:36:37
>そーれ様

トレーニングしながらでしたか・・・パワードスーツがあれば、こんなトレーニングも必要ないのに、などと俺だったら投げ出したくなるかもしれません(汗)

『エイリアン2』を思い出すなんてさすがです!俺なんて『未来少年コナン』とかFFシリーズを思い出してしまって・・・

大型特殊車輌みたいものを想像してしまったのに、センサーを体に貼り付けるだなんて・・・自分の頭では理解不能なところまで科学が発達してたんだと・・・あぁ、もう一個頭がほしい・・・
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血の通わぬ未来 (たましょく)
2006-07-11 10:22:14
 ども、たましょくです♪



 なんだか、凄い内容ですね。実際の放送は

見逃してしまったのですが、読んでいるだけ

で痛ましく思えます。



 追記:しばらくブログの方、休止すること

にしました。少し充電してから再開します♪
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ロボット (kossy)
2006-07-11 12:17:53
>たましょく様

さすがにスカイネットは1997年という設定だったし、もう過去になりましたが、このままいくと未来は恐ろしいことになりそうです。

人工知能をつけたロボット兵器も多いらしいので、殺人犯はロボットだった!などといった恐ろしい事態が想定されますね。言い訳もちゃんとマニュアル化されていて「あれはロボットのやったことだから」「ちょっとした誤作動で」「回路に不具合が生じまして」等々いくらでも考えられます。

そいでもって、判決で死刑が宣告されてもロボットが壊されるだけだし・・・・



夏バテに気をつけて、充電期間にゆっくり静養なさってくださいね。
返信する
Unknown (織彦)
2006-07-11 15:25:09
ロボット同士のバトルもありえますね。

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ロボット同士 (kossy)
2006-07-11 21:50:13
>織彦さま

それも感じましたね~

『ターミネーター2』の世界ですね。

ロボット基地への攻撃がかなり重要な戦略とかになったりして、人間を傷つけないのならいいのですが・・・
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こわいですね (ロキ)
2006-07-13 07:11:51
「効率的に人を殺す」という考え方の延長線上にある話なのでしょうね。ぞっとしちゃいました。

再放送見てみようと思いました。



それと、全然関係ないけどプロフィールの画像がかなりイケメンになってますね。
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大量殺戮 (kossy)
2006-07-13 09:53:08
>ロキ様

仰るとおり、効率的に相手兵士を殺す兵器です。

だけど、民間人も殺してしまいます。

考えてみると核兵器や生物化学兵器と変りありません。



とにかく再放送をご覧になってください。

最初の映像でショックを受けてしまいますよ~



プロフィールの画像、俺よりも床屋へ行くペースが早い奴なのです。。。

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Unknown (mimu)
2006-07-13 11:29:04
こんにちは。

トラックバック、ありがとうございます。



本当に「最新兵器ショー」なんてものは、「死の商人」だと思いますね。



昔は戦争での技術革新が、民生技術を革新して「戦争が少しは人類のためになってると思えば、救い」と思っていたのに、今では民生技術が戦争の手助けをしている。。。。



ほんとに恐ろしい現実です。



飛行機が好きな自分ですが、現代のハイテク戦闘機よりもレスプロ機に惹かれるのは、「破壊への技術」が人間の理性を超えてしまっている現代の最新鋭機へのアンチテーゼかもしれません。
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兵器ショー (kossy)
2006-07-13 13:48:52
>mimu様

こちらこそ書きこみをありがとうございます。



まさしく「死の商人」の集まりでした。

客の中にもちょっと軍オタっぽい人がいたので、そちらも不気味に感じました。

無人偵察機くらいだったら、衛星でもそうなんだし違和感も感じなかったのですが、発砲までしたら、今までの価値観を覆しますよね・・・・



ハイテク機といえば、昨年の映画『ステルス』もそうだったのですが、機械に殺される世の中になってきたのだと、虚しくなってしまいますよね・・・
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