団塊のしっぽが綴る ありのままの田舎暮らし

躊躇いながら近づいてくる未来と、静かに佇む過去のはざまで。

実家の父が倒れてしまった。

2017-11-15 | 日々のこと。


青空高く、皇帝ダリア。






実家の父が入院しました。
まだ100%ではないけれど、末期の胃癌らしいということです。
ちょっと前まで、すごく元気でした。
それが10日ほど前から食欲がなくなり、大好きなお酒も要らない・・・と。

知らせがあったのは、先週の金曜日の夜。
以来、なにもかも上の空の私。
実家には母と、まるで頼りにならないバツイチの弟がいる。

父は血圧が高いので、1ヶ月に一度は病院通いをしていました。
医者は、何も感じなかったのだろうか?

弟の話によると、父は元気で「今すぐ退院する」と毎日騒いで、
医者や看護師を困らせているらしい。
弟は仕事中に何度も病院から電話を受け、閉口している。
母はすっかり動転して、話にならない。
父も母も、認知症の症状は全くなかったのに、こんなふうに突発的に
訳が分からなくなるのだと驚きました。

父が入院する以前から、私は12月に帰京する予定で、航空チケットの
手配を済ませているのですが、状況によっては早めなくてはならないかも。
なにはともあれ、まだ医師からは検査結果も今後の治療方針も示されていないので
私は弟からの連絡を待って、行動に移すことにしました。

遠くに住んでいると、こんな時にすぐに駆けつけられないのが苦しいです。
ふんだんにお金があれば、何回でも往復できますが、なにしろ
交通費が往復で10万円位かかるのです。そう往ったり来たりはできません。

私は親に対しての心苦しさと同時に、先々の事を悪い方向にばかりシミュレーション
する癖があるので、今は軽い抑うつ状態にあります。
かつて、鬱病で4年近く苦しんだ経験のある私。(癌だけではないのですよ、可哀そうでしょ?)
同じことは繰り返したくないので、ドライブや読書やお笑い番組で気分転換をしています。

ガンバレ、ワタシ。
ガンバレ、パパさん。








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ご近所の困ったさん。

2017-11-10 | 日々のこと。


今年は、柿が豊作のようです。柿は大好物。






近所に、とても元気なお婆さんがいます。
年齢は80歳をちょっと過ぎたくらい。

朝早くから、自分の家の周りだけでなく、道路や住民共用の広場などの
お掃除をして下さる。とてもありがたいです。
お料理もお得意らしく、特にコロッケがご自慢で、夏の暑さも冬の寒さも厭わず、
せっせと作ってはご近所に配ります。
わが家も時々、恩恵(?)に預かります。

引っ越してきたばかりの頃は、この方にいろいろお世話になりました。
まだ親しい人もなく、淋しく過ごしていた私をよくお茶に誘ってくれました。
とても嬉しかった。
でも、それも初めの内だけ・・・
やがて、その方が大変なお喋り好きと分かりました。
うっかりお誘いに乗ると、2~3時間は帰れない。
話の内容は、自慢話と人の悪口。
始めは面白く拝聴していましたが、いつも同じ話なのでこちらもウンザリ。
こりゃ堪らんと、少しづつ少しづつ距離を置いて、
今はめったにお家には伺わないようになりました。

でもね、こちらの心情を知ってか知らずか、いまだに
いろんな物を持ってきてくださるのですよ。
コロッケだけでなく、お手製の漬物や、着なくなった衣類まで。
もちろん、丁寧にお断りするのが一番いい事は分かります。
だけど、「あんたに着てもらいたいと思って」と、わざわざ家まで
持ってきてくださった品物を突き返すことは、
小心者の私にはできないのです。

ホントに、困っちゃうなぁ。
頂いたら、お返しだってしなきゃなりませんし。
頭が痛いです。トホホ・・・





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腫瘍マーカー、無事クリア。

2017-11-06 | 日々のこと。


霧立ち昇る秋の夕暮れ・・・美しい山里の風景です。


稲刈りも済みました。







前回、定期血液検査の結果が心配で心配で・・・と、
小心者の心境を吐露した私ですが、今日、結果が出ました。

腫瘍マーカー、無事にクリアできました((´∀`*))

朝から、あらゆる神様、仏様にお祈りしましたからね。
この気持ち、癌を経験した方ならきっと分かっていただけると思います。

コレステロールの薬は飲むのを止めて、4ヶ月。
今回も、勧められましたが、断固、拒否してきました。
私だって、いろいろ勉強しての結論です。
こんなに賛否両論のある薬を、言われるままに服用するのは躊躇します。
ああ、正解が欲しい!!





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癌を経験した者の宿命。

2017-11-04 | 日々のこと。


先日、紅葉見物に出掛けました。よく晴れた日で、とても綺麗でした。



こちらは、バラ園。バラって、春と秋の2回楽しめますね。






このところ、ずっと気分が晴れません。
何故かというと、定期血液検査の結果が来週分かるのです。

以前ここにも書きましたが、10年前に大腸癌の手術をしました。
それから毎年、きちんと各種の定期検査を受けているのですが、
結果が分かるまで、毎回、半端なくドキドキするのです。

CTや内視鏡検査は、その場で結果が分かるので、
ドキドキも短時間で済みますが、腫瘍マーカーは最低でも1週間。
小心者の私は、その間、ずっと不安を拭い去ることができません。

10年も経ったのだから、もう大丈夫。
自分で自分にそう言い聞かせたり、周りからも言われますが、
そう簡単に納得できるものでもないのですよ、これが。
まだ、生き残っている癌細胞がどこかにあって、転移するかもしれないとか、
また、別の新しい癌がどこかに出来ているかもしれないとか、
碌でもないことばかり考えてしまうのです。

癌という病気の一番嫌なところは、完治したと言われても
よほど芯の強い人でない限り、常に心のどこかに再発の不安を抱えながら
生きなければならないということです。
たとえ基準値以下でも、ちょっとでも数値が上がると、もう心配・・・
下がれば、天にも昇る心地・・・
そんなことの繰り返し。

こんなに憂鬱になるなら、もういっそ検査なんか受けないでいよう。
そうも思うのですが、それも怖くて決断できません。

周りからは、しっかり者だの、気が強いだの言われている私ですが、
この病気に関してだけは、実に情けないほど小心者なのです。
誰にも言えず、毎日クヨクヨ、クヨクヨ。
ほんとに(;´д`)トホホです。

(ブログに書いたら、少し気持ちが落ち着きました)





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