コタロウと一緒にいられるようになった私は、
今までの私と同じような環境に身をおく飼い主さんに想いを馳せている。
私はフルタイムで残業もあったから、コタロウは12時間以上のお留守番はざらだった。
毎日、昼休みに歯磨きしながらトイレの窓から外を眺めては
こんないい天気に散歩に連れて行ってあげたいなと思っていた。
雨が降りそうな夕方に急いで帰っても、帰り着く前に降り出して泣きたくなったことも。
コタロウが吐いても、イベントがあって会社を休めなかったこと。
うんちでお尻が汚れてしまって、出勤前に急いで洗って、その後にお留守番じゃ
お風呂だって嫌いになってしまうわよね。
私の膝に座り込み運動をしていたコタロウ。
私が出かける時、背中を向けてうなだれていたコタロウ。
そんなこんなを思い出すと、今でも泣きそうになってしまう。
そんな生活の中でコタロウは病気になり、私は自分を責めた。
今でもその気持ちは消えてはいなくて、それが自分を苦しめる。
そんな私が言えることではないけれど・・・。
たぶん、ワンオペ飼い主さんは同じようなことを経験しているのだろうな。
元気な子をひとり置いて出かけるのも切ないのに、
病気の子をお留守番させている飼い主さんの気持ちはどんなにか、と思う。
心配で、走って家に帰る。
睡眠時間を削ってワンちゃんとの時間を作っている。
ごめんね、といつもあやまっている。
いつも自分を責めている。
一人で悩んで泣いている。
私はそんな飼い主さんのことを想っています。
まずは、あなたが倒れてしまわないように。
自分の生活をやっていくために、簡単に環境を変えることはかなわない。
だから自分を責めないで、できることを、できるだけしてあげれば、
それで充分だと思います。
病気の子は一緒にいられる時間が限られてくると思うから
その子の好きなことを一緒にしたり、時には一緒に寝てみたり、
いっぱい触れて撫でて、マッサージしてあげて、ちょっと手作りご飯をあげてみたり。
どれも、ワンちゃんのため、のようで実は自分のためになる。
ここまでやった、やれたって、自分の気持ちが満たされるから、
できる範囲でやってみると自分の気持ちが楽になり、ワンちゃんも喜んでくれると思います。
そして、「ごめんね」より「ありがとね」を「ごめんね」より「大好きよ」を
コタロウはまだ体力に余裕がありそうなので、
ワンオペ飼い主さんとそのお家の子に元気玉と幸せ玉を投げてます。
エイエイッポイポイッ
といっぱい投げてます。
ワンオペ飼い主さんにエールを
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