今年に入って曾野綾子さんの本を読み始めた。
「新しい生活」という本が最初だった。
終活をなんとなく始めている私にとてもいい気づきを与えてくれて、
すでに11冊読ませていただいた。
現在90歳、人生の大先輩の話は参考になることが多い。
先の不安がちょっと和らぐというか。
何事にも出会うタイミングってあるものだと思う。
もっと若いころに曾野さんの本を読んでいたら
もしかしたら私は生き方を変えてしまっていたかもしれないなって思ったから。
変えていたら、その人生はそれで良かったかもしれないけど。
今なら、これから先の人生についての気づきを得る
という穏やかな影響を受けるくらいだ。
私は自分なりに人生を生きてきて、そこそこ大人になったから。
しっかりきちんと大人であるか自信はないけど。
コタロウや親や自分の老いや、命の終わりを怖くて正視できない私がいたけど
少しずつ、受け止める心の準備ができるようになっている気がする。
母はたくさんの病気をして、体も不自由になって
長いこと、数十年も大変な思いをしている。
辛くて死んだほうがましだ、という母に
そんなこと言わないで、さびしいよ
いてくれるだけで嬉しいんだよってずっと言い続けてきたけど、
それは、母にとってはつらいことだったかも、と思う。
自分の身に起きたら、到底耐えられないほどの大変さなのに
まだそばにいてほしい、自分の気持ちを押し付けてきた。
今は、いつその時が来ても、
今まで本当におつかれさま、ありがとうと心から思える。
これまでの健闘を称え、拍手で送りたいくらいだ。
母は私たちにそう思えるだけの長い時間をくれた。
(母はまだ今のところ大丈夫だと思う。目下の心配事は
2度目のコロナワクチンを無事に摂取終えられるか、だ)
同じことをコタロウにも思えるように。
もちろん、目の前のコタロウに全力で向き合っていくのだけど
その時がきたら、コタロウの一生に拍手を送れるような
難しいけどそんな私になれたらなと思う。
幸せなことに身近な人をまだ見送ったことのない私に
生きることの延長に、日常の中の死を曾野さんが教えてくれた。
ちょっとだけ、怖くなくなった。
必要なタイミングで必要な出会いがあるものだ。
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「新しい生活」という本が最初だった。
終活をなんとなく始めている私にとてもいい気づきを与えてくれて、
すでに11冊読ませていただいた。
現在90歳、人生の大先輩の話は参考になることが多い。
先の不安がちょっと和らぐというか。
何事にも出会うタイミングってあるものだと思う。
もっと若いころに曾野さんの本を読んでいたら
もしかしたら私は生き方を変えてしまっていたかもしれないなって思ったから。
変えていたら、その人生はそれで良かったかもしれないけど。
今なら、これから先の人生についての気づきを得る
という穏やかな影響を受けるくらいだ。
私は自分なりに人生を生きてきて、そこそこ大人になったから。
しっかりきちんと大人であるか自信はないけど。
コタロウや親や自分の老いや、命の終わりを怖くて正視できない私がいたけど
少しずつ、受け止める心の準備ができるようになっている気がする。
母はたくさんの病気をして、体も不自由になって
長いこと、数十年も大変な思いをしている。
辛くて死んだほうがましだ、という母に
そんなこと言わないで、さびしいよ
いてくれるだけで嬉しいんだよってずっと言い続けてきたけど、
それは、母にとってはつらいことだったかも、と思う。
自分の身に起きたら、到底耐えられないほどの大変さなのに
まだそばにいてほしい、自分の気持ちを押し付けてきた。
今は、いつその時が来ても、
今まで本当におつかれさま、ありがとうと心から思える。
これまでの健闘を称え、拍手で送りたいくらいだ。
母は私たちにそう思えるだけの長い時間をくれた。
(母はまだ今のところ大丈夫だと思う。目下の心配事は
2度目のコロナワクチンを無事に摂取終えられるか、だ)
同じことをコタロウにも思えるように。
もちろん、目の前のコタロウに全力で向き合っていくのだけど
その時がきたら、コタロウの一生に拍手を送れるような
難しいけどそんな私になれたらなと思う。
幸せなことに身近な人をまだ見送ったことのない私に
生きることの延長に、日常の中の死を曾野さんが教えてくれた。
ちょっとだけ、怖くなくなった。
必要なタイミングで必要な出会いがあるものだ。
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