コタロウとママのつれづれ日記

パピヨンコタロウとママの日々のあれこれ
そしてコタロウが命いっぱい生きた記録です。

やっぱり

2021-05-14 | 肥満細胞腫
コタロウの鼻づまり。
花粉症じゃない。
副鼻腔炎でもない。
鼻の中にやっぱり何かあるみたい。
表面のできものはじわじわと
とてもゆっくり広がっているけど
中側は中側で徐々に何かが育っているよう。

寝転がっているコタロウの鼻の中に光が当たって
うっすら中が見えた


左右の鼻の穴の中が違う。


今は鼻づまり。
水のような透明のサラサラの鼻水。
鼻ちょうちんが出る。
くしゃみはたまに。
寝ていて、鼻づまりで苦しそうに起きることがある。
つらい思いをさせてはいるけど、
総じて「普通」の状態が多いので
医療についてはまだ踏み切れない。
鼻の肥満細胞腫を持っているから、というのが理由。

鼻腔内腫瘍は悪性の場合が多い。
何なのか調べるにはCTとか。
確定診断には全身麻酔で細胞診。
その細胞診では大出血のおそれもある。
治療は抗がん剤や放射線。
私がやらない、と決めた道に進んでしまう。

それでも予後は悪く、完治を目指すものではなく
余命を伸ばすためのもの。

ならば、検査もなしでこのまま今の生活を続けたい。
行けるところまで行きたい、という気持ち。
これは私のエゴなのか。

コタちゃんはどうしたい?
ママは間違っているのかな・・・
ってずっとコタロウと話してました。



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3年

2020-10-04 | 肥満細胞腫
コタロウが肥満細胞腫と診断されて
今日で3年です。




2年前の今日


今でも、
会社のエレベーターホールで聞いた
コタロウの検査の結果
あの日のことははっきりと覚えています。
ほとんど眠らずに病気について調べたことも
治療をどうするか悩んだ日々も。

1年目はとにかく不安で、気持ちも定まらなくて、
2年目は、私にとっては特別な期間だったので
正直、息を詰めるような思いで迎えました。

3年目は。
コタロウが大きくは体調を崩すことも無く
思えば、一番安定していた年のような気がします。
私が忘れっぽいだけかしら。

コタロウの鼻の出来物は
少しづつ育ってしまっている。
息苦しそうな逆くしゃみも、いびきもある。
疲れやすくなったなぁ
寝てばかりよねぇと思う。

でも、コタロウは
とても大きな病気を、不治の病を抱えているようには見えない。
悲壮さをにじませることも無く
毎日を、いつも通り、淡々と
食べて寝て遊んで甘えて生きている。

コタロウのクンクン鳴く声で目を覚まし、
ご飯を用意すると毎度クルクル回って喜んでくれて、
コタロウの散歩なのに、なぜか私が付き合ってもらっているような散歩をして。
私のそばでよく転がって寝て、
私が鼻をすすると膝に手を置いて顔を覗き込んでくる。

なんでもない毎日を繰り返す。
それが、私にとってどれほど幸せなことか。



2年を過ぎてひと息ついて
これからの毎日は
神様からのプレゼントだと思ってきたのだけど、
コタロウからのプレゼントでもあった。



ありがとう。
大好きよ。



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鼻の出来物を気にしている?

2020-09-10 | 肥満細胞腫
コタロウは前足を舐めるクセがある。
いくら注意しても、ふと思い出したように舐めている。

前足を舐めるのって
・前足に異変(違和感)がある
・ストレス
・ヒマだから  とか言われる。

今のコタロウは、たぶん、ヒマでさらに習慣(クセ)なんだと思う。
習慣になったのは、お留守番時代のストレスなんだろう。
毎日一緒にいるようになっても、習慣は習慣なんだろう。

