団塊のしっぽが綴る ありのままの田舎暮らし

躊躇いながら近づいてくる未来と、静かに佇む過去のはざまで。

ブログ再開しました。

2019-01-04 | 日々のこと。


良く晴れた日の空と海の青さ。ウォーキングの足も軽やかです。





前回のブログから、もう1年以上が経ってしまいました。
一体、何から書き始めればよいのだろう?
と、思案しましたが、取り敢えず経過報告を。

一昨年の11月に実家の父が末期の胃癌らしいと、ここに書きました。
けれど、それは最初の医師の見立ての間違いで、
詳しい検査の結果、ステージはⅡaであることが判明。
父の強い希望で、12月半ばに全摘手術に踏み切りました。

術後の経過はしばらくは順調でしたので、私も安心して帰ってきたのですが、
やはり88歳の老体に全摘手術は堪えたようで、
退院後の父は次第に食事を摂ることが困難になり、徐々に衰弱し、
桜の花を待たずに旅立ちました。
「老衰と同じように、苦しみのない静かな死でした」という医師の言葉が、
「手術を止めれば良かった」という、私たち家族の後悔を救ってくれました。

とてもいい父でした。
衝突もたくさんありましたが、お互いに理解し合っていたと思います。
苦労もしたようですが、楽しい事が大好きで、前向きな人でした。
笑っている写真が山のようにありました。
満足な親孝行ができなかった私は、それを見て、どんなに慰められたか。


あんなにしっかりしていた母が、父の事がきっかけで、すっかり老いて
物忘ればかりするようになりました。
葬儀が一段落してから母を病院に連れて行って、脳の検査やテストを受けたところ
まだ認知症ではありませんでしたが、一歩手前であることが判明。
取り敢えず、これ以上進行しないための薬を出してもらうことにしました。
足が悪いので、介護保険の申請をし、要支援1の認定をもらい、
すぐにリハビリ専門のディサービスを母と一緒に見学。
母も納得して、そこに通うことになりました。

バツイチの弟は昼間は仕事で、母は弟が帰る夜まで一人で過ごします。
今のところは趣味のサークルやグラウンドゴルフのお出掛けがあります。
でも、この頃はその約束を忘れることもしばしばらしい。
それでも母は、私の所に来るのは嫌だと言います。
住み慣れた場所を離れたくないという母の言い分は、もっともです。

手を抜くことが多くなったみたいですが、家事はそれなりにやっているようです。
ガスの火を消すことも、外出時に鍵をかけることも忘れません。
郵便局で年金もおろせます。会話も普通にできます。
ときどき物忘れをする以外は・・・

どうか、これ以上母の脳の老化が進みませんように・・・
毎日、祈るような気持ちで暮らしています。







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