朝のコタロウと夜のコタロウ

朝。

慌ただしく支度をする私。

コタロウにご飯あげて
お水取り換えて
ケージ掃除して・・・

コタロウはおりこうにご飯完食。
トマト水おかわり

朝は、ギリギリのギリギリまで
コタロウをケージに入れない。

仕事の荷物もまとめて
着て行く洋服も決めて
ラジオつけて
おもちゃにおやつを詰めて
あとは着替えるだけになってから

さぁ、コタロウに声かけようと
コタロウを見ると
その私の仕草で察したように
ケージに向かって歩き出す。
そのコタロウに
「コタロウ、ハウス」と
一応言って、
「ありがとね、コタロウ」
と頭をなでる。

朝は本当にすんなりと
ケージに入ってくれる。


夜。

夜ももちろん、
ギリギリのギリギリまで
コタロウをケージに入れない。

洗いものも終わり
歯磨きもして
あとは着替えるだけになってから
「コタロウ、ハウス」と声をかける。

が、コタロウびくともしない。
もう体がラグと一体化してる。
かといって、電気を消してベッドに行くと
ベッドのふちに手をかけて
ずっと立っちでいるんだから
やっぱりケージに戻さなくてはいけない。

自分で入らないから
毎日抱っこでケージへ。
その抱っこも
イヤイヤでなかなかさせないから
毎晩、結構な時間がかかる。
そして、抱っこ→すぐケージはかわいそうで
抱っこしたまま部屋の中を少し歩きまわる。
コタロウは時々甘えた顔で私を見上げる。
眠くて眠くて仕方なくて、
コタロウをケージに入れると
私は倒れ込むようにして
眠りにつく。

どうしてこうも
朝と夜で違うのだろうか。

コタロウはわかってるんだよね。
朝はママに時間がないことを。
夜は少しぐずって甘えても
ママが相手してくれることを。
夜しか、甘えられないもんね。
コタロウなりに、考えてるんだよね