後ろ足舐めがブームの時もあって
指間炎になってしまったこともあった。

腫れ方がひどくて
エリザベスカラーをつけて防御したり
散歩の時は靴下を履かせた。
もしや、肉球の中に腫瘍ができたのか、と心配もした。
塗り薬とか出たけど、結局いつの間にか治った。

今は前足。
足を舐めているというより、顔をぬぐってそれを舐めている。
ひところ、涙やけがひどいときもあったのだけど最近涙は出ていない。
今はクセで舐めている感じ。
やはり肉球が赤くなっている。
皮膚がただれるほどの病的な舐め方ではないので
注意はするけど、言われることがストレスになるのだろうと
あまり口うるさく言わないようにした。
寝入りばなも前足を舐めている音がする。
気になるがじっと耳を澄ましていると
いつの間にかやめて寝入っている。

そんな日々が続いていて。

昨晩・・・
前足を舐め・・・るのではなく、とにかく顔をぬぐっている。
数歩歩いては立ち止まり、立ったまま顔をぬぐっている。
よく見ると片側だけだ。
・・・出来物のある側だ。
コタロウの鼻を見ると、出来物が若干赤みを帯びているような。
痒いのかな。とにかく違和感があるんだね。


写真では全然わからないでしょう。
モロわかるようになったら平常心でいられるか。


やめていた紅豆杉茶をまた再開。
気休めだとわかっていても試さずにはいられない。



ちょっとジャーキーのかけらを混ぜてあげると
水のように自然に飲んでくれる。
人用で大量に煮出すので私もご相伴にあずかる。
美味しく、気休め、しよう。




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先日の病院で

2020-09-07 | 肥満細胞腫
雨だろうと思っていたのに
5時に目覚めると陽が出てた
天気予報を見ると9時から雨の予報だったので
ゆっくり支度して6時から散歩に出かけたら
10分もしないで雨が降り出した
コタロウがちょうどうんしたのでダッシュで帰宅。
ラッキーだったのかアンラッキーか・・・
とりあえず、うんできたからOKか

台風10号は九州を少し反れたために
甚大な被害にならずに本当によかった。
なぜか東京に竜巻注意報が出たりして
台風の影響は広範囲にわたっている。
こちらも台風みたいなすごい風。

今日はコタロウと家こもり(いつもだけど)。
で、つらつらと考えてた。


先日の病院で、
コタロウの肥満細胞腫のことを先生と少し話した。
希望の治療については先生にお話ししてあったのだけど
私の考えが少し甘いことがわかった。

実はコタロウの鼻の出来物はちょっと大きくなっている。
ほんの数ミリだけど。
これまでの経過を見る限り、進行の速度からも悪性度は低いのでは、と思っている。
(取って病理に回さないと確定診断は出ないからあくまでも希望的観測)

コタロウはよくくしゃみをして、出来物のある方の鼻から透明の鼻水がピッと飛んでる。
逆くしゃみもよくして、ちょっとはしゃいだりするとグーッグーッと苦しそうになる。
そのたびに、鼻の脇だけでなく、中側にも何かあるのかも、と不安になったりする。

だから、血液検査で炎症反応は低かったので
身体の中で何か炎症が起こっているということは、
今は気にしないで大丈夫と言われてホッとした。

先生に鼻の出来物が少し大きくなっていることを話すと、
見た感じ今すぐどうこうという話ではないと思うけど、
この病気の性質上、いつ急に進行しだすかはわからないと言われる。

わかっていることだけど・・・やっぱりね。
宣告からもうすぐ3年。
何の治療もせずに普通の生活をしてきて、
その間には、出来物が枯れたようになった時期もあって、
だから、もしかしたらこのままおとなしくしてくれて
コタロウは老衰で生涯を終えることができるのではないか、などと思うこともあった。
でもガンなんだもん、何もしないで消えるわけなかった。
そして、ジワリと育ち始めた感じ。

もしも、この出来物が大きくなって、
食事や呼吸など生活に支障をきたすようになってきたら
転移を覚悟でマージンをとらずに出来物だけ切除していただけますか、と聞くと
この部位は、腫瘍だけ切除というのは大量出血に繋がり
手術の段階で命を落とす可能性が高いので腫瘍が暴れ出してからの切除はできないと。
かといって今、切除するとしたら大きくマージンを取らないと意味がないので
手術後のQOLは下がりコタロウに負担がかかってしまう。
コタロウの状態を見る限り今の段階で手術はすすめない。
腫瘍が大きくなってきたら分子標的薬を使うことを考えた方がよいと言われた。

そうだった。
どうしちゃったんだろ、私。
でも、分子標的薬を使ったら、絶対に腫瘍が小さくなるというわけではない。

私はただ、コタロウがご飯を食べて遊んで私に甘えて、
いつも通りの平凡な生活をできるかぎり長く送らせてあげたい。
痛い苦しい思いはできるだけ短くしてあげたい。
それだけなのだけど。

あまりに普通の生活ができてたので平和ボケしちゃってた私の頭。



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肥満細胞腫の子を持つ方へ

2019-10-05 | 肥満細胞腫
コタロウは
肥満細胞腫と宣告されてから2年という月日を
元気に迎えることができました。

2年前、私は肥満細胞腫という病気があることさえ知りませんでした。
コタロウがこの病気になって、私なりに病気のことをたくさん調べました。
病気がどんな性質のものか、治療法や、お薬や、完治できるものなのか、
・・・余命も。

そして、肥満細胞腫のワンちゃんのブログもたくさん見てきました。
私にとって、動物病院のサイトより、病気についてのQ&Aより
支えになったのは、飼い主さんが書いているブログでした。

手術をしての経過、抗がん剤を行っての経過、
食事や、サプリメントや代替療法。
参考にさせていただいて、コタロウにしていることもあります。

同じ病気でも、年齢や病気の進行度によって治療方法も違うし
これが正解、というものがないのが本当のところです。

病院が行う標準的治療は手術、抗がん剤で、まあ一つなんですけど、

私はそれを簡単に受け入れられずに
他の道を求めて苦しみ、それは今も続いています。
ただ、今は2年前よりも少しおだやかな心を持てるようになりました。

2年。
私が拝見してきた同じ病気の子たちのおよその闘病時間です。
もちろん、私が見つけられないだけで
もっと長生きの子や、もしかしたら寛解した子もいるでしょう。

でも、私にとって2年という時間は
越えたくて、でも進んでいくのが、近づくのが怖い
そんな時間でした。

無事にこの2年という時間を過ごして、
私がしてきたことは、
たった一つの正解ではないけれど
そうそう悪い道ではなかったのよね、と思えたので
どんなことをしてきたのか書いてみようと思いました。
2年前の私と同じ思いでいる方に
少しでも寄り添うことができたら幸せです。
(前置き長っ!



 ご飯はできるだけ手作り

 自分が口にできる素材で作る安全なものを食べさせてあげることは大切だと思うので、
 本当は完全手作りをおすすめします。
 しかしながら、うちは「完全手作り」ではないです
 栄養バランスに自信が持てないのと
 非常時に手作り食ができない時のことを考えて
 カリカリもあげています。
 コタロウがカリカリも喜んで食べてくれるから、というのが大前提です。
 
 参考までにわが家のメニュー

 コタロウは3kgのパピヨン。1日2食です。

 1.カリカリ「みらいのドッグフードのガン療法食」5g
  コタロウはのどごしで食べるので(笑)半分はおもちゃに入れて遊びながら食べさせ、
  半分は歯磨き効果もあると言われる?マウスクリーンパウダー(乳酸菌)を
  まぶしたものを手から数粒づつ与えています。

 2.手作り食
 ・茹でささみ(又は生秋鮭や生たらを茹でる)15g
 ・豆腐 5g
 ・ブロッコリースーパースプラウトひとつまみ
 ・大根おろし 7g
 ・さつまいもやかぼちゃ 7g 
  が主なもので、もやしやブロッコリーを代わりに入れたりもします。
  肉魚を少し減らしてK9ナチュラルビーフを加えることもあります。
  
  そこにサプリをトッピング。
 ・コセクイン
 ・ダイジェストエイド
 ・ニューヌクレオエンジェルかアンチノール
  全部混ぜて1食35~40g
 
 3.メシマコブスープ
  ファンケルのメシマコブを白湯に溶いてあげます。
  かつおぶしやササミジャーキーの粉などで風味をつけて。
 
 4.ヨーグルト1さじ

 カリカリ~手作り食~メシマコブスープ~ヨーグルトのコース料理です
  
 流れ作業でやるとそれほど時間もかからないし、
 コタロウは毎度毎度めちゃくちゃ喜んでくれるので
 楽しみながらやっています。

 ただし、サプリは本当に微量で。
 ワンちゃんにとって最大級に嬉しいイベントであるご飯が
 サプリ味にならないように。
 過ぎたるは猶及ばざるが如し、とも言いますしね。 
 
 ご飯が合っているかは、うんちの状態で確認するとよいかと。
  
 そして、何より大切にしていることは
 「喜んで食べてくれるか」です。
 どんなに身体によいと言われるものでも、コタロウが喜ばないものは出しません。
 たとえガンが治ると言われても、コタロウが顔をそむけるようなら
 泣きながらあきらめます。
 大喜びで食べるご飯だからこそ、栄養として身体に取り込まれると思うから。
 
 ※ご飯については模索中で、まだ改善の余地ありと考えています。

 マッサージ

 マッサージというよりボディタッチかしら。
 腫瘍の部分は触ってはいけないけど、
 優しく撫でるように、全身をよく触っています。
 よく、コタロウを私のゴッドハンドで落としてます
 「手当て」には効用があるともいいますし、
 なんちゃらビームが出ているような気がするのです(笑)
 何より気持ち良さそうにウットリしている姿を見たら
 私がやめられません

 へそ天で転がったらお腹にハーッと息を吹きかけて温めながらさすってあげると
 白目で天国気分になります(コタロウだけか・・・)

 ストレス軽減につとめる

 ・ストレスの種を減らす。TVや話し声の大きな音、急な動作
 ・無理強いしない。苦手なことに慣れさせようとしない。
  慣れなくてはいけないことなんて、それほどないから。
 ・怖いものから守ってあげる(花火や雷の時は抱っことか?)
 ・できるだけ一緒にいられる時間を増やす
 ・甘えさせてあげる。犬の甘えなんて可愛いものです。
  決して増長なんかしないし、可愛い顔つきになります  


まとめると、

美味しいご飯で喜ばせ
ボディタッチでウットリさせ
怖いものから守ってあげて
できるかぎりストレスの少ない生活を叶えてあげること。
 
でしょうか。

そして、

これは問題発言かも、なので小声で。
動物病院を妄信しない。
病院と密接になりすぎない。


自分が納得できないことはしない。
が大切かなと思います。
とても不安だし、怖いから、知識のある先生の言う通りにした方がいい気がするけど、
その方が少し気持ちが軽くなると思うけど、
自分がしっかり受け止めて、よく考えることが大切かな、と。

どう病気と闘うか、と考えると、この子の身体に負担をかける治療を選ぶことになり、
どうしたら治るのか、と考えると、完治という道はほとんど見当たらない。
この子とどんなふうに一緒に生きていきたいか、
その道々はどんな生活をさせてあげたいか、
という考え方にしてみると、厳しい現実の中でも
少し心おだやかになれるような気がします。

こんな生活をしながら、
コタロウは
手術も抗がん剤もせずに
2年を過ごすことができました。

同じ病気のワンちゃんたちが
美味しく楽しく幸せな毎日を
大好きな飼い主さんと一緒に送ることができますように



長文、失礼しました

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